Claude Codeでできること15例とできないこと|非エンジニア向け【2026年9月】

Claude Codeでできること15例とできないこと|非エンジニア向け【2026年9月】

公式ドキュメント・公式発表などの一次情報を確認したうえで、株式会社Nexaが執筆・更新しています。AIツールの仕様や料金は変わることがあるため、導入判断の前に各公式サイトの最新情報もご確認ください。運営会社について

Claude Codeは、パソコン内のファイルの読み書き、コマンドの実行、Web検索、外部ツールとの連携まで行うAIエージェントで、開発以外の業務にも使えます。

  • 要点1: できることは6分野(文書・資料、データ集計、調査、Web操作、定型業務の自動化、開発)。この記事では15の活用例を、依頼文の例と「できる範囲・できない範囲」つきで整理
  • 要点2: 使える場所は、ターミナル、デスクトップアプリ、VS Code・JetBrains、Web(claude.ai/code)、モバイルアプリ。デスクトップアプリならターミナルを使わずに始められる
  • 要点3: 利用には有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)などが必要で、無料プランには含まれない。Proは月額20ドル(2026年9月27日確認)

対象: Claude Codeで自社の業務のどこまでを任せられるかを知りたい経営者・管理職・DX推進担当者

今日やること: 毎週・毎月繰り返している作業を1つ選び、この記事の依頼文を書き換えて試す

Claude Codeでできることは、コードを書くことだけではありません。作業フォルダの中のファイルを読み、編集し、必要なコマンドを実行し、Webで調べ、外部のツールとつながって作業を進めます。依頼は日本語の文章で行います。

一方で、できないことや、人の確認が欠かせない場面もあります。無料プランでは使えず、出力した数字の正しさは保証されず、パソコンの電源が切れている間は手元のファイルを扱う作業は動きません。

この記事では、Claude Codeでできることを業務の種類別に6分野・15例で整理し、それぞれに「依頼の例」と「できる範囲・できない範囲」を示します。使える場所と必要なプランは、2026年9月27日にAnthropicの公式ドキュメントと料金ページを開いて確認した内容です。

Claude Codeそのものの仕組みや主要機能は「Claude Codeとは?主要機能・料金・企業活用法」で解説しています。この記事は活用例に絞ります。

この記事の著者
株式会社Nexa 代表取締役川島 陸

一橋大学経済学部卒業後、フォーティエンスコンサルティング株式会社(旧 株式会社クニエ)にて法人向けAI導入支援等を経験。独立後、AI系メディア運営やDify/n8nの導入支援を経て、株式会社Nexaを創業。法人向けAI研修・AI導入支援・AI関連メディア運営を手掛ける。

Claude Codeでできること早見表|6分野・15の活用例

先に全体像を示します。気になる分野から読み進めてください。

分野 活用例 できる範囲 できない範囲・注意
文書・資料 議事録から報告書の下書き、PDFの要点整理、複数文書の一括修正 フォルダ内のファイルを読み、文書を作成・編集して保存する 数字・固有名詞・法的な判断は人が確認する
データ集計 CSVの集計、2つのデータの突き合わせ、グラフつきレポート 集計用のプログラムを書いて実行し、結果を保存する 元データの誤りや定義の違いには気づけないことがある
調査 公開情報の比較表づくり、社内フォルダや連携ツールの横断調査 Web検索とページの取得、フォルダ内の検索、出典つきの整理 取得したページは要約されて届くため、重要な数字は原文で確認する
Web操作 Webアプリへの繰り返し入力、Webページからの情報の抜き出し Chrome連携で、ログイン済みのブラウザを操作する ログイン画面とCAPTCHAは人が対応する。取り消せない操作は人が確認する
定型業務の自動化 定例レポートの定期実行、繰り返す手順のスキル化 決まった日時に自動で実行する。手順をスキルとして保存する パソコン上の定期実行は、アプリが起動中でスリープしていないときだけ動く
開発 機能追加・不具合修正、テスト作成、コミットとプルリクエスト 複数ファイルにまたがる実装、テストの実行、Gitの操作 本番への反映と設計の判断は人が行う

Claude Codeを使える場所と必要なプラン(2026年9月時点)

Claude Codeは「ターミナル(黒い画面)で使うもの」と思われがちですが、2026年9月時点では複数の場所で使えます。公式ドキュメントの概要は、ターミナル、IDE(開発用エディタ)の拡張機能、デスクトップアプリ、Webを挙げています。どの場所でも同じClaude Codeのエンジンが動きます。

使える場所 向いている使い方 主な条件・制約
ターミナル(CLI) すべての機能を使う。スクリプトや自動処理に組み込む macOS 13.0以降、Windows 10 1809以降、Ubuntu 20.04以降など。メモリ4GB以上、インターネット接続が必要
デスクトップアプリ(Codeタブ) ターミナルを使わずに始める。変更内容を画面で確認する。複数の作業を並行する macOS、Windows(x64・ARM64)。LinuxはUbuntu・Debian向けのベータ。Node.jsやCLIの別途インストールは不要
VS Code・JetBrains 普段使っているエディタの中で使う JetBrainsのプラグインは、CLIを別途インストールする
Web(claude.ai/code) 時間のかかる作業をクラウドで実行する。パソコンを閉じても作業が続く Pro・Max・Teamと、Enterpriseの対象の席。リポジトリの取得とプルリクエストの作成にはGitHubが必要
モバイルアプリ(iOS・Android) 外出先から作業の開始・進み具合の確認・追加の指示を行う アプリの中で作業が動くわけではなく、クラウド上または自分のパソコン上のセッションへつなぐ
Chrome連携・Slack ブラウザの操作を任せる。チャットから作業を依頼する Chrome連携はClaude in Chrome拡張(1.0.36以降)が必要。Slackからの依頼はGitHub上のリポジトリが対象

出典は、公式ドキュメントの対応環境の比較、動作環境、デスクトップアプリ、クラウドでの実行、モバイルの各ページです(2026年9月27日確認)。

非エンジニアの方が最初に使うなら、デスクトップアプリが向いています。アプリにはChat・Cowork・Codeの3つのタブがあり、Claude CodeはCodeタブで使います。作業するフォルダを選び、依頼を文章で入力すると、変更内容が画面に表示されます。

必要なプランは次のとおりです。

  • 無料プランには含まれない: 公式ドキュメントは、Claude Codeの利用にはPro・Max・Team・Enterpriseのいずれか、またはConsole(API)アカウントが必要で、無料のclaude.aiプランには含まれないとしています
  • デスクトップアプリ・Web・モバイルはClaudeの契約が前提: デスクトップアプリのCodeタブ、クラウドでの実行、モバイル、定期実行のルーティン、Chrome連携は、claude.aiのアカウントでログインして使う機能です。APIキーだけでは原則として使えません
  • プランで使える機能が変わる: 画面操作(computer use)とDispatch(スマートフォンからデスクトップアプリへ作業を送る機能)はPro・Maxのみで、Team・Enterpriseでは使えません。プルリクエストの自動レビュー(Code Review)はTeam・Enterpriseのみです

機能ごとの対応状況は、公式の機能の提供状況の一覧にまとまっています。料金は記事の後半「Claude Codeを使うために必要なもの」で説明します。

文書・資料作成でできること(例1〜3)

Claude Codeは、作業フォルダの中のファイルを直接読み書きします。チャットの画面にファイルを貼り付け、結果をコピーして戻す往復が要らなくなる点が、文書作成での主な利点です。

例1: 議事録から報告書の下書きを作る

複数の議事録やメモを読ませ、決まった形の文書にまとめます。

依頼の例

meeting-notes フォルダにある9月の議事録をすべて読んで、
・決定事項
・未決事項
・担当者と期限
を表にまとめ、report-202609.md として保存してください。
議事録に書かれていない内容は補わず、不明な点は「不明」と書いてください。
  • できる範囲: フォルダ内の複数のファイルを読み、Markdown・テキスト・HTMLなどのファイルとして保存します。「この章を短く」「表の列を増やして」といった追加の指示で仕上げられます。
  • できない範囲・注意: 議事録に書かれていない事情は分かりません。数字・固有名詞・日付は、人が原文と照らし合わせてください。WordやPowerPointの形式で受け取る方法は「Claudeで企画書を作成する方法」で説明しています。

例2: PDFの資料・契約書から要点と確認項目を抜き出す

長いPDFを読ませ、確認したい項目を一覧にします。

依頼の例

contracts フォルダの 業務委託契約書.pdf を読んで、
契約期間、支払条件、解約条件、損害賠償の上限を、条文番号つきで一覧にしてください。
当社に不利になり得る条項には、理由を添えて印を付けてください。
  • できる範囲: PDFの内容を読み、条文番号つきの一覧にします。公式ドキュメントによると、短いPDFは全体を読み、10ページを超えるPDFは範囲を指定して1回あたり最大20ページずつ読みます。
  • できない範囲・注意: 法的な判断の代わりにはなりません。最終的な判断は法務担当や弁護士が行ってください。紙をスキャンしたPDFは、読み取った内容に誤りがないかの確認が必要です。詳しい手順は「Claude Code × PDF」をご覧ください。

例3: 複数の文書をまとめて修正する

名称の変更や表記ゆれの統一など、多くのファイルにまたがる修正を一度に行います。

依頼の例

manuals フォルダ内のすべての文書で、旧サービス名「Aプラン」を「Bプラン」に置き換えてください。
料金の記載がある箇所は置き換えず、ファイル名と行番号を一覧で報告してください。
  • できる範囲: フォルダ全体を検索し、条件に合う箇所をまとめて編集します。変更した箇所と、変更しなかった箇所の一覧も出せます。
  • できない範囲・注意: 作業フォルダの外にあるファイルや、アクセス権のない共有フォルダは対象になりません。一括で変更する前に、フォルダのコピーを取るか、Gitで変更の履歴を残してください。

データ集計・分析でできること(例4〜6)

CSVなどテキスト形式のデータは、そのまま読めます。集計は、Claude Codeがその場で集計用のプログラムを書いて実行する形が中心です。プログラムを読めなくても依頼はできますが、集計の条件(期間、税込か税別か、除外するデータ)は文章で明確に伝えてください。

例4: CSVの売上データを集計する

毎月の集計作業を、条件を指定して任せます。

依頼の例

sales-202609.csv を読み、商品カテゴリ別・担当者別の売上合計と前月比を集計してください。
前月のデータは sales-202608.csv です。
結果は summary-202609.csv に保存し、集計の条件(除外した行とその理由)も書き出してください。
  • できる範囲: データの読み込み、集計、結果の保存までを行います。どの行を除外したかなど、集計の条件を文章で残せます。
  • できない範囲・注意: 元データの入力の誤りや、「売上」の定義の違い(税込・税別、返品の扱い)には気づけないことがあります。合計値は、元のデータや会計システムの数字と突き合わせてください。Excel形式(.xlsx)のファイルを扱うには、読み書き用のプログラムを動かせる環境が必要です。

例5: 2つのデータを突き合わせて不一致を探す

請求と入金、在庫と出荷など、2つの一覧を照合します。

依頼の例

請求一覧 invoices.csv と入金一覧 payments.csv を請求番号で突き合わせ、
・金額が一致しないもの
・入金が見つからないもの
を別々の一覧にして保存してください。
  • できる範囲: 共通の項目(請求番号など)で照合し、不一致の一覧を作ります。件数が多くても同じ手順で処理できます。
  • できない範囲・注意: 請求番号の表記がそろっていない場合(全角と半角、ハイフンの有無)は、照合の前に整える必要があります。不一致の原因の判断は、担当者が行ってください。

例6: 集計結果をグラフつきのレポートにする

集計した数字を、読み手に渡せる形に整えます。

依頼の例

summary-202609.csv をもとに、カテゴリ別売上の棒グラフと月次推移の折れ線グラフを入れたHTMLレポートを作ってください。
冒頭に、数字から読み取れる変化を3点、根拠の数字つきで書いてください。
  • できる範囲: グラフを含むHTMLのレポートや、グラフの画像ファイルを作ります。
  • できない範囲・注意: 数字が動いた「理由」は推測にとどまります。社内の事情(キャンペーン、欠品など)は人が補ってください。Googleスプレッドシートとつなぐ方法は「Claudeでスプレッドシートに書き込む・連携する4つの方法」で説明しています。

調査・情報収集でできること(例7〜8)

Claude Codeは、Web検索とWebページの取得を組み合わせて調べます。作業フォルダ内の検索もできるため、公開情報と社内の資料の両方を対象にできます。

例7: Webの公開情報を調べて比較表にする

製品やサービスの料金・機能を調べ、出典つきの表にまとめます。

依頼の例

会計ソフト3製品(A、B、C)の料金と主な機能を、各社の公式サイトで確認して比較表にしてください。
各項目に、確認したURLと確認日を付けてください。
公式サイトで確認できなかった項目は「未確認」と書いてください。
  • できる範囲: Web検索で候補のページを探し、ページの内容を取得して表にまとめます。出典のURLを付けるよう指示できます。
  • できない範囲・注意: 公式ドキュメントによると、Webページの取得(WebFetch)は、小型のモデルがページの内容を要約して渡す仕組みで、長いページは途中で切り詰められます。料金や日付などの重要な数字は、人が原文を開いて確認してください。ログインが必要なページを読ませたい場合は、次の章のChrome連携を使います。

例8: 社内フォルダや連携ツールを横断して経緯を調べる

過去の資料から、ある案件の経緯を時系列でまとめます。

依頼の例

projects フォルダ全体から「保守契約の更新」に関する記述を探し、時系列で経緯をまとめてください。
根拠にしたファイル名も挙げてください。
  • できる範囲: フォルダ全体を検索し、関連するファイルを読んでまとめます。MCP(外部のツールとつなぐための標準規格)を設定すると、Google Driveの文書を読む、Jiraのチケットを更新する、Slackからデータを取得するといった連携もできます(公式ドキュメント)。
  • できない範囲・注意: 接続していないツールや、権限のない場所の情報は調べられません。MCPの接続には事前の設定が必要です。設定の手順は「Claude Code MCP連携ガイド」をご覧ください。

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Web操作(ブラウザ)でできること(例9〜10)

ブラウザの操作は、Claude in Chrome拡張と連携して行います。公式ドキュメントによると、Claude Codeはブラウザのログイン状態を共有するため、すでにログインしているサイトを操作できます。操作は、画面に見えるChromeのウィンドウ上で進みます。

利用の条件は次のとおりです(2026年9月27日確認)。

  • Google ChromeまたはMicrosoft Edge(Brave、Arcなど他のChromium系のブラウザでも接続できます)
  • Claude in Chrome拡張のバージョン1.0.36以降
  • Anthropicと直接契約したプラン(Pro・Max・Team・Enterprise)。Amazon Bedrockなど他社のサービス経由では使えません
  • Windows Subsystem for Linux(WSL)では使えません

例9: CSVの内容をWebアプリへ繰り返し入力する

一覧のデータを、Webの管理画面へ1件ずつ入力する作業を任せます。

依頼の例

contacts.csv の各行について、顧客管理システムの「連絡先を追加」画面を開き、
氏名・メールアドレス・電話番号を入力してください。
最初の3件を入力したら止めて、結果を見せてください。
  • できる範囲: 手元のファイルを読み、Webの画面を開いて、1件ずつ入力します。ファイルのアップロード欄への添付もできます。
  • できない範囲・注意: ログイン画面やCAPTCHA(画像認証)が出ると、Claude Codeは作業を止めて、人に操作を求めます。送信・購入・削除など取り消せない操作は、少ない件数で試してから範囲を広げてください。

例10: Webページから情報を抜き出してCSVにする

一覧ページの内容を、表計算ソフトで扱える形にします。

依頼の例

商品一覧のページを開き、商品名・価格・在庫の有無を抜き出して products.csv に保存してください。
  • できる範囲: ページを開いて内容を読み取り、項目ごとに整理して保存します。複数のページやサイトをまたぐ作業もできます。
  • できない範囲・注意: サイトの利用規約で自動での取得が禁止されていないかを、事前に確認してください。ブラウザ操作の方法の選び方は「Claude Codeでブラウザ操作|6つの方法」、拡張機能の導入は「Claude in Chromeとは?」で説明しています。

ブラウザ以外のアプリを画面越しに操作する機能(computer use)もあります。ただし公式ドキュメントでは、リサーチプレビュー(試験提供)の位置づけです。対象はPro・Maxプランで、Team・Enterpriseでは使えません。ターミナルではmacOSのみ、デスクトップアプリではmacOSとWindowsが対象です。

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定型業務の自動化でできること(例11〜12)

毎日・毎週の決まった作業は、定期実行で自動化できます。方法は3つあり、動く場所と条件が異なります。公式ドキュメントの比較表をもとに整理します。

方法 動く場所 パソコンの電源 手元のファイル 最短の間隔
ルーティン(クラウド) クラウド 不要 使えない(実行のたびにリポジトリを取得) 1時間
デスクトップアプリのスケジュールタスク 自分のパソコン 必要 使える 1分
/loop(ターミナル) 自分のパソコン 必要(セッションを開いたまま) 使える 1分

例11: 毎週の定例レポートを自動で作る

決まった日時に、決まった手順で資料を作らせます。

依頼の例

毎週月曜の9時に、reports フォルダの先週分の日報を読み、
進捗・課題・今週の予定を1ページにまとめて weekly フォルダに保存するタスクを設定してください。
  • できる範囲: デスクトップアプリでは、このように文章で頼むだけでスケジュールタスクを作れます。毎時・毎日・平日・毎週といった頻度を選べます。
  • できない範囲・注意: デスクトップアプリのスケジュールタスクは、アプリが起動していて、パソコンがスリープしていないときだけ動きます。スリープ中に予定の時刻を過ぎた場合は、復帰したときに、直近7日間の取りこぼしのうち最新の1回分だけを実行します。クラウドで動くルーティンは、公式ドキュメントではリサーチプレビューの位置づけで、1日あたりの実行回数に上限があります。ルーティンは途中で承認を求めずに動くため、接続するツールは必要なものに絞ってください。

例12: 繰り返す手順をスキルにまとめる

毎回同じ指示を貼り付けている作業を、呼び出せる形にします。

依頼の例

今回の月次レポートの作り方(読み込むファイル、集計の条件、出力の形式、確認する項目)を、
monthly-report という名前のスキルにまとめてください。
  • できる範囲: スキルは、手順を書いたSKILL.mdというファイルです。/monthly-reportのように名前で呼び出せるほか、依頼の内容に応じてClaude Codeが自動で使います。プロジェクトのフォルダに置くと、チームで共有できます(公式ドキュメント)。
  • できない範囲・注意: クラウドで動くセッションやルーティンは、自分のパソコンに保存した個人用のスキルを読み込みません。業務の手順が変わったら、スキルの内容も更新してください。作り方は「Claude Code Skillsの作り方」で説明しています。

開発でできること(例13〜15)

開発は、Claude Codeの本来の用途です。公式ドキュメントは、機能の実装と不具合の修正、テストの作成、コミットとプルリクエストの作成などを挙げています。

例13: 機能の追加と不具合の修正

やりたいことを文章で伝えると、Claude Codeが進め方を考え、複数のファイルにまたがってコードを書き、動作を確かめます。

依頼の例

問い合わせフォームで、メールアドレスの形式が正しくないときにエラーメッセージを表示するようにしてください。
修正後にテストを実行し、結果を報告してください。
  • できる範囲: コード全体を読んで関係する箇所を特定し、修正します。不具合の場合は、エラーメッセージを貼り付けるか症状を説明すると、原因を調べて修正します。
  • できない範囲・注意: 仕様があいまいなままだと、意図と違う実装になります。何をもって完了とするか(テストが通る、画面でこう表示される)を依頼に含めてください。

例14: テストの作成と、後回しになりがちな作業

公式ドキュメントは、テストのないコードへのテスト作成、lintエラーの修正、マージの競合の解消、依存関係の更新、リリースノートの作成を例に挙げています。

依頼の例

認証モジュールのテストを書いて実行し、失敗したものを修正してください。
  • できる範囲: テストを書き、実行し、失敗したものを直すところまでを続けて行います。
  • できない範囲・注意: テストが通ることと、仕様として正しいことは別です。テストの内容が妥当かどうかは、開発者が確認してください。

例15: コミット・プルリクエストの作成とレビューの自動化

Gitの操作も任せられます。

依頼の例

変更内容をコミットし、変更の目的と影響範囲を説明に書いたプルリクエストを作成してください。
  • できる範囲: 変更のステージング、コミットメッセージの作成、ブランチの作成、プルリクエストの作成を行います。GitHub ActionsやGitLab CI/CDに組み込むと、コードレビューやissueの整理を自動化できます。
  • できない範囲・注意: 本番環境への反映や、設計に関わる判断は人が行ってください。プルリクエストを自動でレビューするCode Reviewは、Team・Enterpriseプランの機能です。

非エンジニアの方が、Claude Codeで社内向けの小さなツールを作ることもできます。その場合は、作ったあとに誰が保守するか、誰がどのデータに触れられるかを先に決めておくと、担当者の異動後に動かせなくなる事態を防げます。

Claude Codeでできないこと・人の確認が必要なこと

分野ごとの注意とは別に、共通する制約をまとめます。導入前に確認しておくと、期待とのずれを減らせます。

項目 内容 対処
無料では使えない 無料のclaude.aiプランにClaude Codeは含まれない Pro以上の有料プランに加入する
インターネット接続が必要 動作環境としてインターネット接続が求められる 接続できない環境での利用は想定しない
出力の正しさは保証されない 数字、固有名詞、日付、法的な解釈に誤りが混じることがある 原文や元データと照らし合わせる工程を残す
電源が切れている間は手元の作業が動かない パソコン上の定期実行は、アプリが起動中でスリープしていないときだけ動く クラウドのルーティンを使う(手元のファイルは使えない)
利用量に上限がある クラウドでの実行は、ほかのClaude・Claude Codeの利用と同じ上限を共有する 並行して動かす数を絞る。上位のプランを検討する
ログイン画面・CAPTCHAは越えられない ブラウザ操作の途中で止まり、人に操作を求める 人がログインしてから作業を続けさせる
プランやOSで使えない機能がある 画面操作とDispatchはPro・Maxのみ。Code ReviewはTeam・Enterpriseのみ 公式の提供状況の一覧で確認する

ファイルの編集やコマンドの実行の前に確認を求めるかどうかは、権限モードで変わります。公式ドキュメントによると、Manualモードでは、ファイルの編集やコマンドの実行など多くの操作の前に確認を求めます。ターミナルとVS Codeでは、バージョン2.1.283以降、別のモデルが操作を審査するautoモードが初期設定です。重要なファイルを扱う作業では、Manualモードを選ぶと、実行前に内容を確認できます。

企業で使う場合の設定や運用ルールは「Claude Code セキュリティ完全ガイド」で説明しています。

Claude Codeを使うために必要なもの——料金と始め方

料金プランの概要(Pro/Team/Max)

Claude Codeは、Claudeの有料プランに含まれます。公式の料金ページに掲載されている料金は次のとおりです(2026年9月27日確認)。

プラン 月額料金(ドル建て) 対象 主な特徴
Pro 20ドル(年払いは月あたり17ドル。200ドルを一括払い) 個人 Claude Codeを含む
Max 100ドルから 利用量の多い個人 Proの5倍または20倍の利用量から選ぶ
Team Standard席は25ドル(年払いは20ドル)、Premium席は125ドル(年払いは100ドル) 2〜150人のチーム すべての席にClaude Codeが含まれる。管理機能がある
Enterprise 1席あたり20ドル(年払い)に、API料金での利用分が加わる 大規模な組織 Teamの機能に加え、SCIMなどの管理機能がある

Maxの内訳は、公式ヘルプによると、Proの5倍の利用量が月額100ドル、20倍が月額200ドルです。Teamプランのすべての席にClaude Codeが含まれる点は、公式ヘルプで確認しました。

日本の利用者には、2026年4月1日から、プランの料金に消費税10%が加算されます(公式ヘルプ)。

詳細な料金比較については、「Claude Code 料金・プラン完全ガイド2026」をあわせてご覧ください。

非エンジニアが今日から始める3ステップ

ステップ1: アカウントの作成と有料プランへの加入
Claudeのアカウントを作成し、Pro以上のプランに加入します。個人で試すならPro(月額20ドル)から始められます。

ステップ2: デスクトップアプリのインストール
公式サイトからデスクトップアプリをダウンロードしてインストールし、ログインして「Code」タブを開きます。アプリにClaude Codeが含まれているため、Node.jsやCLIを別に入れる必要はありません。

ターミナルで使う場合は、公式が推奨するネイティブインストーラーを使います。macOS・Linux・WSLでは curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash、WindowsのPowerShellでは irm https://claude.ai/install.ps1 | iex を実行します。以前の主流だった npm install -g @anthropic-ai/claude-code も引き続き使えますが、バージョン2.1.198以降のnpmパッケージはNode.js 22以降を求めます(公式ドキュメント)。OS別の手順は「Claude Code インストール完全ガイド」に記載しています。

ステップ3: 自社の定型業務を1つClaude Codeに任せてみる
まずは「毎週作っているExcelレポート」「定型メールの文面作成」など、1つの業務に絞って試してみることをおすすめします。弊社でも最初は「CSVの集計作業」から始めて、徐々に対象業務を広げていきました。

最初の作業は、コピーしたフォルダで試してください。元のファイルを残しておくと、結果が意図と違ったときに比べられます。

よくある質問

Q. Claude Codeはプログラミングの知識がなくても使えますか?

使えます。依頼は日本語の文章で行い、デスクトップアプリを使えばターミナルの操作も要りません。ただし、Claude Codeが実行しようとしている内容を確認する場面があります。ファイルとフォルダの基本的な扱い方と、どのフォルダを作業の対象にしているかは、理解しておいてください。

Q. Claude Codeは無料で使えますか?

無料のプランでは使えません。公式ドキュメントは、Claude Codeの利用にはPro・Max・Team・Enterpriseのいずれか、またはConsole(API)アカウントが必要としています。個人で試す場合は、Proプラン(月額20ドル、2026年9月27日確認)が最も始めやすい選択肢です。無料プランとの違いは「Claude Codeは無料?」で説明しています。

Q. Claude Codeと、チャットで使うAI(ClaudeやChatGPT)は何が違いますか?

チャットで使うAIは、会話の画面に入力した内容や添付したファイルをもとに回答を返す使い方が中心です。Claude Codeは、作業フォルダの中のファイルを直接読み書きし、コマンドを実行し、結果を確かめながら複数の手順を続けて進めます。ファイルを何度も貼り付け直す必要がある作業や、決まった手順を繰り返す作業に向いています。

Q. スマートフォンやブラウザだけでも使えますか?

使えます。Web(claude.ai/code)とモバイルアプリからは、クラウド上でClaude Codeを動かせます。クラウドでの実行は、GitHub上のリポジトリを対象にした作業が中心です。自分のパソコンにあるファイルを扱いたい場合は、Remote Controlという機能で、パソコン上で動いているセッションにスマートフォンやブラウザからつなぎます。Team・Enterpriseでは、Remote Controlは管理者が有効にした場合に使えます。Webでの使い方は「Claude Code Webとは?」をご覧ください。

Q. 入力したデータはAIの学習に使われますか?

プランによって異なります。公式ドキュメントによると、Free・Pro・Maxでは、モデルの改善への利用を許可する設定がオンの場合、Claude Codeで入力したデータも学習に使われます。この設定は利用者が変更できます。Team・Enterprise・APIでは、顧客がデータの提供を選んだ場合を除き、学習には使われません。出典は公式ドキュメントのデータの取り扱いです(2026年9月27日確認)。

Q. Claude Codeでできないことは何ですか?

無料プランでの利用、インターネットに接続していない環境での利用、パソコンの電源が切れている間に手元のファイルを扱う作業はできません。ブラウザ操作では、ログイン画面やCAPTCHAで止まり、人の操作を求めます。出力した数字・固有名詞・法的な解釈の正しさは保証されないため、人が確認する工程を残してください。

まとめ

Claude Codeでできることを、業務の種類別に6分野・15例で整理しました。

  • 文書・資料: 議事録から報告書の下書き、PDFの要点整理、複数文書の一括修正
  • データ集計: CSVの集計、データの突き合わせ、グラフつきレポート
  • 調査: 公開情報の比較表づくり、社内フォルダや連携ツールの横断調査
  • Web操作: Chrome連携による繰り返し入力と、情報の抜き出し
  • 定型業務の自動化: 定期実行と、手順のスキル化
  • 開発: 実装・修正、テスト作成、コミットとプルリクエスト

使える場所は、ターミナル、デスクトップアプリ、VS Code・JetBrains、Web、モバイルアプリです。利用には有料プランが必要で、非エンジニアの方はデスクトップアプリから始めると、ターミナルの操作なしで試せます。

どの分野でも、数字・固有名詞・法的な判断の確認と、取り消せない操作の承認は人の役割です。まずは毎週・毎月繰り返している作業を1つ選び、コピーしたフォルダで試してください。

機能の全体像は「Claude Codeとは?主要機能・料金・企業活用法」、非エンジニア向けの進め方は「Claude Code × 非エンジニア」で説明しています。


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この記事で参照した外部情報

  1. 公式ドキュメントの概要code.claude.com
  2. 対応環境の比較code.claude.com
  3. 動作環境code.claude.com
  4. デスクトップアプリcode.claude.com
  5. クラウドでの実行code.claude.com
  6. モバイルcode.claude.com
  7. 機能の提供状況の一覧code.claude.com
  8. 公式ドキュメントcode.claude.com
  9. 公式ドキュメントcode.claude.com
  10. 公式ドキュメントcode.claude.com
  11. 公式ドキュメントの比較表code.claude.com
  12. 公式ドキュメントcode.claude.com
  13. 公式ドキュメントcode.claude.com
  14. 公式ドキュメントcode.claude.com
  15. 公式の料金ページclaude.com

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