Gemma 4は商用利用できる?Apache 2.0の条件と旧規約との違い【2026年9月】

Gemma 4が商用利用解禁|企業が注目すべき理由と活用ポイント

執筆・編集:株式会社Nexa 編集部(下書きと機械検査はAI、公開前に人が確認)/約17分で読めます。公式ドキュメント・公式発表などの一次情報を確認したうえで執筆・更新しています。AIツールの仕様や料金は変わることがあるため、導入判断の前に各公式サイトの最新情報もご確認ください。記事の作り方と検査の方針

Gemma 4は商用利用できます。ライセンスはApache 2.0で、利用料はかからず、改変と再配布も認められています(2026年9月29日に公式ページで確認)。

  • 条件がかかる場面: モデルや改変版を社外に配布するとき。ライセンス文の同梱、変更の表示、著作権などの表示の保持、NOTICEファイルがある場合の引き継ぎの4つ
  • 注意点: 無保証で提供される。Googleの商標を使う権利は含まれない。特許訴訟を起こすと特許の許諾が終了する
  • 旧規約との違い: Gemma 3以前はGoogle独自の「Gemma利用規約」が適用される。Gemma 4はこの規約の対象外
  • 費用: モデルの利用料とトークン課金はない。機器・電力・運用保守・構築検証の費用はかかる

対象: Gemma 4の業務利用や製品への組み込みを検討している情報システム部門・DX推進担当者・経営者

今日やること: 自社の使い方が「社内利用」「サービス提供」「モデルの配布」のどれに当たるかを整理し、法務部門に共有する

この記事の著者
株式会社Nexa 代表取締役川島 陸

一橋大学経済学部卒業後、フォーティエンスコンサルティング株式会社(旧 株式会社クニエ)にて法人向けAI導入支援等を経験。独立後、AI系メディア運営やDify/n8nの導入支援を経て、株式会社Nexaを創業。法人向けAI研修・AI導入支援・AI関連メディア運営を手掛ける。

Gemma 4は、Googleが公開しているオープンウェイトのAIモデルです。ライセンスはApache License 2.0(以下、Apache 2.0)で、企業が業務や自社製品に使うことができます。

ただし、条件が何もないわけではありません。モデルを社外に配布するときの条件や、保証・商標・特許についての定めがあります。

この記事では、Apache 2.0の条文とGoogleの公式ページを2026年9月29日に確認し、商用利用の条件、Gemma 3以前の利用規約との違い、モデルの選び方、導入の進め方を整理します。

知りたいこと 答え
商用利用 できる(Apache 2.0)
利用料 かからない。利用者数や売上による上限の定めもない
改変・ファインチューニング できる
再配布 できる。ライセンス文の同梱など4つの条件がある
保証 なし(現状のまま提供される)
商標 Googleの商標や製品名を使う権利は含まれない
ダウンロード時の利用申請 Hugging Faceでは不要
Gemma 3以前のモデル Apache 2.0ではなく、Gemma利用規約が適用される

この記事は公開情報を整理したもので、法的助言ではありません。契約や製品への組み込みを判断するときは、ライセンスの原文を確認し、自社の法務部門や弁護士などの専門家に相談してください。

Gemma 4とは?商用利用の可否とApache 2.0の条件

Gemma 4は、Google DeepMindが開発したオープンウェイトのAIモデルです。Googleの公式ブログ(2026年4月2日)は、Gemini 3と同じ研究と技術を基に作られたモデルと説明しています。

「オープンウェイト」とは、モデルの重み(AIが学習した内部のパラメータ)が公開されていて、ダウンロードして自社のサーバーやPCで動かせる形式を指します。提供元のサービスを通じて使うChatGPTやClaudeとは、使い方が異なります。

公式の更新履歴では、E2B・E4B・26B A4B・31Bの4種類が2026年3月31日付で記載されています。6月3日に12B Unifiedが加わり、現在は5種類です。

Apache 2.0で認められること

Gemma 4のライセンスはApache License 2.0です。Googleのオープンソースブログは、Gemma 4を「Gemmaシリーズで初めてApache 2.0で公開したモデル」と説明しています。

Apache 2.0の第2条は、複製、派生物の作成、公開、再許諾、配布を認めています。許諾は無償で、ロイヤルティはかかりません。第3条は、特許についても同じ条件で許諾しています。

条文には、利用目的を非商用に限る定めや、利用者数・売上による上限の定めはありません。業務での利用、自社製品への組み込み、ファインチューニング(追加学習)、改変したモデルの配布ができます。

再配布するときの4つの条件(第4条)

条件が定められているのは、再配布について定めた第4条です。

条件 内容
(a) ライセンス文の同梱 受け取る相手に、Apache 2.0のライセンス文の写しを渡す
(b) 変更の表示 変更したファイルに、変更した旨を目立つ形で記載する
(c) 表示の保持 ソース形式で配布する派生物に、元の著作権・特許・商標・帰属の表示を残す
(d) NOTICEの引き継ぎ 元の配布物にNOTICEファイルがある場合、その帰属表示を派生物に含める

この4つの条件がかかるのは、Gemma 4の重みや、それを改変したモデルを社外に渡すときです。

社内の業務で使うだけの場合や、自社のサーバーで動かして回答だけを利用者に返す場合に、条件がどこまで及ぶかは、提供の形や契約によって判断が変わります。自社の使い方を整理したうえで、法務部門に確認してください。

Hugging Faceの配布ページでは、5モデルとも「apache-2.0」と表示されており、利用申請なしでダウンロードできます。一方、ファイル一覧にライセンス文のファイルは含まれていません(2026年9月29日時点)。再配布するときは、ライセンス文を自分で用意して同梱します。

保証・商標・特許の注意点

商用利用ができることと、提供元が責任を負うことは別です。次の条文は、導入前に確認しておきます。

条文 内容 企業が確認すること
第3条(特許) 対象物が特許を侵害していると主張して訴訟を起こすと、自分への特許の許諾が終了する 知的財産の担当部門と共有する
第6条(商標) ライセンサーの商号・商標・製品名を使う権利は含まれない(出所の説明に必要な範囲を除く) 製品名や広告での名称の使い方
第7条(無保証) 「現状のまま」提供され、明示・黙示の保証はない 出力に誤りがある前提での確認の手順
第8条(責任の制限) 利用で生じた損害について、提供者は原則として責任を負わない 自社の顧客に対する責任の範囲

Googleは、ライセンスとは別に「Gemma禁止用途ポリシー」を公開しています。このポリシーは後述のGemma利用規約に組み込まれているもので、ページには対象の世代が書かれていません(最終更新は2024年2月21日)。

Gemma 4に適用されるかどうかは、公式ページからは確認できませんでした。違法行為や危害につながる用途を避けることは当然として、判断に迷う用途がある場合は法務部門に確認してください。

Gemma 3以前の利用規約との違い

Gemma 1からGemma 3、Gemma 3nなどの以前のモデルには、Google独自の「Gemma利用規約」(Gemma Terms of Use、最終更新は2026年4月1日)が適用されます。規約のページには、Gemma 4の条件はGemma 4のライセンスを参照するよう書かれています。

Gemma 3以前も、条件を守れば商用利用はできました。違いは「商用利用できるかどうか」ではなく、条件の内容にあります。

項目 Gemma 3以前(Gemma利用規約) Gemma 4(Apache 2.0)
ライセンスの種類 Google独自の利用規約 業界標準のオープンソースライセンス
商用利用 できる(規約の範囲内) できる
利用者数の上限 定めなし 定めなし
改変・ファインチューニング できる できる
再配布の条件 利用制限を配布先との契約に盛り込み、規約の写しを渡す ライセンス文の同梱など4つの条件
禁止用途ポリシー 規約に組み込まれている ライセンスの条文には含まれない
Googleによる利用の制限 違反と判断した利用を制限できる定めがある 該当する条文はない
終了の定め 違反時にGoogleが契約を終了でき、モデルと派生モデルの削除が必要 特許訴訟を起こした場合に特許の許諾が終了する

「Gemma 3までは月間アクティブユーザー数(MAU)の上限があった」という説明を見かけることがありますが、Gemma利用規約にそのような定めはありません。当記事も以前はそのように記載していたため、訂正します。

Googleのオープンソースブログは、業界標準のライセンスを採用した理由として、開発者の権利と責任を明確にすることを挙げています。独自の規約を読み解く必要がなくなり、他のオープンソースソフトウェアと同じ基準で法務確認ができる点が、企業にとっての変化です。

Gemma 3以前のモデルや、その派生モデルを使い続ける場合は、引き続きGemma利用規約が適用されます。

社内に両方の世代がある場合は、モデルごとに適用されるライセンスを分けて管理してください。

Gemma 4の5モデル─企業はどれを選べばいいか

Gemma 4には5種類のモデルがあります。モデルカードに記載されている仕様は次のとおりです。

モデル パラメータ数 コンテキスト 入力 想定される環境
E2B 実効2.3B(埋め込みを含めて5.1B) 128K テキスト・画像・音声 モバイル・エッジ端末
E4B 実効4.5B(埋め込みを含めて8B) 128K テキスト・画像・音声 モバイル・エッジ端末
12B Unified 11.95B 256K テキスト・画像・音声 GPU搭載のPC・ワークステーション
26B A4B 25.2B(生成時に動くのは3.8B) 256K テキスト・画像 GPU搭載のPC・ワークステーション
31B 30.7B 256K テキスト・画像 GPU搭載のPC・ワークステーション

音声を入力できるのはE2B・E4B・12B Unifiedの3種類で、長さは最大30秒です。動画は、1秒1コマの画像として処理する方式で、最大60秒まで扱えます。

26B A4Bは「Mixture of Experts(MoE)」という設計で、生成時に動かすパラメータを絞ることで処理を速くしています。ただし、公式ドキュメントは「すべてのパラメータをメモリに読み込む必要がある」と説明しています。必要なメモリは小さいモデル並みにはなりません。

必要なメモリの目安

公式ドキュメントの「Gemma 4 model overview」に、量子化の方式ごとの目安が載っています。

モデル BF16(16ビット) SFP8(8ビット) Q4_0(4ビット)
E2B 11.4GB 5.7GB 2.9GB
E4B 17.9GB 8.9GB 4.5GB
12B 26.7GB 13.4GB 6.7GB
26B A4B 57.7GB 28.8GB 14.4GB
31B 69.9GB 34.9GB 17.5GB

この数字は、重みを読み込むのに必要な分だけです。周辺のソフトウェアやコンテキストの分は含まれておらず、入力と出力が長くなるほど使用量は増えます。機器を選ぶときは、表の数字に余裕を持たせてください。

用途別の選び方

端末の中で動かす → E2B / E4B

スマートフォンのアプリや、通信が限られる現場の端末で使う場合の候補です。音声入力に対応しているため、短い音声の文字起こしにも使えます。

部門のPCやサーバーで試す → 12B Unified / 26B A4B

情報システム部門のワークステーションで検証する場合の候補です。12B Unifiedは音声入力にも対応しています。

精度を優先する → 31B

モデルカードの評価では、31BはMMLU Proで85.2%、コーディングの評価であるLiveCodeBench v6で80.0%です。前世代のGemma 3 27Bは29.1%でした。

公式ブログによると、2026年4月1日時点のArena AIのテキスト部門で、31Bはオープンモデルの3位、26B A4Bは6位でした。現在の順位は確認していません。

モデルカードは、事実と異なる内容や古い内容を出力する場合があると明記しています。法務・医療・財務など誤りの影響が大きい業務では、人が確認する手順を組み込んでください。

企業がGemma 4を選ぶ3つの理由

①データを社外のサービスに送らずに使える

クラウドのAIサービスは、入力した内容を提供元のサーバーに送って回答を得る仕組みです。企業のセキュリティ方針によっては、機密情報を入力できないことがあります。

Gemma 4は、自社のサーバーや社内のPCに置いて動かせます。入力した内容を社外のサービスに送らずに、文書の要約やレポートの作成ができます。

ただし、サーバーへの不正アクセスや端末の紛失といったリスクは残ります。アクセス権限の設定と利用ログの管理は、クラウドを使う場合と同じように必要です。

②利用量に応じた課金がない

クラウドのAI APIは、処理したトークン数(文字数に近い単位)に応じて課金されます。Gemma 4を自社の環境で動かす場合、この課金はありません。一方で、費用がかからないわけではありません。

区分 項目
かからない モデルの利用料、トークン数に応じた課金
かかる 機器(GPU搭載のサーバーやPC)、電力、運用保守、構築と検証の作業

クラウドのAPIとどちらが安いかは、処理量と機器の構成で変わります。比較するときは、機器の費用と運用にかかる人件費を含めて、1〜2年の総額で見積もってください。

③自社システムへの組み込みとカスタマイズができる

Apache 2.0では、モデルを自社の製品やサービスに組み込むことも、自社のデータでファインチューニングすることもできます。業界の用語や社内の文書の形式に合わせたモデルを作り、社内で使うことができます。

モデルを含めて社外に配布する場合は、前述の第4条の条件を満たす必要があります。

公式ブログは、Gemmaシリーズを基にした取り組みとして、ブルガリアの研究機関INSAITによるブルガリア語のモデル「BgGPT」と、イェール大学と共同で進めたがん治療の研究「Cell2Sentence-Scale」を紹介しています。


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Gemma 4の主な活用シーン

社内ドキュメント検索・要約(RAGシステム)

RAG(Retrieval-Augmented Generation)は、社内の文書から関連する情報を検索し、その内容を基に回答を生成する仕組みです。社内規程に基づいた回答や、過去の資料からの情報の抽出に使われます。仕組みは「RAGとは?仕組み・メリット・導入方法」で解説しています。

Gemma 4を自社の環境に置けば、社内の文書を社外のサービスに送らずにRAGを構築できます。コンテキストは、12B Unified・26B A4B・31Bが最大256Kトークン、E2B・E4Bが最大128Kトークンです。

コーディング支援・レビュー自動化

モデルカードによると、31BのLiveCodeBench v6は80.0%で、Gemma 3 27Bの29.1%から向上しています。競技プログラミングの指標であるCodeforces ELOは2150です。

自社のサーバーで動かせば、ソースコードを社外のサービスに送らずに、コードレビューの補助や開発支援の仕組みを作れます。

多言語の問い合わせ対応

モデルカードには「140以上の言語で学習し、35以上の言語にそのまま対応する」と書かれています。140言語のすべてで同じ品質が得られるわけではありません。

対応する言語の一覧はモデルカードに載っていません。日本語を含め、実際に使う言語の問い合わせ文で品質を確認してから導入してください。

機密情報を扱う業務(製造・医療・金融)

設計図、患者の情報、財務情報など、社外のサービスに送れないデータを扱う業務でも、自社の環境に置いたモデルであれば検討しやすくなります。業界ごとの法令やガイドラインへの対応は、モデルのライセンスとは別に確認が必要です。

Gemma 4を使い始めるには─企業導入の3ステップ

ステップ1: Google AI Studioで試す

機器を用意する前に試す場合は、Google AI Studioを使います。公式ブログによると、Google AI Studioで使えるのは31Bと26B A4Bです。Gemini APIでは、モデルIDが gemma-4-31b-it と gemma-4-26b-a4b-it の2つです。

Gemini APIの料金ページでは、Gemma 4は無料枠のみの提供で、有料枠はありません。無料枠では、入力した内容がGoogleの製品改善に使われます(2026年9月29日時点)。

機密情報や個人情報は入力せず、公開してよい文章やダミーのデータで試してください。

ステップ2: Ollamaで自社の環境に置く

「Ollama」は、AIモデルを手元のPCやサーバーで動かすためのオープンソースのツールです。macOS・Windows・Linuxに対応しています。ローカルで動かすAIの選び方は「ローカルLLMとは?選び方と導入手順」も参考にしてください。

ollama run gemma4 を実行すると、標準ではE4Bがダウンロードされます。Ollamaの配布ページの表示では、サイズは9.6GBです。

本番の前の検証として、情報システム部門のPCに入れて、自社の業務の文章で品質と速度を確認します。

ステップ3: 本番導入の要件を整理する

検証で効果を確認できたら、本番に向けて次の5項目を整理します。

確認する項目 内容
ライセンス Apache 2.0の条件。モデルを社外に配布するかどうか
使い方の整理 社内利用・サービス提供・モデルの配布のどれに当たるか
機器とメモリ 公式の目安に、周辺ソフトウェアとコンテキストの分を加えて見積もる
費用 機器・電力・運用保守・構築と検証の作業
運用体制 モデルの更新、アクセス権限、利用ログ、社内の利用ルール

この5項目を先に整理しておくと、法務部門や情報システム部門との確認を進めやすくなります。

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Gemma 4とクラウドのAIサービス─どちらを選ぶべきか

Gemma 4のようなオープンウェイトのモデルと、ChatGPTやClaudeのようなクラウドのAIサービスは、用途によって使い分けるのが現実的です。

観点 Gemma 4(自社の環境) クラウドのAIサービス
データの扱い 社外のサービスに送らずに処理できる 提供元の規約と契約プランの確認が必要
初期費用 機器の費用と、構築・検証の作業がかかる かからない
運用の費用 利用量に応じた課金はない。電力と運用保守がかかる 利用量や席数に応じた料金
モデルの更新 自社で管理する 提供元が管理する
カスタマイズ ファインチューニングができる 提供元が用意した範囲でできる
使い始めるまで 環境の構築に時間がかかる 契約後すぐに使える
ライセンス・規約 Apache 2.0 提供元ごとの利用規約
向いている用途 機密データの処理、大量の処理、製品への組み込み 汎用的な業務支援、少人数での試験的な利用

少人数で試す段階では、クラウドのAIサービスのほうが早く始められます。機密データを扱う、処理量が多い、製品に組み込むといった要件が出てきた段階で、Gemma 4のようなオープンウェイトのモデルを検討する進め方が現実的です。

よくある質問

Q. Gemma 4は商用利用できますか?

できます。Gemma 4のライセンスはApache 2.0で、業務での利用、自社製品への組み込み、改変、再配布が認められています。利用料はかからず、利用者数や売上による上限の定めもありません。ただし、無保証であること、Googleの商標を使う権利は含まれないこと、再配布するときに条件があることは確認が必要です。

Q. Gemma 4の利用に料金はかかりますか?

モデルの利用料と、トークン数に応じた課金はありません。一方で、自社で動かすための機器、電力、運用保守、構築と検証の作業には費用がかかります。Gemini APIでGemma 4を使う場合は無料枠のみの提供で、有料枠はありません(2026年9月29日時点)。

Q. Gemma 4を組み込んだ製品を配布するとき、何が必要ですか?

Gemma 4の重みや改変したモデルを製品に含めて社外に渡す場合は、Apache 2.0の第4条の条件を満たす必要があります。ライセンス文の写しを渡すこと、変更したファイルに変更した旨を記載すること、元の著作権などの表示を残すこと、NOTICEファイルがある場合はその帰属表示を含めることの4つです。自社の提供の形が配布に当たるかどうかは、法務部門や専門家に確認してください。

Q. Gemma 3以前のモデルも商用利用できますか?

できます。ただし、適用されるのはApache 2.0ではなく、Google独自のGemma利用規約です。禁止用途ポリシーを守ること、配布先との契約に利用制限を盛り込むこと、規約の写しを渡すことなどが求められます。利用者数の上限の定めはありません。

Q. Gemma 4を動かすには、どのくらいのメモリが必要ですか?

Googleの公式ドキュメントの目安では、4ビット量子化(Q4_0)の場合、E2Bが2.9GB、E4Bが4.5GB、12Bが6.7GB、26B A4Bが14.4GB、31Bが17.5GBです。この数字は重みを読み込む分だけで、周辺のソフトウェアやコンテキストの分は含みません。実際にはこれより多くのメモリが必要です。

Q. ファインチューニングしたモデルは配布できますか?

できます。Apache 2.0は派生物の作成と配布を認めています。配布するときは、元のモデルと同じく第4条の条件を満たす必要があります。社内だけで使う場合も、追加学習に使うデータの権利や個人情報の扱いは、別に確認が必要です。

Q. Google AI StudioでGemma 4を試すときの注意点は?

Gemini APIで使えるGemma 4は無料枠のみで、無料枠では入力した内容がGoogleの製品改善に使われます。機密情報や個人情報は入力せず、公開してよい文章やダミーのデータで試してください。機密情報を扱う検証は、自社の環境にモデルを置いてから行います。

まとめ─商用利用はできる。配布するときは条件を確認する

Gemma 4の商用利用について、押さえる点を振り返ります。

  • 商用利用はできる: ライセンスはApache 2.0。業務での利用、製品への組み込み、改変、再配布が認められている
  • 配布するときは4つの条件: ライセンス文の同梱、変更の表示、表示の保持、NOTICEファイルがある場合の引き継ぎ
  • 保証・商標・特許を確認する: 無保証で提供され、Googleの商標を使う権利は含まれない
  • 旧規約との違いは条件の内容: Gemma 3以前はGemma利用規約が適用される。利用者数の上限はどちらにもない
  • 費用は分けて考える: 利用料とトークン課金はない。機器・電力・運用保守・構築検証はかかる

まずは、自社の使い方が社内利用・サービス提供・モデルの配布のどれに当たるかを整理し、法務部門に共有するところから始めてください。

確認した公式ページ(2026年9月29日)


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この記事で参照した外部情報

  1. 公式ブログblog.google
  2. 更新履歴ai.google.dev
  3. Apache License 2.0apache.org
  4. Gemma禁止用途ポリシーai.google.dev
  5. Gemma利用規約ai.google.dev
  6. オープンソースブログopensource.googleblog.com
  7. モデルカードai.google.dev
  8. Gemma 4 model overviewai.google.dev
  9. Gemini APIの料金ページai.google.dev
  10. Ollamaの配布ページollama.com
  11. Gemma 4 license(Google AI for Developers)ai.google.dev
  12. google/gemma-4-31B-it(Hugging Face)huggingface.co

本文中でリンクしている外部ページの一覧です(自動生成)。最終確認日は本記事の最終更新日 2026-09-29 で、リンク先の内容はその後変わることがあります。

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