Codex 使い方ガイド Codex CLI導入と基本操作

Codex 使い方のイメージ画像

結論:Codex 使い方の基本は、導入、認証、権限確認、依頼、差分確認の5ステップです。

要点– Codex CLIは、ローカルのターミナルからコードの調査、編集、コマンド実行を支援するOpenAIのコーディングエージェントです。- 最初は読み取り中心で調査させ、必要な範囲だけ書き込みを許可します。- 企業では、検証用ブランチ、秘密情報の分離、人による差分確認を組み合わせます。

こんな方におすすめ– Codex CLIを初めて使う開発者や、企業での導入可否を判断するDX担当者に向いています。

今日からできること– 対象リポジトリでgit statusを確認し、Codex CLIを読み取り中心で起動して構成説明を依頼します。

本記事は2026年8月4日時点のOpenAI公式ドキュメントと公式GitHubリポジトリを基準にしています。

この記事の著者
株式会社Nexa 代表取締役川島 陸

一橋大学経済学部卒業後、フォーティエンスコンサルティング株式会社(旧 株式会社クニエ)にて法人向けAI導入支援等を経験。独立後、AI系メディア運営やDify/n8nの導入支援を経て、株式会社Nexaを創業。法人向けAI研修・AI導入支援・AI関連メディア運営を手掛ける。

Codexの使い方は、対象プロジェクトのフォルダでCodex CLIを起動し、自然言語で作業を依頼するのが基本です。ただし、最初から広い権限を与える必要はありません。まず読み取り中心で調査させ、計画を確認してから、必要な範囲だけ編集を許可します。

この記事では、インストール、認証、初回実行から、AGENTS.md、MCP、codex exec、CIまでを順に解説します。特に、企業が安全に使うための実務手順を重視します。

なお、利用できる料金プラン、モデル、利用上限は変更される可能性があります。固定的な一覧ではなく、利用開始時にOpenAI公式の料金・プラン・モデル・上限ページを確認してください。

Codex CLIとは?できることを最初に理解する

Codex CLIは、OpenAIが提供するローカル実行型のコーディングエージェントです。ターミナル上でリポジトリを調査し、ファイルを編集し、端末に入っているテストや開発ツールを実行できます。

一般的なチャットと異なり、許可された範囲で実際の作業を進めます。主な用途は次のとおりです。

  • 初めて触るリポジトリの構成を説明する
  • エラーの原因を調べ、修正候補を示す
  • 影響範囲を限定してコードを変更する
  • テスト、lint、型チェックを実行する
  • 変更差分をレビューする
  • 定型的な調査をスクリプトやCIへ組み込む

出力は常に正しいとは限りません。本番反映、削除、権限変更、外部送信は人が確認します。製品全体はOpenAI Codexのコーディングエージェント解説も参照してください。

Codex CLIをインストールする

OpenAI公式が案内するインストーラーかパッケージマネージャーを使います。

macOS・Linuxでインストールする

公式クイックスタートでは、スタンドアロンインストーラーが案内されています。

curl -fsSL https://chatgpt.com/codex/install.sh | sh

npmを使う場合は、次のコマンドです。

npm install -g @openai/codex

Homebrewを使う場合は、次のコマンドです。

brew install --cask codex

Windowsでインストールする

WindowsではPowerShell用インストーラーを使えます。

powershell -ExecutionPolicy ByPass -c "irm https://chatgpt.com/codex/install.ps1 | iex"

インストール結果を確認する

インストール後は、新しいターミナルを開いて確認します。

codex --versioncodex --help

command not foundと表示された場合は、インストール先とPATHを確認します。更新方法はインストール手段ごとの公式手順に合わせます。

\ Claude Codeの導入、何から始めればいいかわかります /

法人様のAI導入に関するご相談はこちら

Codex CLIで認証する

主な認証方法はChatGPTとAPIキーです。適用される契約、管理設定、データ取扱方針が異なります。

ChatGPTでサインインする

対象プロジェクトとは別の安全な場所でも、次のコマンドから認証できます。

codex login

ブラウザでアカウントとワークスペースを確認します。初回起動時の「Sign in with ChatGPT」からも進められます。

ブラウザを使えないリモート端末などでは、公式がベータとして案内するデバイスコード認証を検討します。

codex login --device-auth

APIキーでサインインする

APIキーをコマンド履歴へ直接書かず、環境変数から標準入力へ渡します。

printenv OPENAI_API_KEY | codex login --with-api-key

APIキー利用は標準API料金に従います。発行、保管、失効を管理してください。基礎はOpenAI APIの使い方ガイドで補足します。

認証状態の確認とログアウト

codex login statuscodex logout

公式情報によると、認証情報はOSの資格情報ストア、または既定のCodexホームにあるauth.jsonへ保存されます。ファイルにはアクセストークンが含まれるため、リポジトリへコピーしたり、チケットへ貼ったりしてはいけません。

Codex CLIを初めて実行する手順

最初の成功率を高めるコツは、いきなり修正を頼まず、作業場所と安全状態を確認することです。次の順番で進めます。

1. Gitの状態を確認する

cd /path/to/your-projectgit status

既存の変更をコミットまたは退避し、専用ブランチを作ります。

git switch -c codex/first-task

2. 対象ディレクトリで起動する

codex

複数プロジェクトを含む上位フォルダではなく、対象リポジトリのルートから起動します。

3. 現在の設定を確認する

TUIで次を入力します。

/status/permissions

/statusで設定、/permissionsで許可範囲を確認します。初回は読み取り中心にします。

4. 説明だけを依頼する

最初の依頼例は次のとおりです。

このリポジトリの目的、主要ディレクトリ、実行方法、テスト方法を調査してください。まだファイルは変更せず、不明点と想定リスクも示してください。

説明が実態と合っているかを確認したら、小さな変更へ進みます。

ログイン画面のエラー原因を調査してください。まず修正計画と変更予定ファイルを示し、関係のないファイルは変更しないでください。修正後に既存テストを実行し、差分と残るリスクを要約してください。

依頼文には、目的、対象範囲、禁止事項、完了条件、検証方法を含めます。変更してよい場所と期待結果を具体化してください。

\ 業務自動化のお悩み、プロが30分で整理します /

法人様のAI導入に関するご相談はこちら

覚えておきたい基本コマンド

日常的に使うCLIコマンドは次のとおりです。

コマンド 用途
codex 対話TUIを起動する
codex --help 現在のCLIオプションを確認する
codex login status 認証方法と状態を確認する
codex logout 保存済み認証情報を削除する
codex resume 保存済みセッションを再開する
codex exec "依頼" 非対話でタスクを実行する
codex mcp list 設定済みMCPサーバーを一覧表示する
codex completion シェル補完を生成する

対話TUIで使う主なスラッシュコマンドは次のとおりです。

コマンド 用途
/status セッションの状態と設定を確認する
/permissions 許可範囲とサンドボックスを確認・変更する
/model 利用可能なモデルと推論設定を選ぶ
/review 変更内容をレビューする
/init AGENTS.mdの作成を支援する
/mcp 現在利用できるMCP接続を確認する

コマンドは更新されるため、codex --helpと公式CLIリファレンスを正としてください。

承認とサンドボックスを安全に設定する

Codex CLIの安全性を理解するうえで重要なのは、サンドボックスと承認を分けて考えることです。

サンドボックスは書き込み先やネットワークなどの技術的境界です。承認ポリシーは、どの操作で確認するかを決めます。

サンドボックス 主な用途 注意点
read-only 調査、説明、レビュー ファイル編集はできない
workspace-write 対象ワークスペース内の修正 書き込み範囲とネットワーク設定を確認する
danger-full-access 隔離済みの特殊な実行環境 通常端末での常用は避ける

サンドボックスはCodex内蔵のファイル操作だけに適用されるのではありません。Codexが起動するGit、パッケージマネージャー、テストランナーなども同じ境界を引き継ぎます。

承認画面では、次を確認します。

  1. 実行するコマンドは依頼した目的に必要か
  2. 対象パスは想定したリポジトリ内か
  3. 削除、上書き、権限変更を含まないか
  4. 外部ネットワークへ何を送るか
  5. 依存関係の追加やスクリプト実行を伴うか
  6. Git履歴やリモートへ影響しないか

承認とサンドボックスを無効化するバイパス系オプションは常用しません。必要な操作だけを許可するのが原則です。

\ AI活用の「次の一手」を一緒に考えませんか /

法人様のAI導入に関するご相談はこちら

AGENTS.mdで作業ルールを共有する

毎回同じ注意事項を書くなら、AGENTS.mdを使います。Codex CLIは作業前にこのファイルを読み、リポジトリ固有のルールとして扱います。TUIの/initで下書きを作ることもできます。

プロジェクトルートには、最低限、次の内容を記載します。

# AGENTS.md## 作業範囲- 依頼に関係するファイルだけを変更する- 生成物と秘密情報をコミットしない## 検証- 変更後に `npm test` を実行する- `npm run lint` の結果を報告する## 変更ルール- 新しい本番依存関係を無断で追加しない- データベース変更は実装前に計画を示す- 既存の公開APIを壊さない

Codexは既定で~/.codexのグローバル指示を確認し、プロジェクトルートから作業ディレクトリまで探索します。各階層ではAGENTS.override.mdAGENTS.mdより優先され、対象コードに近い指示が後から結合されます。

AGENTS.mdを長い設計書の置き場にする必要はありません。実行コマンド、変更禁止範囲、レビュー基準、参照すべき文書を簡潔に書きます。効果的なコンテキストの設計は、コンテキストエンジニアリングの解説も参考にしてください。

AIを開発業務へ組み込む際の権限設計や運用ルールでお困りの場合は、AI活用について相談するからご相談ください。

MCPで外部ツールと接続する

MCP(Model Context Protocol)は、モデルを外部のツールや情報源へ接続する仕組みです。Codex CLIでは、ローカルプロセスとして動くSTDIOサーバーと、URLへ接続するStreamable HTTPサーバーを利用できます。

MCPサーバーを追加する基本形は次のとおりです。

codex mcp add <server-name> -- <stdio-server-command>codex mcp listcodex mcp --help

OAuth対応サーバーは、別途ログインします。

codex mcp login <server-name>

設定は既定で~/.codex/config.tomlへ保存されます。信頼済みプロジェクトでは.codex/config.tomlへプロジェクト単位で置くこともできます。TUIでは/mcpで有効な接続を確認します。

MCPではコードや入力内容が外部へ送信される場合があります。追加前に次を確認してください。

  • 接続先と運営主体を承認しているか
  • どのデータを送信し、保存するか
  • 読み取りと書き込みのどちらを許可するか
  • 利用可能なツールを許可リストで絞れるか
  • トークンを設定ファイルへ直書きしていないか
  • OAuthの失効、停止、監査手順があるか

MCPの仕組みと選び方は、MCPサーバーの使い方ガイドで詳しく解説しています。

codex execでスクリプトやCIから実行する

codex execは、対話TUIを開かずにタスクを実行する非対話モードです。定期的な分析、リリースノート作成、CI失敗の調査などに向いています。

codex exec "リポジトリ構成と上位5件のリスクを要約してください"

進捗はstderr、最終メッセージはstdoutへ出力されるため、結果をパイプ処理できます。

codex execの既定サンドボックスは読み取り専用です。編集が必要な場合だけ、明示的に書き込みを許可します。

codex exec --sandbox workspace-write \  "失敗したテストを再現し、原因に関係する最小限の修正を行ってください"

danger-full-accessは隔離環境に限定します。旧--full-autoは非推奨で、新規スクリプトでは--sandbox workspace-writeが推奨されています。

すべてのイベントをJSON Linesで受け取る場合は--jsonを使います。

codex exec --json "リポジトリ構成を要約してください" | jq

最終メッセージは--output-last-messageで保存できます。決まった項目が必要なら、--output-schemaでJSON Schemaを指定します。

GitHub Actionsへ組み込む

公式のopenai/codex-action@v1は、APIキーの露出を抑えるプロキシと安全戦略を利用します。

Actionの利用に加え、次の原則を併用します。

  • ワークフロー権限を読み取り中心にする
  • 信頼できないコードを実行する工程へAPIキーを渡さない
  • 変更は直接反映せず、パッチやPull Requestとして提出する
  • 保護ブランチと人によるレビューを必須にする
  • 専用ランナーを使い、実行後に環境を破棄する

動かないときのトラブル診断

問題が起きたら、バージョン、作業場所、認証、権限、指示、差分の順で確認します。

症状 診断と対処
codexが見つからない codex --versionを試し、インストール先とPATHを確認する
ログインできない codex login statusで状態を確認する。ブラウザが使えなければデバイスコード認証を検討する
AGENTS.mdが反映されない 起動場所、空ファイル、上位階層のAGENTS.override.mdを確認し、セッションを再起動する
書き込めない /permissionsで読み取り専用になっていないか確認し、必要な範囲だけ許可する
外部接続できない サンドボックス、プロキシ、証明書、許可済み接続先を確認する
MCPが起動しない codex mcp listでコマンド、引数、環境変数、OAuth状態を確認する
変更が広がった 作業を止めてgit diffを確認し、依頼範囲を狭める

MCPをrequired = trueにすると、初期化失敗時にcodex execもエラー終了します。意図した必須設定かを確認してください。

企業で安全に使うためのチェックリスト

企業導入では、データ、権限、変更、監査の境界を先に決めます。

段階 確認項目
導入前 対象業務、入力禁止情報、認証方式、責任者、公式利用条件を定めたか
実行前 検証用リポジトリ、専用ブランチ、作業前コミットを用意したか
権限設定 読み取りから始め、書き込み先とネットワークを最小化したか
指示設定 AGENTS.mdにテスト、禁止範囲、依存追加、秘密情報のルールを書いたか
実行中 コマンド、承認理由、接続先、変更ファイルを確認したか
実行後 git diff、テスト、lint、型チェック、セキュリティ検査を行ったか
MCP 接続先、送信データ、ツール権限、認証情報、停止手順を審査したか
CI 専用ランナー、最小権限、秘密情報の分離、PRレビューを設定したか
運用 バージョン更新、権限変更、例外承認、利用ログを定期確認するか

影響が小さく、テストがあり、Gitで戻せる対象から始めます。生成された変更にも、保護ブランチ、静的解析、レビューを適用してください。

Codexの使い方に関するよくある質問

Q. Codex CLIは無料で使えますか?

利用条件は認証方式と契約で異なります。APIキーは標準API料金に従います。料金、対象プラン、利用上限はOpenAI公式で確認してください。

Q. ChatGPTとAPIキーのどちらで認証すべきですか?

ローカル作業では許可済みChatGPTワークスペース、CIではAPIキーが候補です。組織の認証方針に合わせてください。

Q. 日本語で依頼できますか?

日本語で依頼できます。目的、対象範囲、禁止事項、完了条件、検証方法を具体的に書いてください。

Q. Codex CLIの変更は元に戻せますか?

Gitで管理していれば戻せます。起動前にgit statusを確認し、専用ブランチとチェックポイントを作ってください。

Q. WordPressの開発にも使えますか?

はい。WordPressのテーマやプラグインも調査・修正できます。本番で直接起動せず、検証環境でテストと差分確認を行ってください。

Q. Codex CLIが勝手にファイルや外部サービスを変更しませんか?

実行可能な操作はサンドボックスと承認設定に左右されます。読み取り専用から開始し、/permissionsで状態を確認してください。MCPやネットワークを有効にする場合も、接続先とツール権限を絞り、影響のある操作は承認対象にします。

Q. CIで安全に使うにはどうすればよいですか?

専用の一時ランナー、最小権限、APIキーの分離、読み取り専用からの開始、Pull Request経由の変更を組み合わせます。公式のCodex GitHub Actionを使う場合も、ワークフロー権限と秘密情報の到達範囲を確認してください。

まとめ:小さく始め、権限と差分を確認する

Codex CLIの使い方は難しくありません。公式手段でインストールし、認証したら、対象リポジトリでcodexを実行します。最初は/status/permissionsを確認し、説明だけを依頼します。その後、変更範囲とテストを指定した小さなタスクへ進みます。

安全運用の要点は、対象を限定すること、権限を最小化すること、人がコマンドと差分を確認することです。AGENTS.mdでルールを共有し、MCPやCIは接続先と秘密情報を審査してから段階的に追加してください。

料金、モデル、対象プラン、利用上限、コマンド仕様は更新されます。実際の導入時には、以下のOpenAI公式情報とインストール済みCLIのヘルプを再確認しましょう。

企業での導入設計、安全な業務適用、運用ルールの整理については、AI活用について相談するをご利用ください。

公式出典

本記事は、2026年8月4日時点で確認した以下のOpenAI公式一次情報を参照しています。




無料ホワイトペーパー

Claude Code × Codex 最新機能比較 2026

2026年上半期の最新アップデートを公式情報ベースで比較。「自社はどちらを選ぶべきか」の判断軸をまとめた資料を無料でダウンロードいただけます。

資料を無料ダウンロード →PDF 全9ページ

Claude Code × Codex 最新機能比較 2026 ホワイトペーパー表紙

AIの力で、ビジネスを次のステージへ

まずはお気軽にご相談ください。貴社に最適なAI活用プランをご提案します。

AIのプロに無料相談 30秒で日程調整完了