Claude×X連携の方法とAPI料金・自動投稿の注意点【2026年10月】

ClaudeとXの連携方法・API料金・自動投稿の注意点

執筆・編集:株式会社Nexa 編集部(下書きと機械検査はAI、公開前に人が確認)/約24分で読めます。公式ドキュメント・公式発表などの一次情報を確認したうえで執筆・更新しています。AIツールの仕様や料金は変わることがあるため、導入判断の前に各公式サイトの最新情報もご確認ください。記事の作り方と検査の方針

ClaudeとXは3つの方法で連携でき、自動投稿にはX APIを使います。Xサイトのブラウザ操作自動化は公式ルールで禁止されています。

  • 方法: 調査はX公式MCP、投稿はX API、予約管理はTypefullyなどのコネクタを比較します。
  • 料金: X APIの通常の投稿作成は1件0.015ドル、URL付きは0.200ドルです。
  • 運用: 下書き作成と公開を分け、人の承認後にX APIで投稿します。

対象読者:経営者、マーケター、SNS担当者。

今日やること: 投稿せずに下書きを1本作り、内容と投稿先を確認します。

確認日:2026年10月7日。X公式MCP、API料金、開発者ガイドラインを確認しています。

この記事の著者
株式会社Nexa 代表取締役川島 陸

一橋大学経済学部卒業後、フォーティエンスコンサルティング株式会社(旧 株式会社クニエ)にて法人向けAI導入支援等を経験。独立後、AI系メディア運営やDify/n8nの導入支援を経て、株式会社Nexaを創業。法人向けAI研修・AI導入支援・AI関連メディア運営を手掛ける。

ClaudeとXは連携できます。方法は3つあり、どれを選ぶかで「できること」と「かかる費用」が変わります。投稿を自動化したい場合はX APIを使います。通常の投稿作成は1件0.015ドル、URL付きは0.200ドルの従量課金です。

毎日のX投稿が追いつかない。担当者ごとに文体が変わる。こうした課題に対して、すぐに完全自動投稿へ進む必要はありません。Claude Codeで原稿を作り、人が確認してからXへ投稿する半自動化なら、作業時間と誤投稿リスクの両方を管理できます。

この記事では、前半で連携の方法・X APIの料金・投稿の上限を整理し、後半でClaude Codeと自作の下書き管理APIを組み合わせる3ステップを示します。下書き管理側のコードは設計例であり、公開済みサービスの利用手順ではありません。Anthropicの公式ドキュメントではClaude Codeを、コードの読み書きやコマンド実行を行うエージェント型ツールと説明しており、Xの公式ドキュメントではAPIによる投稿作成の仕様が公開されています。料金・上限・技術上の制約は、2026年10月7日に各公式ページを開いて確認した内容です。

ClaudeとXは連携できるか|3つの方法と選び方

ClaudeとXの連携は、調査・投稿・予約管理の目的で選びます。X社のMCPと第三者提供のコネクタは別の接続方法です。

方法 提供元 できること 向いている用途
X公式MCPサーバー X社 ポストの検索と取得、ユーザー情報の参照、ブックマーク、トレンドとニュースの取得、Articles(長文記事)の下書きと公開 競合や話題の調査、投稿ネタ集め
X API X社 ポストの作成、画像のアップロード、ポストやユーザー情報の読み取り 投稿の自動化(この記事の後半で扱う方法)
予約投稿サービスのコネクタ サードパーティ Typefullyでは下書き・予約・公開。機能と利用条件はサービスごとに異なる すでにその予約投稿サービスを契約している場合
ClaudeとXの連携を調査・投稿・予約管理の3つに分け、接続先を示した全体図
図1: 公式MCP・X API・第三者コネクタは、目的と提供元を分けて選びます。

Claudeのコネクタ一覧にX社提供のコネクタはあるか

「Claudeの公式サイトに掲載されている」と「X社が提供している」は別です。Claude MarketplaceのTypefully掲載ページでは、提供元はTypefullyと明記されています。X向けの下書き、スレッド、予約・公開を扱えますが、X社提供のコネクタではありません。

コネクタ一覧は随時変わるため、「X向けの連携がない」とは断定しません。X社の接続方式を使いたい場合は、次の公式MCPまたはX APIを検討します。Typefullyを使う場合は同サービスのアカウントと利用条件を確認してください。

X公式MCPサーバーでできること

X社は公式のMCPサーバーを公開しています。MCP(Model Context Protocol)は、AIと外部サービスをつなぐための共通規格です。接続先はhttps://api.x.com/mcpで、公式ドキュメントは対応するAIツールとしてGrok Build、Cursor、Claude、VS Codeを挙げ、Claude Desktopの設定例も掲載しています。

公式MCPには、読み取り用のApp-only Bearer接続と、ユーザー権限で操作するxurl mcp接続があります。後者ではOAuth 2.0を有効化した開発者アプリとNode.jsを用意します。初回ログイン用のリダイレクトURIとして、公式例のhttp://localhost:8080/callbackを開発者アプリに登録します。

Claude Codeへの追加はAnthropicのMCP設定書式とX公式のブリッジ設定を組み合わせます。認証情報をシェル履歴に直接書かないよう、次の例では先にxurlで認証を完了し、キャッシュ済みの認証情報を使う前提にしています。

# X公式手順でxurlのアプリ設定・OAuth認証を完了してから追加
claude mcp add --transport stdio xapi -- \
  npx -y @xdevplatform/xurl mcp https://api.x.com/mcp
claude mcp list

接続コマンドの書式を示した例で、この場でXアカウントへの接続試験は行っていません。X公式MCPはX APIへの窓口であり、無料でAPI利用料を回避する仕組みではありません。Docs MCPは別物で、X開発者ドキュメントを検索・閲覧するための接続先です。

注意点は、公式ドキュメントの機能一覧に「通常のポストの作成」が載っていないことです(2026年10月7日時点)。書き込みとして挙げられているのはブックマークとArticlesです。そのため、日々のポストを自動化したい場合はX APIを使います。MCPの基本はClaude MCPの使い方で解説しています。

X APIで投稿する場合に必要なもの

ポストの作成はPOST /2/tweetsというエンドポイントで行います。公式リファレンスによると、OAuth 2.0で認証する場合はtweet.read、tweet.write、users.readの3つのスコープが必要です。Claude Codeはコマンドを実行できるため、このAPIを呼び出すスクリプトやcurlコマンドをClaude Codeから動かす形で連携します。

X APIの料金と投稿の上限【2026年10月時点】

一般向けのX APIは、使った分だけ支払う従量課金です。公式の料金ページには「サブスクリプションなし」「契約や最低利用額なし」と書かれており、Developer Consoleでクレジットを事前に購入し、リクエストのたびに差し引かれる仕組みです。

操作ごとの単価

操作 単価 課金の単位
ポストの作成 0.015ドル 1リクエストごと
ポストの作成(URLを含む) 0.200ドル 1リクエストごと
ポストの読み取り 0.005ドル 取得した1件ごと
ユーザー情報の読み取り 0.010ドル 取得した1件ごと
Owned Reads(対象エンドポイントで、認証ユーザーが開発者アプリの所有者の場合) 0.001ドル 取得した1件ごと

見落としやすいのは、URLを含む通常投稿の単価です。0.200 ÷ 0.015で約13.3倍になります。以下は1日3本を30日間、合計90本投稿する仮定の試算です。読み取り、画像処理、Claudeや管理アプリの費用、税・為替差は含めません。

  • 90本すべてURLなし: 90 × 0.015ドル = 1.35ドル
  • 90本すべてURLあり: 90 × 0.200ドル = 18ドル

なお、料金表には別区分のPost: Create (summoned)もあります。上の試算は通常の投稿作成とURL付き投稿だけを対象にしています。Owned Readsの割引は、認証ユーザーがアプリ所有者であり、対象エンドポイントのIDも一致する場合に限られます。単価は変更されることがあり、公式ページも最新の単価はDeveloper Consoleで確認するよう案内しています。

投稿の上限(レート制限)

操作 1ユーザーあたり 1アプリあたり
ポストの作成(POST /2/tweets) 15分に100件 24時間に1万件
ポストの削除(DELETE /2/tweets/:id) 15分に50件 —

数値は公式のレート制限表によるものです。これは投稿の推奨頻度ではなく技術上の上限です。ほかのアカウントや処理とアプリを共有する場合も含め、API応答の残量とリセット時刻を確認します。読み取りについては、従量課金では1か月の請求期間あたり300万ポストまでという上限があります。

この表はAPIエンドポイントの制限です。アカウント自体の投稿制限は別にあり、Webやアプリからの操作も合算されます。APIの上限だけで1日の投稿可能数を判断しないでください。

使いすぎを防ぐ設定

Developer Consoleでは、請求期間あたりの支出上限(Spending limits)を設定できます。上限に達すると、次の請求期間までAPIリクエストが止まります。自動チャージを有効にする場合も、開発中やテスト中は支出上限を併せて設定しておくと安心です。

なお、「無料プランで月1,500件まで投稿できる」という説明が残っている記事もありますが、現在の公式料金ページにその記載はありません。古い情報を前提に設計しないよう注意してください。

Claude CodeでXのツイートを自動化するとどう変わるか

Claude Codeに初稿を任せても、内容の正確さを確認する仕事は残ります。作成・確認・投稿を分けることが自動化の出発点です。

手動運用の3つの課題

X(Twitter)の運用を手動で続けていると、次の3つの課題が積み重なっていきます。

①時間がかかる
読者に伝わる文章を考え、文字数を調整し、画像を用意する作業が発生します。所要時間は内容や確認体制によって異なるため、一律の削減時間は示せません。

②文体やトーンがブレる
担当者が複数いる場合はもちろん、一人でも曜日や体調によって文体にばらつきが出ます。ブランドイメージを統一するためのチェック工数も生じます。

③投稿タイミングを逃す
忙しい日には投稿を忘れ、アクティビティが途切れる。予約投稿ツールを使っていても、ネタ作りと文章作成が追いついていなければ本末転倒です。

AI自動化で解決できること

Claude Codeとツイート生成スキルを組み合わせると、作業の一部を共通化できます。効果は自社の修正回数や確認時間で測ります。

課題 AI自動化による解決
文章作成の時間 初稿の作成をAIに任せ、人は確認と修正に集中できる
文体のブレ スタイルガイドをスキルに組み込み、文体をそろえるための判断材料を渡す
投稿タイミング 下書きUIに自動送信→好きなタイミングで確認・投稿
複数アカウント管理 管理アプリ側で認証ユーザーと投稿先を対応づける

重要なのは、「完全自動投稿(確認なしの自動送信)」にするのではなく、AIが下書きを作り→人間が確認して→投稿するという流れを維持することです。誤情報の拡散リスクや炎上を防ぐうえで、確認ステップは企業のSNS運用において不可欠です。

全体の仕組みと3つのコンポーネント

下書き運用は、文章を作るClaude Code、下書き管理アプリ、公開するX APIの3つに分けて設計できます。

ツイート生成スキル → Tweet Composer API → 確認UI → X投稿

①ツイート生成スキル

Claude Codeのスキル(SKILL.md)として実装したツイート生成機能です。公開してよい記事のURLやテキストを入力し、通常ポストの文字数に収まる原稿やスレッド案を作らせます。生成結果の文字数は別途検証します。

通常ポストの文字数は重み付きで数えられ、上限は280です。公式の文字数カウントの説明では、英数字は1文字を1、日本語などのCJK文字は1文字を2として数えるため、CJK文字だけなら140文字が目安です。URLは長さによらず23として数えます。長文投稿の提供条件とは分けて考え、通常ポストはtwitter-textなどで重み付き文字数を検証します。

スキルには以下を組み込むことができます。

  • ブランドごとのスタイルガイド(語調・絵文字の使い方・ハッシュタグルールなど)
  • 自社が公開済みで利用権限を持つ文章の表現ルール
  • ツイートタイプの自動判定(情報共有型、問いかけ型、引用RT型など)

②Tweet Composer API(Cloudflare Workers版)

ここでいうTweet Composer APIは、自作する下書き管理APIの仮称です。XやAnthropicの公式製品名ではなく、以下の項目や画面は一般的な設計例です。既存サービスの仕様や、当社・顧客の稼働実績を示すものではありません。

Cloudflare Workersは、サーバー管理をせずにアプリやAPIを動かせる実行基盤です。ただしWorkersを用意するだけで下書き管理が完成するわけではありません。保存先、アクセス制御、確認画面、Xへの送信処理を別途実装します。

最小構成では、次の機能を設計します。

  • 原稿を受信して下書きとして保存する機能
  • 保存済み原稿を読み直し、編集・承認する画面
  • 承認した内容だけをX APIに送る機能
  • 投稿IDと実行結果を記録して二重送信を防ぐ処理

下書きは自作アプリ内に保存します。X公式アプリの下書き一覧に自動保存される仕組みではありません。完成済みの管理画面を使いたい場合は、前述のTypefullyなどを検討してください。

③X API(OAuth 2.0 PKCE認証)

実際にXへ投稿するためのAPI接続です。OAuth 2.0 PKCEという認証方式を使います。

OAuth 2.0 PKCEとは、ブラウザを使った認証フローで、アプリがXアカウントへのアクセス権を安全に取得する仕組みです。認証後はアクセストークンを使いますが、トークンは無期限ではありません。XのOAuth公式ガイドでは標準の有効期間を2時間と説明しています。継続運用ではoffline.accessでリフレッシュトークンを取得し、更新処理と失効時の再認証を実装します。

認証で取得できる権限の種類は次のとおりです。

  • tweet.read: ツイートの読み取り
  • tweet.write: ツイートの投稿・削除
  • users.read: ユーザー情報の取得

公式リファレンスでは、投稿(POST /2/tweets)に上の3つのスコープすべてが必要とされています。tweet.writeだけでは足りないため、設定時に注意してください。

Claude Codeで原稿を作り、自作APIに保存して人の承認後にX APIで公開する流れ
図2: 下書きは自作アプリに保存し、人が確認してから別工程で公開します。

ステップ1 — Tweet Composer APIへの接続設定

接続前に、下書き保存APIの実装と認証を用意します。以下は自作APIの通信例で、URLを置換するだけで使える公開サービスではありません。

APIキーをmacOS Keychainに登録する

APIキーを本文やスキルファイルに書かず、macOS Keychainなどの秘密情報保管先に登録します。下書きAPIのキーと、XのOAuthトークンは別々の認証情報として管理します。

# 自作の下書きAPIに発行したキーを対話入力(macOS)
# -wを最後に置き、実際の値はコマンド行へ書かない
security add-generic-password -s "DRAFT_API_KEY" -a "draft-app" -w

# 登録確認では値を表示しない
security find-generic-password -s "DRAFT_API_KEY" -a "draft-app" >/dev/null

コマンドはmacOS標準のsecurity help add-generic-passwordの説明を確認しています。Keychainに保存しても、取り出したキーをログやAIへの返答に出力すれば漏えいします。読み出しは送信スクリプト内に閉じ、デバッグ出力を無効にしてください。

curlコマンドで接続テスト

ここではPOST /api/draftsに下書きを保存する仕様を設計したと仮定します。example.comは例示用で、実際の送信先ではありません。送信前に、自分が管理するテスト用エンドポイントへ置き換えます。

# 自作APIの仕様例。送信してもXには公開しない設計にする
DRAFT_API_URL='https://example.com/api/drafts'
API_KEY=$(security find-generic-password -s "DRAFT_API_KEY" -a "draft-app" -w) || exit 1
curl --fail-with-body --silent --show-error "$DRAFT_API_URL" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -H "X-API-Key: $API_KEY" \
  --data-binary '{"title":"確認用の下書き","posts":[{"text":"公開前に内容を確認するための原稿です。"}],"status":"draft"}'
unset API_KEY

受け入れ条件は、保存した本文が読み戻せること、状態が下書きのままであること、Xに公開されていないことです。API応答の形は実装によるため、固定の成功レスポンスは示しません。下書きの確認URLを返す場合も、ログインなしで第三者に本文を見られない設計にしてください。

ステップ2 — ツイートをAPI経由で送信する

下書き保存とXへの公開は別のAPI呼び出しです。まず原稿を保存して読み戻し、承認した内容だけを公開処理へ渡します。

単発ツイートを送信する

自作APIの例では、posts配列にtextを持つ要素を1つ入れます。これは自作側で決める形式で、X APIの正式なパラメータではありません。最終的な公開は、X公式の投稿作成APIへ次の形式で送ります。

# この呼び出しは下書き保存ではなく、実際にXへ公開する
# 承認後に、投稿権限を持つユーザーアクセストークンで実行する例
curl --fail-with-body --silent --show-error 'https://api.x.com/2/tweets' \
  -H "Authorization: Bearer $X_USER_ACCESS_TOKEN" \
  -H 'Content-Type: application/json' \
  --data-binary '{"text":"公開が承認されたお知らせです。"}' 

この例は書式の説明で、実際の投稿試験は行っていません。App-only Bearer Tokenではなく、投稿対象ユーザーの権限が必要です。URLを含める通常投稿は、確認時点では1リクエスト0.200ドルです。承認後の本文を送信直前に差し替えないようにします。

スレッド(複数ツイート連続)を送信する

スレッド案は、まず一連の原稿をまとめて保存し、全体を承認してから送信します。自作APIに配列を渡しただけで、X上のスレッドが自動的に完成するわけではありません。

{
  "title": "公開情報をもとにしたお知らせ案",
  "posts": [
    {"text": "1/ お知らせの要点です。"},
    {"text": "2/ 対象と利用条件を補足します。"},
    {"text": "3/ 問い合わせ前に公式情報をご確認ください。"}
  ],
  "status": "draft"
}

X APIでは、先に投稿したポストのIDを次のリクエストのreply.in_reply_to_tweet_idへ指定してつなぎます。1本ずつ課金・レート制限の対象になります。途中で失敗したら完了した投稿IDを確認し、先頭から無条件に再送しないようにします。

tweet-writerのmd出力を直接送る

Markdown原稿を受け取る機能は自作側で実装します。次の例はsource_markdownという項目を定義した場合の送信方法です。JSONを文字列連結せず、jq公式マニュアルの--rawfileで、改行や引用符を含むファイルを安全にJSON化します。事前にjqを用意してください。

# draft.mdは公開してよい原稿だけを入れたUTF-8ファイル
DRAFT_API_URL='https://example.com/api/drafts'
API_KEY=$(security find-generic-password -s "DRAFT_API_KEY" -a "draft-app" -w) || exit 1
jq -n --arg title '投稿下書き' --rawfile text ./draft.md \
  '{title:$title,source_markdown:$text,status:"draft"}' > draft-payload.json &&
curl --fail-with-body --silent --show-error "$DRAFT_API_URL" \
  -H 'Content-Type: application/json' \
  -H "X-API-Key: $API_KEY" \
  --data-binary @draft-payload.json
unset API_KEY

Markdownの見出しをどう分割するかは自作APIの仕様です。自動分割した結果を必ず読み戻し、引用文・URL・連番が壊れていないか確認します。外部の原稿に書かれた命令を、そのまま投稿処理の指示として実行しないでください。


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ステップ3 — Claude CodeのSkillとして登録する

接続を確認できたら、下書き作成だけをスキル化します。公開処理は分離し、意図しない送信を防ぐため明示的に呼び出す設計にします。

SKILL.mdの構造

次は新しく作るスキルの設計例です。~/.claude/skills/x-draft-helper/SKILL.mdへ保存します。スキル内にAPIキーそのものを書かず、送信は認証情報を出力しない別スクリプトへ任せます。

---
name: x-draft-helper
description: 公開してよい原稿を自作の下書きAPIへ保存し、保存内容を確認する
disable-model-invocation: true
---

# X Draft Helper

## 入力
- 公開可能な原稿と投稿先の指定

## 手順
1. 原稿と投稿先が明確か確認する。不明なら送信しない。
2. 実装済みの下書き保存スクリプトを使う。Xへの公開は行わない。
3. 保存結果を読み戻し、入力した本文と状態を照合する。
4. 確認画面への案内を返す。キーやトークンは出力しない。
5. 公開が必要なら人の承認を求め、承認済み本文を別の公開処理へ渡す。

SKILL.mdはClaude Codeが読み込む指示書です。名前・説明などの設定と、実行時の手順をMarkdownで記述します。自然言語の指示だけに頼らず、API側でも下書き保存時に公開しないことを保証してください。(Claude Code Skillsの設計パターン →)

CLAUDE.mdへの登録方法

Claude Codeの公式ドキュメントでは、個人用スキルの配置先を~/.claude/skills/<skill-name>/SKILL.mdとしています。CLAUDE.mdへの登録は必須ではありません。通常はdescriptionが自動読み込みの判断に使われますが、この例はdisable-model-invocation: trueで自動起動を抑えています。

配置後は/x-draft-helperで明示的に呼び出します。CLAUDE.mdには「下書きの作成と公開は別」「承認なしに公開しない」といった共通方針だけを残す方法があります。秘密情報は書きません。

複数のスキルをつなぐ場合も、文章生成・保存・承認・公開の境界を保ちます。生成が終わったことを公開許可とみなさない設計が必要です。(スキルチェーンの設計方法 →)

Xの自動化ルール|自動投稿で守ること

Xの自動化ルールと開発者ガイドラインは、API以外の操作自動化を禁止しています。自動投稿には、投稿方法だけでなく、重複や相手の同意などの条件も適用されます。

行為 ルール上の扱い
情報提供・娯楽などを目的とした自動投稿 認められている(他のルールを守ることが前提)
RSSなど外部情報をもとにした自動投稿 認められている(その情報を公開する権限があることが前提)
同じ内容・ほぼ同じ内容の繰り返し投稿(複数アカウントをまたぐ場合を含む) 禁止
トレンドに関する自動投稿 禁止
自動リプライ・自動メンション 相手が事前に連絡を希望・承諾している場合のみ。1回のやり取りにつき1件まで、停止要求にも対応
AIで応答を生成する自動リプライボット Xの事前の明示的な書面承認が必要
自動いいね 禁止
一括・無差別のフォローとフォロー解除 禁止
APIを使わない自動化(Xのサイトをスクリプトで操作するなど) 禁止。アカウントが永久凍結になる場合がある

ブラウザ操作での自動投稿は避ける

AIエージェントやスクリプトにXの投稿画面を操作させる方法は推奨しません。公式ガイドラインは、ブラウザ操作やスクレイピングなど、公式API外の自動化を禁止しています。下書きを人が読んでいても、その後のX画面の操作を自動化してよいことにはなりません。

自動化アカウントに求められる表示

Xの開発者ガイドラインは、自動化アカウント(ボット)に対して、プロフィールの「Automated」ラベルを有効にすること、自己紹介欄でボットであることと運用者を明示すること、人が管理するアカウントと紐づけることを求めています。人が毎回確認してから投稿する運用がこの「自動化アカウント」に当たるかは、運用の実態によります。判断に迷う場合はXの公式窓口に確認してください。

人が確認してから投稿する運用を勧める理由

人の確認は、誤情報・不適切な表現・投稿先の間違いを見つけるための工程です。規則を免除する工程ではありません。自作の確認画面を人が操作し、裏側でX APIを呼ぶ構成と、X公式サイトの画面をスクリプトで操作する構成を区別してください。

確認UIの使い方と安全な投稿フロー

確認UIは、自作アプリ内の下書きを人が点検する画面です。以下は画面の設計例で、既存製品の確定仕様ではありません。

リアルタイムプレビューで確認する

確認画面は、たとえば次の3つの領域に分けて設計できます。パネルの位置は任意です。

パネル 機能
下書きリスト 作成された下書きの一覧。クリックで選択
エディタ ツイートの編集。スレッド追加・削除
プレビュー X風のリアルタイムプレビュー

プレビューには本文だけでなく、投稿先アカウント、画像、リンク、スレッドの順序を表示します。文字数は単純な全角140文字判定ではなく、公式の重み付き規則でチェックします。承認後に本文が編集されたら承認を取り消す設計も有効です。

画像を添付する

画像を添付する画面も自作側で実装します。本文との対応、利用権限、個人情報の映り込みを確認し、公開前のプレビューで担当者が確認できるようにします。

Xへの公開時は、画像アップロードで得たメディアIDを、投稿作成リクエストのmedia.media_idsへ渡す構成です。独自の画像配列を下書きAPIへ送ることと、Xの正式なメディア送信形式は分けて扱います。

AI生成メディアの扱いも確認してください。X APIの投稿作成リファレンスには、AI生成メディアを含むことを開示するmade_with_aiがあります。自作アプリに採用するときは、投稿内容と開示設定を確認画面にも表示します。

確認後に投稿する

確認UIで本文と投稿先を確定してから、公開操作を行う設計にします。投稿後はX APIの返却した投稿IDで結果を照合し、二重クリックや再試行による重複投稿を防ぎます。

ポイント
完全自動投稿(確認なしにそのままXに送信)の実装も技術的には可能ですが、企業のSNS運用では推奨しません。AIが生成したテキストには情報の誤りや文脈の不適切さが含まれる可能性があります。「AIが生成→人間が確認→投稿」のフローを維持することで、誤投稿のリスクを抑えるための確認ができます。

ClaudeとXを連携して投稿する前に確認する内容・投稿先・方式・料金・投稿結果の5項目
図3: 人の承認だけでなく、公式ルールへの準拠と投稿結果の記録も確認します。

よくある質問

Q. ClaudeとXは公式に連携できますか?

X社の公式MCPとX APIを利用して連携できます。Claude Marketplaceに掲載されたTypefullyは第三者提供のコネクタです。通常ポストを公開する処理は、X APIのPOST /2/tweetsを基準に設計します。

Q. X APIは無料で使えますか?料金はいくらですか?

2026年10月7日に確認した一般向け料金は従量課金です。通常の投稿作成は1リクエスト0.015ドル、URL付きは0.200ドル、通常のポスト読み取りは1件0.005ドルです。無料枠を前提にせず、利用前にDeveloper Consoleで適用単価とクレジット残高を確認してください。Claudeや外部サービスの費用は別です。

Q. X APIで1日に何件まで投稿できますか?

公式表のPOST /2/tweetsには、ユーザーあたり100件/15分、アプリあたり10,000件/24時間と記載されています。アカウント自体の投稿制限も別にあるため、1ユーザーが1日に10,000件投稿できるという保証ではありません。API応答の制限情報を確認し、重複投稿などの規則も守ってください。

Q. AIで作った文章を自動投稿すると、Xの規約違反になりますか?

AI生成文の投稿を一律に禁止するものではありません。公式APIを使い、重複投稿、トレンドに関する自動投稿、相手が望まないメンションなどを避けます。自動いいねは禁止され、AIによる自動リプライにはXの事前の明示的な書面承認が必要です。

Q. 完全自動投稿(確認なしの自動送信)はできますか?

X APIで公開処理を実装することは可能ですが、本記事は人の承認を挟む運用を推奨します。自作の下書き管理APIに共通の自動公開パラメータがあるわけではありません。ブラウザでXの投稿画面を自動操作する方式は採用しません。

Q. 複数のXアカウントを切り替えて使えますか?

アカウントごとに適切な認可を得て、管理アプリ側でトークンと投稿先を対応づける設計にします。アカウント指定の独自パラメータだけでXの投稿権限を切り替えられるわけではありません。確認画面に投稿先を表示し、複数アカウントで同じ内容を繰り返し投稿しないようにします。

Q. スレッド形式で何ツイートまで送れますか?

X APIでは、先に投稿したポストのIDをreply.in_reply_to_tweet_idに指定してつなぎます。1本ごとに課金とレート制限の対象になります。本記事では一律のスレッド本数上限を断定せず、読みやすさと処理の途中失敗に備えて原稿を分割する設計を示しています。

Q. Tweet Composer APIの下書きはX公式アプリにも保存されますか?

いいえ。本記事のTweet Composer APIは自作の下書き管理APIの仮称で、原稿は自作アプリ内に保存します。X公式アプリの下書き欄への同期は説明していません。Xへの公開は、人の承認後に投稿作成APIを呼ぶ別工程です。

まとめ

ClaudeとXは連携できます。投稿を自動化する場合はX APIを使い、Claude CodeとTweet Composer APIを組み合わせることで、ツイートの生成から下書き保存までをシンプルなワークフローで実現できます。

ポイントを振り返ります。

  1. 連携の方法は3つ: 調査にはX公式MCPサーバー、投稿にはX API。予約管理ではTypefullyなど第三者のコネクタも比較する
  2. X APIは従量課金: 投稿は1件0.015ドル、URLを含む投稿は1件0.20ドル。支出上限を設定しておく
  3. 3コンポーネントの理解: ツイート生成スキル / Tweet Composer API / X API の役割分担を明確にする
  4. APIキーはKeychainで安全管理: コードや設定ファイルに直接書かない
  5. curlで疎通確認→SKILL.md登録: 動作確認してからスキル化する
  6. 確認UIを経由する安全設計: Xの自動化ルールを守り、AIが生成→人間が確認→投稿のフローを維持する

まずは公開可能な情報だけで下書きを1本作り、担当者が確認してください。自作する場合はStep 1の前に下書きAPIを実装し、保存・読み戻し・公開しないことを検証してからスキル化します。

X運用の自動化では、下書き作成の速さと、公開内容への責任を分けて考えます。API以外でXを自動操作せず、承認記録と投稿結果を残せる運用から始めるのが現実的です。


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この記事で参照した外部情報

  1. Anthropicの公式ドキュメントcode.claude.com
  2. Claude MarketplaceのTypefully掲載ページclaude.com
  3. AnthropicのMCP設定書式code.claude.com
  4. Cloudflare Workersdevelopers.cloudflare.com
  5. jq公式マニュアルjqlang.org
  6. Claude Codeの公式ドキュメントcode.claude.com

本文中でリンクしている外部ページの一覧です(自動生成)。最終確認日は本記事の最終更新日 2026-10-07 で、リンク先の内容はその後変わることがあります。

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