Google Antigravityの料金|CLIは無料?Pro・Ultra・法人【2026年9月】

Google Antigravity イメージ画像

執筆・編集:株式会社Nexa 編集部(下書きと機械検査はAI、公開前に人が確認)/約24分で読めます。公式ドキュメント・公式発表などの一次情報を確認したうえで執筆・更新しています。AIツールの仕様や料金は変わることがあるため、導入判断の前に各公式サイトの最新情報もご確認ください。記事の作り方と検査の方針

Google Antigravityは、個人向けのIndividualが月額0ドルで、Antigravity CLIにも単独の料金はありません。利用枠を増やす有料プランはGoogle AI Pro(月額2,900円)とGoogle AI Ultra(月額14,500円〜)で、法人はGoogle Cloud経由で契約します(2026年9月29日確認)。

  • 製品構成: Antigravity 2.0、CLI、SDK、IDEの4つと、既存エディタ向けの拡張機能
  • 利用枠: 無料は週ごと、Pro・Ultraは5時間ごとに回復(週の上限あり)
  • AIクレジット: 基本の利用枠を超えた分に使う仕組み。日本では購入できないとGoogle Oneヘルプに記載
  • 法人利用: Google Cloudプロジェクトの従量課金、またはGemini Enterpriseのライセンス

対象: AIコーディングエージェントを比較する開発責任者、情報システム担当者、開発者

今日やること: 公式の料金・ダウンロード画面を確認し、非機密の小規模タスクを1つ選びます。

この記事の著者
株式会社Nexa 代表取締役川島 陸

一橋大学経済学部卒業後、フォーティエンスコンサルティング株式会社(旧 株式会社クニエ)にて法人向けAI導入支援等を経験。独立後、AI系メディア運営やDify/n8nの導入支援を経て、株式会社Nexaを創業。法人向けAI研修・AI導入支援・AI関連メディア運営を手掛ける。

Google Antigravityの料金は、個人向けのIndividualが月額0ドルです。Antigravity CLIだけの料金プランはなく、無料のIndividualを含むすべてのプランでCLIを使えます。プランによって変わるのは、エージェントを動かせる量(利用枠)です。

2026年9月29日に公式の料金ページ、プラン説明ページ、Google Oneの料金ページを開いて確認した内容は次のとおりです。

プラン 料金 利用枠 CLI
Individual(無料) 月額0ドル 週ごとに回復 使える
Google AI Pro 月額2,900円 5時間ごとに回復(週の上限あり) 使える
Google AI Ultra 月額14,500円〜(Ultra 5xが月額14,500円、Ultra 20xが月額32,000円) 最も多い。5時間ごとに回復 使える
法人(Google Cloud経由) 従量課金、またはGemini Enterpriseのライセンス 契約とプロジェクトの設定による 使える

円の金額は、Google Oneの日本向けページに表示されていた月額です。税の扱いと最新の金額は、申し込み画面で確かめてください。

Google Antigravityの料金早見表。Individual、Google AI Pro、Ultraの月額と利用枠の回復周期
図1: CLIはどのプランでも使え、プランで変わるのは利用枠の量と回復の周期(2026年9月29日確認)

本記事では、Googleの公式情報を基に、Google Antigravityの機能、4製品の違い、料金、導入手順を解説します。料金・仕様は2026年9月29日に確認した内容です。公式ページ同士で書き方が違う点は、どのページに何と書かれているかを並べて示します。

Google Antigravityとは

Google Antigravityは、Googleが「agentic development platform」と説明する開発プラットフォームです。2025年11月18日に公開プレビューとして発表され、2026年5月19日にデスクトップアプリの「Antigravity 2.0」、CLI、SDKが加わりました(公式ブログ)。

ここでいうエージェントとは、質問に文章で答えるだけのAIではありません。与えられた目標に応じて作業を分解し、コードベースを確認し、ファイル編集やコマンド実行を進める主体を指します。

従来のコード補完では、開発者が入力している行の続きや関数をAIが提案する用途が中心でした。Google Antigravityが前面に出すのは、タスク単位でエージェントを動かす考え方です。公式Productページは、複数のsubagentsを動かし、長時間のworkflowをbackgroundで進めながら、他のagentが調査、実装、テストなどを扱う形を説明しています。

ただし、「自律型」は「人の確認が不要」という意味ではありません。変更が要件に合うか、脆弱性がないか、テストが十分かを判断する責任は利用側に残ります。企業導入では、AIが作業できる範囲と、人が承認すべき境界を先に決める必要があります。

2026年9月時点の4製品

製品 公式説明の要点 主な用途
Antigravity 2.0 複数のローカルエージェントを並列管理するコマンドセンター 複数案件・複数workspaceの管理
Antigravity CLI 軽量で高速なterminal-firstの操作面 コマンド中心の開発、自動処理
Antigravity SDK Pythonでカスタムエージェントを試作 独自自動化、評価、検証
Antigravity IDE agent manager、artifacts、codebase理解を備えるIDE コードを見ながら実装・確認

4つは料金プラン名ではなく、用途の異なる製品面です。2026年8月20日には、Visual Studio Code、Visual Studio、JetBrains、Zed、Xcodeで使う拡張機能(Antigravity Extensions)も加わりました。自社の工程に合うものを1つ選び、効果を測ってから対象を広げる方が適切です。

Google Antigravityの4製品と機能

Antigravity 2.0:複数エージェントの管理

Antigravity 2.0は、複数のローカルエージェントを並列に管理するデスクトップアプリです。公式ブログは、IDEとは別の独立したアプリだと説明しています。会話を「Projects」にまとめる機能、複数workspace、決まった時刻にエージェントを動かすScheduled Tasks(公式トップページの表記はscheduled messages)が案内されています。

フロントエンドとAPIが別workspaceにある場合などに、作業を分けて進行を管理できます。ただし、同じファイルを複数エージェントが変更すると競合します。担当範囲、完了条件、変更禁止領域を明確にしてから割り当ててください。

Scheduled Tasksで定期的な依頼も設定できます。入力と期待結果が明確で、失敗時に安全に止められる処理から試すべきです。本番変更や外部送信を伴う作業を、確認なしで定期化するのは避けます。

動いているセッションを別の端末のブラウザから確認・操作する機能は、Antigravity Remote Controlの使い方で手順を解説しています。

Antigravity CLI:ターミナルから操作

Antigravity CLIは、terminal-firstの軽量な操作面です。自律型コーディングエージェントの実行、shell commandsの直接実行、background subagentsの管理が公式に案内されています。Antigravity 2.0と同じエージェントの基盤と設定を共有します。

Gitやテストをターミナルで操作する開発者は、画面を切り替えずに使えます。一方、shell commandsを扱えることは、誤削除や意図しない外部通信も起こり得ることを意味します。対象ディレクトリ、認証情報、ネットワーク接続、本番操作を制限してください。

Gemini CLIを使っていた場合は、拡張機能や設定をAntigravity CLIへ移す手順が公式ドキュメントに用意されています。Gemini CLI側の機能は、Gemini CLIの機能と使い方も参照してください。対応モデルだけでなく、権限確認、コンテキスト、バックグラウンド処理、利用上限を同じ条件で試すと違いが見えます。

Antigravity SDK:Pythonで独自処理を試作

Antigravity SDKは、Antigravityのharnessを利用してカスタムエージェントを試作するPythonのSDKです。2026年5月19日にプレビューとして公開されました。少量のPythonコードでagentic applicationを反復開発し、ソフトウェア開発タスクの自動化や評価を行う用途が挙げられています。

自社の確認手順を組み込む、同一課題を異なる条件で実行して比較するといった用途の候補です。ただし、試作品と安定運用は別です。入力の揺れ、失敗時の再実行、ログ、認証、依存ライブラリ、利用量まで設計します。

Antigravity IDE:成果物を見ながら開発

Antigravity IDEは、agent manager、artifacts、codebaseへの深い理解を備えると説明されるIDEです。コードや成果物を同じ環境で確認しながら、エージェントへフィードバックしたい場合の候補です。

Productページは、タスクレベルの操作をartifactsとverification outcomesで把握し、各surfaceやArtifactへfeedbackを与える考え方を示しています。企業では、最終回答だけでなく「何を変更し、何を検証したか」を人が追えることがレビューの前提です。

なお、公式の法人向けドキュメントは、単体のAntigravity IDEを法人向けの導入の対象外としています。法人で使えるのはAntigravity 2.0、CLI、既存エディタ向けの拡張機能です。

Google Antigravityでできること

4製品の機能を開発工程の観点でまとめると、次のことができます。

  • 並列実行:調査、実装、テストなどを複数エージェントへ分ける
  • 作業整理:Projectsと複数workspaceで案件や領域を整理する
  • バックグラウンド処理:別の処理を待つ間に他の作業を進める
  • 定期依頼:Scheduled Tasksで反復するタスクを設定する
  • 結果確認:artifactsやverification outcomesを基に行動を確認する
  • 独自開発:SDKを使い、Pythonでエージェントを試作・評価する

並列化は、常に時間を短縮するわけではありません。担当が重なれば競合し、前提の異なる実装が生まれます。また、AIの「完了しました」という回答は検証結果ではありません。差分、テスト、静的解析、再現手順など、第三者が確認できる成果物を合格条件にします。

フィードバックも「違うので直して」では不十分です。反した要件、変更可能な範囲、合格条件を具体的に伝えます。修正指示を記録すれば、頻出する失敗を指示テンプレートや自動テストへ反映できます。

Google Antigravityの料金【2026年9月】

公式料金ページで2026年9月29日に確認できた区分は、Individual、Google AI Pro、Google AI Ultra、Google Cloud経由のOrganization planです。料金ページに金額が書かれているのはIndividualだけで、ProとUltraの金額はGoogle Oneのページで確認します。

区分 料金・契約 料金ページの記載 注意点
Individual 月額0ドル($0/month) 複数モデル、Unlimited Tab completions、Unlimited Command requests Basic weekly rate limitsあり
Google AI Pro Google AI Proの契約(米国は月額20ドル) Individualの内容、More generous rate limits、Flexible AI credit pool AIクレジットの扱いは後述
Google AI Ultra Google AI Ultraの契約(米国は月額100ドルと月額200ドルの2種類) Proの内容、More generous rate limits、Flexible AI credit pool AIクレジットの扱いは後述
Organization plan Google Cloud経由 Antigravity 2.0とCLI、Cloud Project統合、Gemini Enterpriseの従量課金 一部のGemini Enterpriseの契約に含まれる(対象を順次拡大中と注記)

Individualは月額0ドル

Individualはサブスクリプションなしで利用でき、$0/monthと表示されています。料金ページには、エージェントで使えるモデルとして以下が掲載されています(2026年9月29日確認)。

  • Gemini 3.8 Flash
  • Gemini 3.7 Flash
  • Gemini 3.6 Flash
  • Gemini 3.1 Pro
  • Claude Sonnet & Opus 4.6
  • gpt-oss-120b

Tab completionsとCommand requestsはUnlimitedですが、同じ欄にBasic weekly rate limitsも記載されています。プラン説明ページは、有料プランに入っていない利用者の枠を「週ごとに回復する」と説明しています。上限は回数ではなくエージェントが行った作業量に連動するため、単純な依頼なら多く、重い依頼なら少なくなります。

公式ページには週の上限の具体値が表示されていません。「無料ですべてのモデルを何回でも使える」とは断定できないため、代表的なタスクを1週間試し、制限に達する場面を記録してください。

Gemini以外のモデル(ClaudeとGPT-OSS)を使えるプランは、公式ページによって書き方が異なります。

公式ページ Gemini以外のモデルの記載 確認日
料金ページ Individualの欄にClaude Sonnet & Opus 4.6とgpt-oss-120bを掲載 2026年9月29日
モデル一覧ページ 無料・Google AI Plus、Pro、Ultraは利用可。法人(Enterprise)は利用不可 2026年9月29日
プラン説明ページ 「Access to third-party models」をGoogle AI Ultraの項目にだけ記載 2026年9月29日

無料やProでClaudeを使えるかは、この3ページからは断定できません。ClaudeやGPT-OSSを前提に選ぶ場合は、自分のアカウントのモデル選択欄で確かめてください。

Google AI ProとGoogle AI Ultraの月額と利用枠

Google Oneの日本向けページ(2026年9月29日確認)では、Google AI Proが月額2,900円、Google AI Ultraは2種類で、Ultra 5xが月額14,500円、Ultra 20xが月額32,000円と表示されています。米国の金額は、公式ブログ(2026年5月19日)でProが月額20ドル、Ultraが月額100ドルと月額200ドルと案内されています。

プラン説明ページは、利用枠を次のように説明しています。

  • Google AI Pro:多めの利用枠。週の上限に達するまで、5時間ごとに回復
  • Google AI Ultra:最も多い利用枠。5時間ごとに回復し、週の上限も最も高い
  • どちらにも入っていない場合:基本の利用枠。週ごとに回復

公式ブログによると、月額100ドルのUltraはProの5倍、月額200ドルのUltraはProの20倍のトークン量が上限です。Gemini FlashとGemini Proの枠は1つにまとめられ、API料金の比率に応じて消費します。Gemini以外のモデルは、別の固定の上限で管理されます。

具体的な上限の数値は公開されておらず、公式も「上限は変更される場合がある」と明記しています。Individualで試し、上限が業務を妨げることを確認してから上位契約を判断すると無駄を抑えられます。

AIクレジットの扱い(公式ページの記載を比較)

AIクレジットは、公式ページによって説明が異なります。2026年9月29日に確認した記載を並べます。

公式ページ AIクレジットの記載 日付
料金ページ Google AI ProとUltraの特典に「Flexible AI credit pool」と記載。注記のリンク先はプラン説明ページ 2026年9月29日確認
公式ブログ「Changes to Antigravity Plans」 基本のGoogle AIプランからAIクレジットを外し、その分Geminiモデルの基本の利用枠を引き上げた。AIクレジットは超過分にだけ使う 2026年5月19日公開
プラン説明ページ ProとUltraは、購入したAIクレジット(または一度限りの特典のクレジット)を、基本の利用枠を超えた分に使える 2026年9月29日確認
Google Oneヘルプ AIクレジットを購入できるのはProとUltraのみ。日本では購入できない 2026年9月29日確認

料金ページの「Flexible AI credit pool」だけを読むと、月額の中にクレジットが含まれるように見えます。一方、公式ブログとプラン説明ページは、クレジットを「基本の利用枠を使い切った後に、購入して使うもの」と説明しています。月額にクレジットが含まれる前提で予算を組むのは避けてください。

日本の利用者は、もう1点注意が必要です。Google Oneヘルプは、AIクレジットを日本では購入できないと明記し、Antigravityでのクレジット利用も日本を対象外としています。日本から使う場合、利用枠を使い切った後は、回復を待つか上位プランへ変更する前提で計画してください。

クレジットを使える地域では、基本の利用枠を使い切ったときの動作を設定の「AI Credit Overages」で選びます。Neverは回復まで待ち、Alwaysは自動でクレジットを使います。

Antigravity CLIの料金と使用量の確認

Antigravity CLIに単独の料金はありません。プラン説明ページは、すべてのプランに「CLIを含む全機能の利用」が含まれると説明しています。費用のかかり方は、CLIにどの方法でログインするかで変わります。

ログイン方法 費用のかかり方
個人のGoogleアカウント Individual、Pro、Ultraの利用枠を消費する
Gemini APIキー Gemini APIの従量料金で請求される
Google Cloudの業務用アカウント Google Cloudプロジェクトの従量課金、またはGemini Enterpriseのライセンス

従量料金の目安として、公式ブログ(2026年9月1日)はGemini 3.8 Flashを入力100万トークンあたり0.75ドル、出力100万トークンあたり3.75ドルと案内しています。

使用量は、CLIで/usageを実行すると、モデルごとの残りの利用枠を確認できます。Antigravity 2.0とIDEでは、設定画面でモデルごとの使用状況を確認します。

法人はGoogle Cloud経由

法人の契約方法は2つあります。公式の法人向けドキュメントの説明は次のとおりです。

  • Google Cloudプロジェクトに接続する:使った分だけ請求される従量課金
  • Gemini Enterpriseのライセンスで使う:StandardまたはPlusのライセンスに、利用枠、超過の管理、管理者向けの設定が含まれる

どちらもGoogle Cloudの利用規約が適用されます。公式は、法人のプロンプト、応答、コードを基盤モデルの学習に使わないと説明しています。Gemini Enterpriseのライセンスの金額は、この記事では確認していません。Google Cloudの契約窓口で見積もりを取ってください。

法人利用は個人向け月額だけでは判断できません。Cloud Project単位の管理、適用規約、API消費量を含めて設計します。予算化では、1タスク当たりの処理、並列数、再実行、モデル選択を測り、上限やアラートを設定してください。

企業コードを扱う場合、「無料だからIndividualを全社利用する」という順番は避けます。公式FAQは、個人向けの提供を「個人のGoogleアカウント向け」と説明しており、Google Workspaceのアカウントではログインできない場合があります。データの扱い、契約主体、管理機能、ログ、退職・異動時のアクセス停止を確認し、組織要件に合う契約方法を選びます。


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どの製品を選ぶべきか

状況 第一候補 最初の検証
複数案件やworkspaceを管理したい Antigravity 2.0 2つの独立タスクを分けて管理
ターミナル中心で開発している Antigravity CLI テスト失敗の原因調査と修正案作成
自社手順に合う処理をPythonで作りたい Antigravity SDK 同じ入力を反復評価する小さな処理
コードと成果物を画面で確認したい Antigravity IDE 小規模な修正とテスト結果の確認

選択基準は、モデルの好みより「誰がどこで何を自動化するか」です。複数製品を同時導入すると、どの機能が成果に寄与したか分かりにくくなります。最初は1つの操作面と1種類のタスクに絞り、品質、時間、失敗率、利用量を測ります。

Google Antigravityの4製品の選び方。Antigravity 2.0、CLI、SDK、IDEの用途の違い
図2: 4製品は料金プランではなく操作面の違い。最初は1つに絞って効果を測る

使い慣れたエディタを変えたくない場合は、拡張機能から試す方法もあります。製品横断で候補を絞りたい場合は、AIコーディングツール比較ガイドも参考になります。

Google Antigravityの使い方・導入手順

画面やコマンドは更新されるため、ここでは企業でも再利用できる6段階の導入手順を示します。

Google Antigravityの導入手順。目的の決定から継続・拡大の判断までの6ステップ
図3: 非機密の小さなタスクから始め、差分と検証結果を人が確認してから広げる

1. 目的と評価指標を決める

対象工程を1つ決めます。初回は、失敗しても本番へ影響せず、正解をテストで判断できるタスクが適しています。

評価するのは、完了時間、テスト合格率、レビューで見つかった不具合、人の修正時間、再実行回数、利用枠の消費やAPI利用量です。「生成まで」ではなく「マージ可能な品質になるまで」を測ってください。

2. 公式ダウンロード画面を確認する

公式ダウンロード画面から提供中のパッケージを確認します。2026年9月29日の画面では、Antigravity 2.0とAntigravity IDEにmacOS、Windows、Linux向けの配布がありました。最小要件は、macOS 12以降、Windows 10(64ビット)以降、Linuxはglibc 2.28以降です。

Antigravity CLIは、同じ画面に掲載されているインストール用のコマンドで導入し、agyで起動します。SDKはPythonのパッケージとして配布されています。利用端末のCPU、OS、社内の配布ルールと照らし、最新の公式ダウンロード画面とドキュメントを確認してください。

3. 非機密の小規模リポジトリで始める

初回から顧客データ、秘密鍵、本番設定を含むリポジトリを渡さないでください。ダミーデータを使い、参照・編集範囲を限定します。

  • .env、秘密鍵、認証トークンを対象外にする
  • 本番データベースやクラウドへの権限を渡さない
  • 外部通信の範囲を確認する
  • ファイル削除や破壊的コマンドを止められるようにする
  • 実行ログと変更差分を保存する

4. タスクを分解して指示する

「システムを改善して」のような広い指示では完了を判定できません。背景、対象範囲、制約、成果物、検証方法を含めます。

たとえば、「特定入力でAPIがエラーになる。指定関数とテストだけを変更し、公開インターフェースは変えない。原因説明、差分、追加テストを提出し、全テスト成功を合格条件とする」という形です。

複数エージェントを使う場合は、調査担当、実装担当、検証担当などに分け、同じファイルを同時編集させないようにします。

5. 差分と検証結果を人が確認する

完了報告ではなく差分を確認します。要件との一致、不要な変更、例外処理、入力検証、権限、秘密情報のログ出力、テスト内容をレビューしてください。

テスト成功だけでも不十分です。AIがテストを削除したり、期待値を都合よく変えたりしていないかを確認します。重要な変更は、別のクリーンな環境でも再現します。

6. 継続・拡大を判断する

成功例だけでなく失敗例も集計します。対象タスク、製品、モデル、所要時間、手戻り、利用量を記録し、人の作業と比較します。

効果が確認できたら類似タスクへ広げます。権限を拡大する前に、承認フロー、禁止操作、停止方法、ログ保存期間、責任者を文書化してください。

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企業での活用例

修正案の作成とテスト

不具合の再現条件と対象範囲を渡し、原因調査、修正、追加テストを分けて進めます。変更量が小さく既存テストがある課題は、初回検証に向いています。本番反映権限は渡さず、変更案までに制限します。

複数workspaceの保守

フロントエンド、バックエンド、ドキュメントが別workspaceにある場合、Antigravity 2.0が候補です。最初は調査だけを横断させ、変更はworkspaceごとにレビューすると競合を抑えられます。

定型作業のバックグラウンド実行

Scheduled Tasksやbackground subagentsは、反復的な確認や待ち時間の長い処理に使えます。定期化前に手動で複数回試し、タイムアウトや外部サービス停止時に安全に止まることを確認します。

独自エージェントの試作

SDKを使い、自社固有の確認項目や反復評価をPythonで試作できます。公式のSDK紹介ページは、Pythonの関数、MCPサーバー、スキルを組み合わせて使えると説明しています。外部ツール・データとの接続を考える際は、MCP(Model Context Protocol)の解説も参考になります。接続先が増えるほど、権限とデータ流通の管理が必要です。

導入前の注意点

  1. 機密情報:契約条件とデータの扱いを確認し、入力可能な情報を分類する。
  2. コマンド権限:削除、権限変更、パッケージ公開、クラウド操作には人の承認を置く。
  3. コード品質:脆弱性、ライセンス、性能、可読性、既存設計との整合を通常どおりレビューする。
  4. 並列競合:ブランチや作業領域を分け、担当範囲と統合順序を決める。
  5. 利用量:週と5時間ごとの利用枠、従量API料金を把握し、予算上限と停止条件を設ける。
  6. 仕様変更:モデルや条件を固定情報とみなさず、契約更新時に公式ページを確認する。
  7. 外部ツールからの利用:Antigravityのログインを他社のツールから使うことは、公式FAQが利用規約違反としている。

他のAIコーディングツールとの比較ポイント

同じリポジトリ、同じ課題、同じ合格条件で比較します。

比較軸 確認事項
タスク遂行 調査から実装・テストまでどこを任せられるか
並列管理 複数エージェントの担当と進行を追えるか
確認可能性 差分、artifacts、検証結果を確認できるか
操作面 IDE、CLI、SDKのどれが既存工程に合うか
権限 コマンド、ファイル、ネットワークを制限できるか
利用量 rate limits、credits、従量料金を把握できるか
組織管理 契約、Cloud Project、ログ管理が要件に合うか
品質 テスト合格率、手戻り、レビュー工数が改善するか

デモの印象ではなく、マージ可能な成果物1件当たりの総時間とコストで比較します。AIの回答が速くても、人の修正が多ければ総コストは下がりません。

Google Antigravityに関するよくある質問

Q. Google Antigravityは無料ですか?

Individualは月額0ドルです。Tab completionsとCommand requestsはUnlimitedですが、Basic weekly rate limitsがあります。すべての利用が完全無制限という意味ではありません。

Q. Antigravity CLIに料金はかかりますか?

CLIだけの料金はありません。無料のIndividualを含むすべてのプランで使え、プランの利用枠を消費します。Gemini APIキーやGoogle Cloudのアカウントでログインした場合は、それぞれの従量料金がかかります。

Q. Google AI ProとGoogle AI Ultraの料金はいくらですか?

2026年9月29日時点のGoogle Oneの日本向けページでは、Google AI Proが月額2,900円、Google AI UltraはUltra 5xが月額14,500円、Ultra 20xが月額32,000円と表示されています。最新の金額は申し込み画面で確認してください。

Q. AIクレジットは日本で購入できますか?

2026年9月29日時点のGoogle Oneヘルプは、AIクレジットを日本では購入できないと明記しています。利用枠を使い切った後は、回復を待つか上位プランへの変更を検討します。

Q. Individualで使えるモデルは?

2026年9月29日時点の公式料金ページには、Gemini 3.8 Flash、Gemini 3.7 Flash、Gemini 3.6 Flash、Gemini 3.1 Pro、Claude Sonnet & Opus 4.6、gpt-oss-120bが記載されています。Gemini以外のモデルの対象プランは公式ページによって書き方が異なるため、自分のアカウントのモデル選択欄で確認してください。

Q. 使用量はどこで確認できますか?

Antigravity CLIでは/usageを実行すると、モデルごとの残りの利用枠が表示されます。Antigravity 2.0とIDEでは、設定画面でモデルごとの使用状況を確認します。

Q. Antigravity 2.0とCLIの違いは?

Antigravity 2.0は複数のローカルエージェントを並列管理するデスクトップアプリで、Projects、複数workspace、Scheduled Tasksを扱います。CLIはターミナル中心で、コーディングエージェント、shell commands、background subagentsを扱います。エージェントの基盤と設定は共通です。

Q. Antigravity SDKは何に使いますか?

Pythonでカスタムエージェントを試作し、ソフトウェア開発タスクを自動化・評価する用途です。運用時はログ、エラー処理、認証、利用量も設計します。

Q. 企業はIndividualを使えばよいですか?

料金だけでは判断できません。法人向けには、Google Cloudプロジェクトの従量課金か、Gemini Enterpriseのライセンスで利用する方法があります。適用規約、Cloud Project統合、費用を組織要件と照合してください。

Q. 対応OSは何ですか?

2026年9月29日時点の公式ダウンロード画面では、macOS 12以降、Windows 10(64ビット)以降、Linux(glibc 2.28以降)向けの配布を確認できました。最新状況は公式ダウンロード画面で確認してください。

Q. 開発を完全自動化できますか?

公式は自律型エージェントやbackground workflowを案内していますが、人のレビューが不要になるとは説明していません。要件確認、差分レビュー、セキュリティ確認、本番反映の承認が必要です。

まとめ

Google Antigravityは、複数のエージェントを使って調査、実装、テストなどを進めるエージェント型開発プラットフォームです。2026年9月29日時点では、Antigravity 2.0、CLI、SDK、IDEと、既存エディタ向けの拡張機能が案内されています。

料金は、Individualが月額0ドル、Google AI Proが月額2,900円、Google AI Ultraが月額14,500円からです。Antigravity CLIに単独の料金はありません。AIクレジットは基本の利用枠を超えた分に使う仕組みで、日本では購入できません。法人はGoogle Cloud経由で、従量課金またはGemini Enterpriseのライセンスを選びます。

導入時は非機密の小さなタスクから始め、差分、テスト、手戻り、利用量を測ってください。広い権限を渡す前に、変更範囲、人の承認、予算上限、停止方法を決めることが重要です。


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参考資料

いずれも2026年9月29日に確認しました。




この記事で参照した外部情報

  1. 公式ブログantigravity.google
  2. 公式Productページantigravity.google
  3. 公式料金ページantigravity.google
  4. プラン説明ページantigravity.google
  5. 公式の法人向けドキュメントantigravity.google
  6. 公式ダウンロード画面antigravity.google
  7. Google Antigravity公式ドキュメント「Models」antigravity.google
  8. Google Antigravity公式ドキュメント「FAQ」antigravity.google
  9. Google Antigravity公式ブログ「Changes to Antigravity Plans」(2026年5月19日)antigravity.google
  10. Google Antigravity公式ブログ「Bringing Antigravity to Gemini Enterprise」(20…antigravity.google
  11. Google Antigravity公式ブログ「Gemini 3.8 Flash in Google Antigravity」(2026年…antigravity.google

本文中でリンクしている外部ページの一覧です(自動生成)。最終確認日は本記事の最終更新日 2026-09-29 で、リンク先の内容はその後変わることがあります。

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