結論:Cursorの料金は、基本料金・含まれる利用量・超過後のオンデマンド利用という3層で比較する必要があります。
- 個人向け:Hobbyは無料、Proは$20/月、Pro+は$60/月、Ultraは$200/月
- 法人向け:Teams Standardは$40/ユーザー/月、Premiumは$120/ユーザー/月、Enterpriseはカスタム見積
- 超過時:含有枠を超えた後は、同じAPIレートのオンデマンド利用か上位プランを選択
対象:Cursorを検討する個人開発者、開発責任者、情報システム・DX推進・調達担当者
今日やること:過去1請求サイクルのTab・Agentの使い方と、SSOや監査ログなど必要な管理要件を書き出す
この記事の目次
Cursorの料金を比較するとき、月額だけを見てプランを決めると、想定した費用と実際の請求がずれる可能性があります。各プランにはモデルの利用量が含まれますが、第三者モデルはAPI料金に応じて枠を消費し、超過後もオンデマンドで利用できるためです。
結論からいうと、個人は普段のTab・Agent利用量、法人は利用量に加えて請求管理とセキュリティ統制で選びます。最初から最上位を選ぶのではなく、1請求サイクルの使用量を確認し、含有枠、オンデマンド追加、上位プランを比較する方法が現実的です。
本記事では、Cursor公式の料金ページ、モデルと料金のドキュメント、Securityページを基に、個人・法人の全プランを整理します。料金と仕様は2026年8月2日確認時点です。公式価格は米ドル・税別であり、為替が変動するため日本円の固定換算は行いません。
Cursorの料金は3層で決まる
Cursorの費用構造は、次の3層に分けると理解しやすくなります。
- 基本料金:Hobby、有料の個人プラン、Teams、Enterpriseの契約価格
- 含まれる利用量:請求サイクルごとに付与されるモデル利用のプール
- 超過後の費用:オンデマンド利用と、Teams・Enterpriseに適用される追加レート
「Proは月額$20」という情報だけでは、毎月の総額が必ず$20になるとは限りません。どのモデルをどれだけ使い、含有枠を超えた後も利用するかで費用が変わります。
第1層:プランの基本料金
個人向けは無料のHobbyと、Pro、Pro+、Ultraの4種類です。法人向けにはTeams Standard、Teams Premium、カスタム見積のEnterpriseがあります。
年額を選んだ場合、公式料金ページには月額換算額が表示されます。たとえばProは月払い$20に対し、年額選択時の月額換算が$16です。実際の請求時期や契約条件は、購入画面で確認してください。
第2層:含まれるモデル利用量
全プランには一定のモデル利用量が含まれます。個人の有料プランについて、公式ドキュメントが示す「その他モデル」の利用プールは次のとおりです。
| 個人プラン | その他モデルの含有利用量 | エージェント利用上限の比較 |
|---|---|---|
| Pro | $20分 | 基準 |
| Pro+ | $70分 | Proの3倍 |
| Ultra | $400分 | Proの20倍 |
この2つの列は、同じ指標ではありません。Pro+の「3倍」はエージェント利用上限の比較であり、$20分を単純に3倍した金額を示すものではありません。Ultraの「20倍」も同様です。
公式ドキュメントでは、Cursorモデルには「十分な利用枠」があると案内されています。第三者モデルはAPI料金に基づいて利用プールを消費します。利用プールは毎請求サイクルでリセットされるため、未使用分の扱いを独自に推測せず、契約画面と最新ドキュメントを確認してください。
第3層:超過後のオンデマンド利用
含まれる利用量を超えた後は、同じAPIレートのオンデマンド利用を後払いで追加するか、上位プランへ変更できます。つまり、有料プランは「月額を払えば無制限」という構造ではありません。
さらにTeamsとEnterpriseでは、第三者モデルの利用に100万トークン当たり$0.25のCursorトークンレートが加算されます。対象は含有枠、オンデマンド、BYOKです。BYOKは、自社で用意したAPIキーを利用する方式を指します。Auto CostとCursor自社モデルは、この加算の対象外です。
Auto Costの公式レートは、100万トークン当たり次のとおりです。
| 区分 | 100万トークン当たりの料金 |
|---|---|
| 入力 | $1.25 |
| キャッシュ書き込み | $1.25 |
| キャッシュ読み取り | $0.25 |
| 出力 | $6 |
トークンは、AIがテキストやコードを処理するときの単位です。同じ回数の依頼でも、読み込ませるコード量、会話の長さ、出力量によって消費は変わります。回数だけで予算を決めず、管理画面に表示される実績を確認する必要があります。
Cursorの全料金プラン比較
2026年8月2日時点の全プランをまとめると、次のとおりです。金額は税別です。「年額時」は、公式ページに掲載された年額選択時の月額換算を表します。
| 区分 | プラン | 月払い | 年額時の月額換算 | 公式に示された主な位置づけ・機能 |
|---|---|---|---|---|
| 個人 | Hobby | 無料 | ― | 無料で利用できる個人向け入口 |
| 個人 | Pro | $20/月 | $16/月 | その他モデル$20分、Cursorモデルの十分な利用枠 |
| 個人 | Pro+ | $60/月 | $48/月 | その他モデル$70分、Proの3倍のエージェント利用上限 |
| 個人 | Ultra | $200/月 | $160/月 | その他モデル$400分、Proの20倍のエージェント利用上限 |
| 法人 | Teams Standard | $40/ユーザー/月 | $32/ユーザー/月 | 一元請求、利用分析、Privacy Mode管理、SAML/OIDC SSOなど |
| 法人 | Teams Premium | $120/ユーザー/月 | $96/ユーザー/月 | Standardの5倍のエージェント利用上限とTeams機能 |
| 法人 | Enterprise | カスタム見積 | カスタム見積 | 使用量プール、SCIM、監査ログ、詳細な制御、調達対応など |
公式料金ページにはStartもありますが、インド限定です。そのため、日本向けのプラン選定では比較表の主軸から外しています。
Hobby:無料で操作感を確かめる
Hobbyは無料です。Cursorが自分の開発環境や作業に合うかを確認する入口になります。Privacy ModeはHobbyを含むFreeユーザーも利用できます。
一方、無料というだけで継続利用に最適とは限りません。公式ページ上の最新の利用条件を確認し、日常業務でAgentを継続的に使うなら、有料プランと実際の利用量を比較してください。
Pro:個人利用の基準となる有料プラン
Proは月払い$20、年額選択時は月額換算$16です。その他モデルの利用プールとして$20分が含まれます。公式の利用目安では、日々Tabを使う利用者の多くは$20以内、Agentを時々使う利用者も含まれる$20内に収まることが多いとされています。
この目安は、すべての利用者に対する上限保証ではありません。扱うコード、選ぶモデル、プロンプトと出力の長さで消費が変わるため、実績を確認する前提で利用します。
Pro+:毎日のAgent利用が増えた個人向け
Pro+は月払い$60、年額選択時は月額換算$48です。その他モデルは$70分を含み、エージェント利用上限はProの3倍です。
Ultra:複数Agentや自動化を多用する個人向け
Ultraは月払い$200、年額選択時は月額換算$160です。その他モデルは$400分を含み、エージェント利用上限はProの20倍です。
複数Agentや自動化を使い、利用量が大きい個人の候補になります。料金だけでなく、毎月のオンデマンド実績と比較して判断します。法人向けの管理機能が必要な場合は、個人向けUltraではなくTeamsやEnterpriseとの要件比較が必要です。
Teams StandardとPremium:請求と運用をチームで管理する
Teams Standardは$40/ユーザー/月、年額選択時の月額換算は$32です。Premiumは$120/ユーザー/月、年額選択時の月額換算は$96で、エージェント利用上限がStandardの5倍です。
Teamsには、次の機能が含まれます。
- 一元請求
- チームマーケットプレイス
- Bugbot
- 共有コンテキストを使うCloud Agentsと自動化
- 利用分析
- チーム全体のPrivacy Mode
- SAML/OIDC SSO
個人プランを人数分契約する場合との違いは、単なる価格差ではありません。管理者が認証、データ方針、請求、利用状況をチーム単位で扱える点が選定軸です。
Enterprise:高度な統制と調達要件に対応する
Enterpriseはカスタム見積です。公式ページに固定価格はないため、価格や最低契約人数は推測できません。
Enterpriseでは、Teamsの機能に加え、次の要件に対応します。
- 組織内の使用量プール
- 請求書と発注書(PO)
- SCIMによるユーザー管理
- リポジトリ、モデル、MCPの制御
- 自動実行、ブラウザ、ネットワークの制御
- 監査ログ
- サービスアカウント
- AIコード追跡API
- 優先サポート
セルフサービスの支払いでは、主要なクレジットカードとデビットカードを利用できます。請求書や電信送金が必要な場合は、EnterpriseについてCursorへ相談します。
\ Claude Codeの導入、何から始めればいいかわかります /
法人様のAI導入に関するご相談はこちら個人向けプランを利用量別に選ぶ方法
個人向けプランは、肩書や開発人数だけではなく、TabとAgentの実利用量で選びます。Cursor公式ドキュメントが示す目安と、最初に比較する候補を整理すると次のようになります。
| 使い方 | Cursor公式の利用目安 | 最初に比較する候補 |
|---|---|---|
| まず試す | 無料枠の範囲で適合性を確認 | Hobby |
| 日々Tab中心 | 多くの利用者が$20以内 | Pro |
| Agentを時々使う | 含まれる$20内に収まる利用者が多い | Pro |
| 毎日Agentを使う | 総額$60〜$100の利用者が多い | Pro+とPro+オンデマンド |
| 複数Agent・自動化 | $200を超える利用者が多い | Ultraとオンデマンド、法人ならTeamsも比較 |
ここでいう$60〜$100や$200超は、公式が公表する一般的な利用傾向です。個別アカウントの請求額を保証する数値ではありません。
Tab中心ならHobbyで試し、Proを基準にする
まずHobbyで補完品質や操作感を確かめます。継続的にTabを使い、無料枠では不足する場合はProを基準にします。Proにはその他モデル$20分が含まれるため、公式目安上もTab中心やAgentを時々使う層の比較起点になります。
毎日Agentを使うならPro+とオンデマンドを比較する
毎日Agentを使う場合、公式目安は総額$60〜$100です。Proにオンデマンド利用を足す方法と、月額$60のPro+を比較します。
比較するときは、単月の繁忙だけで決めないことが重要です。1〜2請求サイクルの実績から、通常月と繁忙月を分けて確認します。Pro+にはその他モデル$70分が含まれ、Proの3倍のエージェント利用上限があります。
複数Agent・自動化ならUltraだけでなく運用要件も見る
複数Agentや自動化を多用するパワーユーザーは、公式目安で$200超が多いとされています。個人利用ならUltraとオンデマンドの総額を比較します。
複数人で利用する場合は、金額だけでUltraを人数分契約するのではなく、Teamsの一元請求、SSO、利用分析、Privacy Mode管理が必要かも確認してください。コーディングエージェントの使い分けを検討する場合は、Claude Codeの活用方法も参考になります。
1請求サイクルごとに見直す
利用プールは毎請求サイクルでリセットされます。見直しでは、次の順番で記録すると判断しやすくなります。
- Tab中心か、Agent中心かを分ける
- オンデマンド利用額と発生した月を確認する
- 一時的な繁忙か、恒常的な利用増かを判断する
- 現プラン+オンデマンドと上位プランを比較する
- 法人なら管理機能の必要性も加える
TeamsとEnterpriseの選び方
法人のプラン選定では、「何人で使うか」だけでなく、「誰がどのコードと機能を使えるか」「誰が退職者の権限を停止するか」「監査時に何を示すか」を確認します。
StandardとPremiumはエージェント利用量で比較する
StandardとPremiumには共通のTeams機能があります。主な料金上の違いとして、PremiumはStandardの5倍のエージェント利用上限を持ちます。
まずStandardで部署やプロジェクトを限定して利用量を測り、継続的に枠が不足するチームではPremiumを比較する方法があります。ただし、具体的な移行条件は組織の利用実績で決め、未確認の回数上限を前提にしないでください。
Enterpriseは統制・調達要件から判断する
次のいずれかが必須なら、Enterpriseへの問い合わせが選択肢です。
- 部門や組織をまたぐ使用量プールが必要
- 請求書、PO、電信送金などの調達要件がある
- SCIMで入退社に伴うアカウント管理を自動化したい
- リポジトリ、モデル、MCPの利用を管理したい
- 自動実行、ブラウザ、ネットワークを制御したい
- 監査ログやサービスアカウントが必要
- AIコード追跡APIや優先サポートが必要
Teams・Enterpriseでは、第三者モデルに100万トークン当たり$0.25のCursorトークンレートが加算される点も予算へ含めます。含有枠だけでなく、オンデマンドとBYOKにも適用されます。
競合を含めて法人プランを比べる場合は、GitHub Copilotの料金と選び方も確認してください。表示月額だけでなく、認証、ポリシー、監査、利用分析を同じ表で比較することが重要です。
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法人様のAI導入に関するご相談はこちら法人導入で確認したいセキュリティ
Cursorの法人導入では、プラン名だけで安全性を判断せず、データの扱い、ID管理、実行権限、ログ、退職者対応を分けて確認します。
Privacy Modeと学習利用
Privacy Modeは、FreeとProを含むすべてのユーザーが利用できます。有効時は、コードデータがCursorまたはモデルプロバイダーの学習に使われません。Cursorは、モデルプロバイダーに技術的制御と契約要件を適用すると説明しています。
Teamsでは、管理者がチーム全体のPrivacy Modeを管理できます。個人が任意で設定する運用と、管理者が組織方針として強制する運用は統制の強さが異なります。
Privacy Modeは重要ですが、それだけで法人の要件が完了するわけではありません。「学習に使われない」ことと、サービス提供に伴うデータ処理を混同しないよう、契約文書、セキュリティ資料、自社のデータ分類を確認してください。
第三者認証とテスト
Cursorは、SOC 2 Type II報告書をtrust.cursor.comでリクエスト提供しています。また、少なくとも年1回、第三者によるペネトレーションテストを実施するとSecurityページで説明しています。
SOC 2 Type IIは、セキュリティなどに関する統制の設計と一定期間の運用状況を評価する報告書です。ただし、報告書があることだけで自社の利用方法まで自動的に安全になるわけではありません。対象範囲と例外事項を確認し、自社のリスク評価へ反映します。
SSO、SCIM、監査ログを分けて確認する
法人管理では、似て見える機能の目的を分けます。
| 管理項目 | 公式に示された対応 | 確認する目的 |
|---|---|---|
| SAML/OIDC SSO | Teams | 組織IDによる認証の一元化 |
| SCIM | Enterprise | 入社・異動・退職に伴うアカウント管理 |
| 監査ログ | Enterprise | 操作や変更を調査・監査するための記録 |
| リポジトリ・モデル・MCP制御 | Enterprise | 利用可能な資源と接続先の制限 |
| 自動実行・ブラウザ・ネットワーク制御 | Enterprise | エージェントが実行できる操作の制限 |
| AIコード追跡API | Enterprise | AIが生成したコードの追跡 |
導入前チェックリスト
PoC(概念実証)を始める前に、次の項目を決めます。
- Privacy Modeを誰が有効化・強制するか
- 入力してよいコードと禁止する情報は何か
- 利用可能なリポジトリ、モデル、MCPをどう定めるか
- 自動実行、ブラウザ、ネットワークの権限をどう制限するか
- 生成コードを誰がレビューし、どのテストを通すか
- 入社、異動、退職時に誰がアカウントを管理するか
- オンデマンド利用の予算と確認頻度をどうするか
- インシデント時に利用を停止し、ログを確認する手順があるか
製品横断の選定軸は、AIコーディングツールの比較ガイドでも整理しています。
Cursorを含むAIコーディングツールの選定や、費用・権限・データ取扱いを含む導入設計にお悩みの場合は、AI顧問で現状と優先順位を整理します。
Cursorの料金に関するよくある質問
Cursorは無料で使えますか?
はい。個人向けのHobbyは無料です。ただし、利用条件は変更される可能性があるため、契約前に公式料金ページで最新の枠を確認してください。Privacy Modeは無料ユーザーも利用できます。
Proの月額$20だけで使い続けられますか?
Proにはその他モデル$20分が含まれます。含有枠を超えた後もオンデマンド利用を後払いで追加できるため、その設定と使用量によっては月額$20を超えます。追加利用を避けたい場合は、利用状況と課金設定を確認してください。
Pro+の利用枠はすべてProの3倍ですか?
いいえ。公式の「3倍」はエージェント利用上限を指します。その他モデルの利用プールはProが$20分、Pro+が$70分です。異なる指標を分けて比較してください。
Privacy Modeは無料プランでも使えますか?
はい。Cursor公式Securityページによると、Privacy ModeはFreeとProを含む全ユーザーが利用できます。有効時はコードデータがCursorまたはモデルプロバイダーの学習に使われません。法人では管理者による強制の可否も確認します。
日本からStartを契約できますか?
公式ドキュメントでは、Startはインド限定です。そのため、日本向けの主要な比較対象はHobby、Pro、Pro+、Ultra、Teams Standard、Teams Premium、Enterpriseです。
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法人様のAI導入に関するご相談はこちらまとめ
Cursorの料金は、次の3層で比較します。
- Hobby、有料個人、Teams、Enterpriseの基本料金
- 請求サイクルごとにリセットされる含有利用量
- 枠を超えた後のオンデマンド利用と法人向け追加レート
個人は、Tab中心ならHobbyから試してProを基準にし、毎日Agentを使うならPro+とオンデマンド、複数Agentや自動化ではUltraを比較します。法人は利用量に加えて、一元請求、SSO、SCIM、監査ログ、モデル・MCP・ネットワーク制御などの要件でTeamsとEnterpriseを選びます。
料金、含有枠、制限は変わる可能性があります。公開・契約前には、必ずCursor公式ページを再確認してください。AIを使った開発プロセス自体を整理したい場合は、バイブコーディングの進め方も参考になります。
出典(2026年8月2日確認)
- Cursor公式料金:https://cursor.com/pricing
- Cursor公式ドキュメント「モデルと料金」:https://cursor.com/ja/docs/models-and-pricing
- Cursor Security:https://cursor.com/security
- Cursor Trust Center:https://trust.cursor.com/
自社に合うプラン、オンデマンド予算、社内運用ルールをまとめて検討したい場合は、AI顧問へご相談ください。




