Qwenの安全性は?学習利用・保存先を公式規約で確認|使い方・料金も

Qwenの安全性は?学習利用・保存先を公式規約で確認|使い方・料金も

公式ドキュメント・公式発表などの一次情報を確認したうえで、株式会社Nexaが執筆・更新しています。AIツールの仕様や料金は変わることがあるため、導入判断の前に各公式サイトの最新情報もご確認ください。運営会社について

Qwenの安全性は、チャット版・API・ローカル実行のどれで使うかで変わります。公式規約(2026年9月27日確認)では、チャット版は個人・非商用向けで入力が学習に使われる場合があり、APIは顧客データを学習に使わないと明記されています。

  • チャット版: 利用規約は個人向け・非商用と定め、入力内容をモデルの学習に使う場合があると記載。学習利用はメールで拒否を申請できる
  • API: Alibaba Cloud Model Studioは、顧客データをモデルの学習に使わないと公式ページと製品規約に明記。保存先は選んだリージョン
  • ローカル実行: 適用されるのはモデルごとのLICENSE。Apache 2.0のモデルと、独自ライセンスのモデルがある
  • API料金: qwen3.8-maxは入力$2・出力$6、qwen3.7-plusは入力$0.4から(国際版の標準単価、100万tokenあたり)

対象: Qwenを会社で使ってよいか判断したい経営者、DX推進、情報システム担当者

今日やること: 使いたい経路をチャット版・API・ローカル実行から1つ決め、その経路の規約で学習利用と保存先を確認する

この記事の著者
株式会社Nexa 代表取締役川島 陸

一橋大学経済学部卒業後、フォーティエンスコンサルティング株式会社(旧 株式会社クニエ)にて法人向けAI導入支援等を経験。独立後、AI系メディア運営やDify/n8nの導入支援を経て、株式会社Nexaを創業。法人向けAI研修・AI導入支援・AI関連メディア運営を手掛ける。

Qwenを会社で使ってよいかは、「どの経路で使うか」で答えが変わります。ブラウザやアプリのチャット版、Alibaba CloudのAPI、モデルをダウンロードして動かすローカル実行では、適用される規約も、入力したデータの扱いも別だからです。

結論を先に書くと、チャット版は利用規約で個人向け・非商用の利用に限るとされ、入力内容がモデルの学習に使われる場合があります。業務データを扱うなら、顧客データを学習に使わないと明記されたAPIか、自社環境で動かすローカル実行が検討対象になります。

この記事では、2026年9月27日に公式ページを開いて確認した内容を基に、Qwenの安全性、使い方、料金を整理します。確認できなかった点は、その旨を明記しました。特定の国や企業についての評価は行わず、公式に書かれている内容と、企業が確認すべき項目に絞っています。

Qwenの安全性|利用形態別に公式規約で確認できたこと

「Qwenは安全か」という問いには、製品名だけでは答えられません。同じQwenでも、チャット版、API、ローカル実行では、契約相手、学習利用の有無、データの保存先が異なります。公式文書で確認できた内容を、利用形態ごとに並べます。

確認項目 チャット版(Qwen) API(Alibaba Cloud Model Studio) ローカル実行(オープンウェイト)
適用される文書 Qwenの利用規約、プライバシーポリシー、利用ポリシー Alibaba Cloudの製品規約(Model Studioの条項)、会員規約、プライバシーポリシー モデルごとのLICENSE
提供者・契約相手 Nth Power Global Tech Singapore Pte. Ltd.(シンガポール法人) Alibaba Cloud 契約相手はなく、ライセンスの許諾を受けて自社で運用する
想定されている利用 個人ユーザー向け。規約に「私的かつ非商用の利用に限る」と記載 アプリや業務システムへの組み込み。処理は顧客のために、顧客に代わって行うと記載 ライセンスの範囲内。商用利用の可否はモデルで異なる
入力の学習利用 学習に使う場合があると記載。プライバシーポリシーでは、個人を特定できないよう加工したデータに限ると説明。メールで拒否を申請できる 顧客データをモデルの学習に使わないと明記(別途同意した場合を除く) 自社環境で推論する限り、提供元のサービスへ入力を送らない構成を組める
データの保存・処理地域 個人データの収集・処理・保存はシンガポールと記載。利用者の所在地や機能により国外へ移転する場合がある 保存先は選択したリージョン。推論の実行場所は「サービスデプロイ範囲」で決まる 自社が決めた配置先
保存期間 「目的に必要な期間」と記載。具体的な日数の記載は確認できず 呼び出しで生じたデータを保存すると記載。具体的な日数は確認できず 自社のログ設計による

表の内容は、2026年9月27日に次の公式文書を開いて確認したものです。チャット版は利用規約(発効日2026年9月10日)とプライバシーポリシー(発効日2026年9月7日)、APIはModel Studioのセキュリティ・プライバシーのページ(最終更新2026年9月20日)とリージョンのページ(最終更新2026年9月24日)です。規約は改定されるため、導入時は最新版を確認してください。

Qwenの安全性を利用形態別に比べた表。チャット版・API・ローカル実行で、入力の学習利用と保存場所の扱いが異なる
図1: 同じQwenでも、チャット版・API・ローカル実行で学習利用と保存先の扱いが変わる

チャット版は個人・非商用向けで、入力が学習に使われる場合がある

チャット版の利用規約は、対象を個人ユーザー向けのサービスとし、「サービスは私的かつ非商用の利用に限る」と定めています。利用できるのは18歳以上です。会社の業務で使いたい場合は、この定めに反しないかを、法務部門と確認する必要があります。

入力と出力の扱いについて、規約には「サービスの提供、維持、改善、および他の製品やサービスの開発(モデルの学習を含む)のためにコンテンツを使う場合がある」とあります。学習への利用は、privacy@qwen.com へ通知することで拒否できます。ただし、拒否した後も、出力に対する評価などのフィードバックは学習に使われると書かれています。

プライバシーポリシーは、学習に使うのは個人を特定できないよう加工したユーザーコンテンツとフィードバックであり、入力データをそのまま学習に使うことはないと説明しています。出力に「良い・悪い」の評価を付けると、その会話がフィードバックとして保存されます。

データの処理地域も記載されています。入力内容は、AI技術の提供元であるAlibaba Cloud (Singapore) Private Limitedへ送られ、シンガポールで処理されます。モデルの提供元としての同社は、生成が終わった後に入力データを速やかに削除し、別途保存しないとされています。運営会社は、個人データの収集、処理、保存をシンガポールで行い、保存と処理にはAlibaba Cloud (Singapore)のクラウド基盤を使うとしています。一方で、利用者の所在地や使う機能によっては、国外へ移転して処理する場合があるとも書かれています。

利用ポリシー(発効日2026年9月8日)は、利用者に対し、本人や他人の機微な個人情報、許可を得ていない営業秘密や社内データを入力しないよう求めています。

APIは顧客データを学習に使わないと明記している

Alibaba Cloud Model Studioの公式ページには、「データのプライバシーを厳格に保護し、顧客のデータをモデルの学習に使うことはない」とあります。製品規約(最終更新2026年8月28日)のModel Studioの条項にも、顧客が別途同意しない限り、入力と出力を含む顧客のコンテンツをモデルの開発や改善に使わないと書かれています。

同じページには、アプリケーションの構築やモデルの学習の過程で送信されるデータをAES-256で暗号化すること、SOC 2に適合していることも書かれています。モデルやアプリケーションの呼び出しで生じたデータは、法令に従って保存すると記載されています。

保存先は、利用者が選ぶリージョンで決まります。リージョンは、中国(北京)、シンガポール、ドイツ(フランクフルト)、日本(東京)、中国(香港)、米国(バージニア)の6つです。公式ページは、リージョンを「アクセス先とデータの保存場所を決めるもの」、サービスデプロイ範囲を「推論の実行場所を決めるもの」と説明しています。データの取り扱いに要件がある場合は、地理的な範囲が決まったデプロイ範囲を選ぶよう案内されています。

東京リージョンで選べるデプロイ範囲は「Global」と「Japan」です。ただし、料金ページ(最終更新2026年9月24日)で「Japan」の範囲に掲載があったのはqwen3.7-plusで、qwen3.8-maxの東京リージョンは「Global」での掲載でした。推論を国内に限定したい場合は、使いたいモデルが「Japan」の範囲に対応しているかを、コンソールで確認する必要があります。

なお、製品規約には、顧客のコンテンツがAlibaba Cloud、その関連会社、委託先が設備を置く国へ移転、保存、処理され、国境を越える場合があるという条項もあります。リージョンのページの説明とあわせ、自社が選ぶ構成でどこまでが対象になるかを、契約前に確認してください。

ローカル実行はモデルごとのライセンスが適用される

公開されているモデルの重みを自社環境で動かす場合、チャット版の規約やModel Studioの規約ではなく、モデルごとのLICENSEが適用されます。公式Hugging Faceで2026年9月27日に確認したライセンス表示は、次の通りです。

モデル ライセンス表示 確認できた条件
Qwen3.8-27B、Qwen3.6-27B、Qwen3.6-35B-A3B Apache 2.0 Apache 2.0の条件に従う
Qwen3.8-Flash-Next Qwen Community License 1.0 モデルをAPIなどで第三者へ提供する事業や、AI業務アシスタントの事業を行う場合、商用利用には別途ライセンスが必要。社内利用は対象外と記載
Qwen3.8-2.4T-A95B Qwen3.8-Max License 上と同じ種類の事業を行い、かつ関連会社を含む売上が連続する12か月で5,000万米ドルを超える場合、商用利用には別途ライセンスが必要。社内利用は対象外と記載
Qwen-Image-2.1 Qwen Research License 研究・評価目的に限る。商用利用には別途ライセンスが必要

LICENSEは、利用、改変、再配布の条件を定める文書です。入力データの扱いを定めるものではありません。ローカル実行でデータが外部へ出るかどうかは、使用する推論ソフトウェアや周辺ツールの設定、ネットワーク構成で決まります。自社で確認する項目です。

確認できなかった点

次の点は、今回開いた公式ページでは確認できませんでした。断定せず、導入時に提供元へ確認する項目として扱ってください。

  • チャット版とAPIで、入力、出力、ログを保存する具体的な日数
  • チャット版の設定画面に、学習利用を止める項目があるかどうか(規約に記載があるのはメールでの申請)
  • チャット版に、法人向けの契約や管理機能があるかどうか
  • APIで、個人データの処理に関する契約(DPA)を締結できるかどうか、およびその内容
  • 東京リージョンの「Japan」の範囲に対応するモデルの全体(料金ページの掲載から分かる範囲のみ確認)

会社で使う前に確認する5項目

  1. 利用経路:チャット版、API、ローカル実行のどれを使うか。チャット版は規約上、個人・非商用向け
  2. 学習利用:入力が学習に使われるか、拒否する手段があるか
  3. 保存先と推論の実行場所:リージョンとサービスデプロイ範囲の組み合わせ
  4. 入力してよいデータ:公開情報、社内情報、機密情報、個人情報の区分ごとの可否
  5. ライセンス:ローカル実行するモデルの商用利用条件

契約、権限、監査ログまで含む確認項目は、後半のQwenの安全性と商用利用で表にまとめています。

実務での活用ポイント社内の申請書には「Qwen」とだけ書かず、チャット版、API、ローカル実行のどれかを明記し、確認した規約の名称と発効日を記録してください。

Qwenとは?Alibaba CloudのQwenチームが開発するAIモデル群

Qwen(クウェン)は、Alibaba CloudのQwenチームが開発するAIモデルファミリーです。公式GitHubは、Qwenを「Alibaba Cloudの汎用AIモデル」と説明しています。文章を生成する1つのチャットサービスだけを指す名称ではありません。

開発元と、サービスの運営会社は分けて把握します。チャット版の利用規約で契約相手とされているのは、シンガポール法人のNth Power Global Tech Singapore Pte. Ltd.です。APIはAlibaba CloudがModel Studioとして提供しています。

中心にあるのは、大量のテキストなどを学習し、指示に応じて文章やコードを生成する大規模言語モデル(LLM)です。現在のQwenは、画像や動画の理解、画像生成、ツール操作、ロボティクスへ対象を広げています。LLMの仕組みは、LLMとは?仕組みと活用法、企業導入を徹底解説でも解説しています。

公式サイトの発表一覧を見ると、その広がりが分かります。2026年は6月16日にQwen-Robot Suite、6月23日にQwen-AgentWorld、7月21日にQwen-Image-3.0が発表されました。その後も、8月3日にQwen3.8-Max、9月18日にQwen3.8-Omni-FlashとQwen3.8-LiveTranslate、9月20日にQwen-Image-2.1が続いています。文章、画像、音声、同時通訳、ロボティクスまで含む展開です。

したがって、「Qwenの性能」を1つの数字で表すことはできません。入力が文章なのか画像なのか、単発の要約なのかツールを使う長期タスクなのかで、選ぶモデルが変わります。

企業が区別すべき対象は、次の3つです。

  1. Qwen Studio/Chat:ブラウザやアプリから対話する一般利用者向けサービス。2026年9月27日時点の公式サイトでは「Qwen」と表示されており、Qwen Chat、Qwen Studioの名称でも知られています
  2. Alibaba Cloud Model Studio API:アプリや業務システムからモデルを呼び出すクラウドAPI
  3. オープンウェイトモデル:モデルの重みを取得し、自社環境や契約クラウドで動かす提供形態

同じQwenという名前でも、画面、利用規約、料金、データの送信先、運用責任が異なります。「Qwenは無料か」「商用利用できるか」という問いには、利用経路を特定してから答える必要があります。

実務での活用ポイント社内の検討資料では「Qwenを使う」とだけ書かず、サービス名、モデルID、リージョン、利用経路を記録してください。

Qwenの主要モデルと選び方

2026年9月27日時点で、Alibaba Cloud Model Studioの公式の推奨モデル一覧(最終更新2026年9月24日)のテキスト生成には、qwen3.8-max、qwen3.7-plus、qwen3.8-flashが並んでいます。Qwen3.8-Maxは2026年8月3日に発表されたモデルで、本記事を公開した7月31日時点で中心だったQwen3.7-Maxも引き続き提供されています。

7月31日時点の公式モデル一覧は、Qwen3.7-Maxを長期推論やエージェント基盤向け、Qwen3.7-Plusをネイティブマルチモーダルやエージェント型コーディング向けと説明していました。

Qwen3.8-MaxとQwen3.7-Maxは高度な推論とエージェント用途の候補

qwen3.8-maxとqwen3.7-maxは、非ThinkingとThinkingの両方に対応します。Thinkingは、回答前の推論処理により多くの計算を割り当てるモードです。複雑な計画や検討には候補になりますが、単純な分類や定型文生成で常に必要とは限りません。

最大入力は1M tokenです。tokenはモデルが文章を処理する単位で、日本語の文字数とは一致しません。1Mの長い入力枠があっても、資料を毎回すべて送れば費用と待ち時間が増えます。必要な箇所だけを検索して渡す設計も検討すべきです。

qwen3.7-max-previewはThinkingのみで、qwen3.7-max-2026-05-17相当と案内されています。プレビュー版は仕様が変わる可能性を見込み、固定版への切り替え手順と回帰テストを用意します。

Qwen3.7-Plusは費用と長文処理を両立しやすい

qwen3.7-plusは、ネイティブマルチモーダル、1Mコンテキスト、エージェント型コーディングを特徴とします。マルチモーダルとは、テキストだけでなく画像など複数形式の入力を扱う仕組みです。

256K以下の入力帯では、Qwen3.7-Maxより標準単価を抑えられます。そのため、社内文書の抽出、問い合わせ分類、下書き生成など、大量処理の初期候補にしやすいモデルです。ただし、安いモデルが業務全体でも安いとは限りません。誤りの修正時間や再実行回数まで測る必要があります。

画像、動画、コードでは専用モデルも比較する

文章以外の用途では、MaxやPlusだけに絞る理由はありません。次の表は、2026年7月31日時点の公式モデル一覧にあった説明です。4モデルとも、2026年9月27日時点の料金ページに掲載があります。

モデル 公式上の主な特徴 想定する評価対象
Qwen3-VL-Plus ネイティブ視覚言語、空間推論、1Mコンテキストの動画分析 図表読解、画像確認、長時間動画
Qwen3-Coder-Next 複数ターンのツール操作 コード修正、テスト、開発支援
Qwen3.7-Max 長期推論、エージェント基盤 複数段階の調査、計画、判断支援
Qwen3.7-Plus ネイティブマルチモーダル、エージェント型コーディング 文書処理、画像入力、量の多い業務

モデル選定を公開ベンチマークの順位だけで決めると、実務との差が残ります。評価条件、言語、入力長、ツールの有無が違えば、順位の意味も変わるからです。

自社では50〜100件程度の評価セットを作り、正答率だけでなく、数字の維持、禁止表現、処理時間、token数、人間の修正時間を記録します。最終的に選ぶべきなのは、最も高得点のモデルではなく、業務要件を安定して満たす構成です。

実務での活用ポイントMaxとPlusへ同じ日本語タスクを入力し、品質、費用、応答時間、修正時間を同じ表で比べてください。

Qwenの3つの利用形態

Qwen Studio、Model Studio API、オープンウェイトの違いは、使いやすさだけではありません。企業では、契約と責任分界の違いが選定を左右します。

利用形態 適する段階 課金の考え方 データの流れ 主な運用責任
Qwen Studio/Chat 個人試用、公開情報での検証 サービスの現行条件 運営会社のサービスへ送信し、シンガポールで処理 入力ルール、アカウント管理、出力確認
Model Studio API PoC、社内システム、本番機能 tokenなどの従量課金 選択したリージョンへ送信して保存。推論はデプロイ範囲内で実行 APIキー、上限、ログ、障害対応、契約確認
オープンウェイト 自己管理環境、独自構成 GPU、電力、保守人件費 自社が設計した環境内 推論基盤、更新、監視、脆弱性、ライセンス

Qwen Studio/Chatは初期評価の入口

Qwen公式サイト(qwen.ai)から利用できるチャットは、インストールせずに日本語の質問や文書作成を試せます。公開済みの文章を要約する、架空の商品情報からFAQ案を作る、といった初期評価に向きます。

ただし、一般向けチャットで試せたことが、そのままAPIの仕様を示すわけではありません。画面側のWeb検索、ファイル処理、システム指示が結果へ影響する場合があります。

チャット版の利用規約は、サービスを私的かつ非商用の利用に限るとしています。入力内容が学習に使われる場合もあるため、試用は公開情報か架空データで行い、機密情報や個人情報は入力しない運用にしてください。

Model Studio APIはシステムへ組み込む経路

Alibaba Cloud Model Studio APIは、Qwenを社内ツールや顧客向け機能から呼び出すための経路です。モデルIDを指定し、入力と出力に応じた従量課金で利用します。

APIでは、開発用と本番用のキーを分け、シークレット管理基盤に保存します。キーをソースコードや共有チャットへ貼る運用は避けます。利用上限、タイムアウト、再試行、異常な利用量の通知も実装対象です。

OpenAI互換APIを使う構成では、既存の呼び出し部分を流用できる場合があります。ただし、対応パラメータやエラー形式まで同一とは限りません。OpenAI APIの使い方と料金、導入手順で基本を押さえたうえで、Model Studioの公式仕様との差分を確認してください。

オープンウェイトは配置先を自社で決められる

オープンウェイトは、推論に必要なモデルの重みを入手できる提供形態です。自社サーバーや契約クラウドに配置すれば、外部の生成AI APIへ入力を送らない構成を選べます。ライセンスはモデルごとに異なり、Apache 2.0のモデルと、独自ライセンスのモデルがあります。

一方で、学習データや開発工程のすべてが公開されているとは限りません。そのため、Qwen全体を一括して「オープンソース」と断定するのは不正確です。採用するリポジトリのモデルカードとLICENSEを個別に確認します。

ローカル実行にはGPUまたはCPU、メモリ、ストレージが必要です。量子化で必要メモリを減らせる場合もありますが、品質や速度が変わります。GUIで試す方法は、LM Studioとは?使い方・料金・必要スペックを解説も参考になります。

実務での活用ポイント3つの経路を「試用」「PoC」「本番」に割り当て、各段階で許可するデータ区分を先に決めてください。

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Qwenの料金

Qwenの費用は、利用経路ごとに分けて見積もります。Qwen Studio/Chatの提供条件、Model Studio APIの従量課金、自己ホストのインフラ費を合算してはいけません。

以下は、Alibaba Cloud Model Studioの公式料金ページで確認した国際版(International)の標準単価です。確認日は2026年9月27日です(ページの最終更新は2026年9月24日)。金額は米ドルで、すべて100万token当たりです。税、為替、リージョン差、キャッシュ、バッチ処理などは別途確認してください。

Qwen3.8-Max、Qwen3.7-Max、Qwen3.7-Plusの標準単価

モデル 1リクエストの入力範囲 入力 非Thinking出力 Thinking出力
qwen3.8-max 0超〜1M $2 $6 $6
qwen3.7-max 0超〜1M $2.5 $7.5 $7.5
qwen3.7-max-preview 0超〜1M $2.5 対象外 $7.5
qwen3.7-plus 0超〜256K $0.4 $1.6 $1.6
qwen3.7-plus 256K超〜1M $1.2 $4.8 $4.8

表はシンガポールリージョン(デプロイ範囲はInternational)の単価です。qwen3.7-maxはqwen3.7-max-2026-05-20相当で、非ThinkingとThinkingに対応します。previewはqwen3.7-max-2026-05-17相当で、Thinkingのみです。qwen3.7-plusはqwen3.7-plus-2026-05-26相当です。

Qwenの料金表。Model Studio APIのqwen3.8-maxなど3モデルについて、入力と出力の標準単価を並べた
図2: 入力256K以下なら、qwen3.7-plusはqwen3.7-maxより標準単価を抑えられる

単価はリージョンとデプロイ範囲で変わります。たとえば東京リージョンのqwen3.8-max(デプロイ範囲はGlobal)は、入力$1.65、出力$4.951と掲載されています。データの保存先を理由にリージョンを選ぶ場合は、そのリージョンの単価で見積もってください。

Qwen3.7-Plusは、1リクエストの入力が256Kを超えると単価帯が変わります。長い資料を1回で送る設計では、平均入力長ではなく、リクエストごとの分布を確認してください。

公式ページにはQwen3.7-Plusの期間限定20%割引も表示されています。しかし、割引率と終了時期は変わり得ます。稟議や年間予算では上表の標準単価を使い、割引は削減余地として別に記録するほうが堅実です。

無料枠と月額費用の計算

公式料金表では、qwen3.8-max、qwen3.7-max、qwen3.7-plus、qwen-plusなどに100万tokenの無料枠が示されています。対象はSingaporeのみです。期間は、Model Studioの有効化日、モデルの公開日、利用申請の承認日のうち、最も遅い日から90日間です。

無料枠は永続的な無料プランではありません。対象リージョンと残量を管理画面で確認し、本番予算は無料枠を除いた標準単価で計算します。

月額API費用の基本式は次の通りです。

入力token数 ÷ 100万 × 入力単価 + 出力token数 ÷ 100万 × 出力単価

たとえば、価格を比べるときは、入力と出力の比率を固定して試算します。ただし、API代だけでは総費用になりません。次の費用も加えます。

  • 検索基盤、ストレージ、監視、ネットワーク
  • 失敗時の再試行と評価環境のtoken
  • 開発、セキュリティ審査、運用、障害対応の人件費
  • 人間が出力を確認し、修正する時間
  • 為替変動、税、契約上必要な支援費用

短い定型処理でMaxを使い続けるより、Plusで十分な品質が出る業務を分けたほうが費用を抑えられる場合があります。逆に、Plusの誤りで確認工数が増えるなら、Maxのほうが総費用を下げる可能性もあります。token単価と作業時間を同じ台帳で測ることが必要です。

実務での活用ポイント1週間の検証ログから入力、出力、再試行、人間の修正時間を集計し、1処理当たりの総費用を出してください。

Qwenの使い方

Qwenの試用は、公開情報か架空データを使う小さなタスクから始めます。日本語で動くかを見るだけでなく、自社の用語と数字を維持できるかを確認してください。

Qwen Studio/Chatで試す

一般向けサービスでは、次の順で進めます。

  1. Qwen公式サイトからサービスを開き、提供条件を確認する
  2. 利用規約、プライバシーポリシー、アカウント設定を確認する。学習への利用を拒否する場合は、規約に記載された窓口へ申請する
  3. 公開情報または架空データを使い、日本語で指示する
  4. 出力の数字、固有名詞、引用、リンクを原典と照合する
  5. プロンプトと結果を評価表へ記録する

指示には、目的、入力、出力形式、制約を含めます。たとえば「次の公開資料から、確定事項、未確定事項、期限を3列の表で抽出してください。不明な項目は推測せず『記載なし』としてください」と書けば、評価基準が明確になります。

日本語で自然な文章が出ても、正確性が保証されたわけではありません。敬語、略称、製品名、日付、金額、長文要約を含む代表例で試します。出力をそのまま顧客や経営会議へ渡さず、責任者が確認する工程を残してください。

Model Studio APIを導入する

API導入では、実装の前にリージョンと契約を決めます。

  1. Alibaba Cloudアカウントと契約主体を確認する
  2. 利用可能なリージョン、モデル、料金、上限を確認する
  3. 開発環境用のAPIキーを発行し、秘密情報として保管する
  4. qwen3.7-plusなど候補モデルを設定ファイルで切り替えられるようにする
  5. タイムアウト、再試行、出力検証、利用量アラートを実装する
  6. 評価セットで品質、費用、遅延を測る
  7. 法務、情報システム、業務責任者の承認後に本番化する

モデルIDやBase URLをコードの各所へ直接書くと、更新時の確認漏れが起きます。設定を1か所へ集約し、変更前後で同じ評価セットを実行できるようにします。

生成AIの出力には、存在しない事実をもっともらしく作るハルシネーションが生じ得ます。検索結果や社内文書を根拠に回答させる場合も、引用元が本当に主張を支えるか確認します。外部文書に含まれる命令でAIの挙動を変えようとするプロンプトインジェクションにも対策が必要です。

オープンウェイトを自己ホストする

自己ホストでは、Qwen公式GitHubまたは公式Hugging Faceから対象モデルを特定します。第三者が変換した量子化版を使う場合は、配布元、変換方法、追加条件を別に確認します。

確認手順は次の通りです。

  1. モデルカード、LICENSE、ファイル容量、対応推論環境を読む
  2. 本番から分離した環境へ取得する
  3. GPUメモリ、応答時間、同時実行数、日本語品質を測る
  4. 推論APIを認証とネットワーク制御で保護する
  5. ログ、監視、バックアップ、更新、廃棄の手順を決める
  6. 脆弱性対応とモデル更新の担当者を決める

モデルファイルを無料で取得できても、運用は無料ではありません。GPU、電力、ストレージに加え、監視と更新を続ける人員が必要です。外部APIへデータを送らない利点と、運用責任が自社へ移る負担を並べて判断します。

実務での活用ポイント最初のPoCでは読み取り専用の1業務に絞り、50件の日本語評価セットで合否基準を固定してください。

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Qwenの安全性と商用利用

Qwenが安全かどうかは、開発元やモデル名だけでは決まりません。利用経路、入力データ、契約、リージョン、アクセス権限、出力の使い方を組み合わせて評価します。

商用利用の条件は利用経路ごとに違う

Qwen Studio/Chatにはサービス規約、Model Studio APIにはクラウドの契約条件、モデルウェイトには個別のLICENSEが適用されます。1つの条件を読んで、ほかの経路まで同じだと判断することはできません。

2026年9月27日に確認した範囲では、チャット版の利用規約はサービスを私的かつ非商用の利用に限るとしています。Model Studioの製品規約は、出力の知的財産権を同社が主張しないこと、法令と規約に従う限り入力と出力を利用できることを定めています。一方で、Model Studioやそのモデルを再販売すること、同社や関連会社と競合する製品・サービスの学習や開発に出力を使うことは、同社の許可がない限り禁じられています。

オープンウェイトの中には、Apache 2.0のように商用利用や改変を認めるライセンスのモデルがあります。しかし、それだけでQwenの全モデルが無条件に商用利用できるとは言えません。研究・評価目的に限るライセンスや、事業の種類によって別途ライセンスが必要になるライセンスのモデルもあります。派生モデルや量子化版には、元モデルと別の表示や条件が付く場合もあります。

法務確認では、次の項目をモデル単位で記録します。

  • 商用利用、改変、再配布の可否
  • 著作権表示、LICENSE、NOTICEの同梱条件
  • 商標の利用とモデル利用許諾の区別
  • 用途制限、輸出管理、適用法令
  • 入力と生成物に関する権利、第三者権利への対応
  • モデル、ライセンス、規約のバージョンと確認日

生成物を取得できることと、第三者の著作権や商標を侵害しないことは別です。公開物や顧客向け成果物には、人間による事実確認と権利確認を残します。

企業利用で確認するデータガバナンス

一般向けチャットとAPIでは、データ条件が異なります。学習利用と保存地域について公式文書で確認できた内容は、冒頭の利用形態別の表にまとめました。「入力が学習に使われない」「国内だけで処理される」といった説明は、対象サービス、リージョン、デプロイ範囲、契約文書を特定して初めて確認できます。

企業では次の項目を確認してください。

確認項目 確認する内容
契約主体 どの法人と、どのサービスについて契約するか
保存期間 入力、出力、ログ、バックアップを何日保持するか
学習・改善利用 入出力がモデルの学習やサービス改善に使われるか、拒否設定があるか
データリージョン 推論、ログ、管理、バックアップが処理される地域
国外移転 どの国へ移転され、どの法的根拠と保護措置を使うか
DPA 個人データ処理契約を締結でき、役割と削除義務が明確か
IAM 管理者、開発者、利用者へ最小権限を設定できるか
監査ログ キー発行、設定変更、利用履歴を追跡できるか
再委託先 サブプロセッサー、通知方法、異議手続きを確認できるか
インシデント 通知期限、連絡経路、調査協力、SLAが定められているか

DPAはData Processing Agreementの略で、個人データを処理する当事者の役割や義務を定める契約です。IAMはIdentity and Access Managementの略で、利用者ごとの認証と権限を管理する仕組みです。

リージョンを1つ選んでも、請求、サポート、管理ログ、バックアップまで同じ地域に限定されるとは限りません。データフロー図を作り、送信元、推論先、ログ、保管先、削除方法を線でつないで確認します。

本番導入は5段階で進める

安全性を評価表だけで終わらせず、運用へ落とします。

Qwenの安全性を運用で保つ本番導入の5段階。業務の限定、データの分類、契約と構成の確認、小規模な測定、変更の監視
図3: 確認は評価表で終わらせず、5段階で運用に落とし、規約や価格の変更時に再審査する
  1. 対象業務を限定する:要約や分類など、誤りを人間が検出できる業務を選ぶ
  2. データを分類する:公開、社内、機密、個人情報に分け、入力可否を決める
  3. 契約と構成を確認する:利用経路、リージョン、保存、学習利用、権限を文書化する
  4. 小規模に測定する:品質、費用、遅延、修正時間、事故時の影響を記録する
  5. 変更を監視する:モデル、価格、規約、リージョンの変更時に再審査する

自己ホストも自動的に安全になるわけではありません。公開ポート、弱い認証、入力を含むログ、古い推論エンジン、改ざんされたモデルファイルが新しいリスクになります。APIと自己ホストのどちらでも、最小権限、暗号化、監査ログ、更新、廃棄まで設計してください。

実務での活用ポイントモデル台帳に「モデルID、利用経路、リージョン、契約、LICENSE、データ区分、確認日、再審査日」を記録してください。

Qwenに関するよくある質問

Q. Qwenは安全ですか?会社で使っても問題ありませんか?

利用形態によって条件が異なります。2026年9月27日に確認した公式規約では、チャット版は個人向けで私的かつ非商用の利用に限るとされ、入力内容がモデルの学習に使われる場合があります。Alibaba Cloud Model StudioのAPIは、顧客データをモデルの学習に使わないと明記しています。ローカル実行では、モデルごとのLICENSEが適用されます。会社で使う場合は、利用経路を決めたうえで、規約、保存先、入力してよいデータの範囲を確認してください。

Q. Qwenに入力した内容は学習に使われますか?

チャット版の利用規約には、コンテンツをモデルの学習に使う場合があると書かれています。プライバシーポリシーは、学習に使うのは個人を特定できないよう加工したデータに限ると説明しています。学習への利用は、規約に記載されたメールアドレスへ通知すると拒否できます。Alibaba Cloud Model StudioのAPIは、顧客が別途同意しない限り、顧客のコンテンツをモデルの開発や改善に使わないと製品規約で定めています。

Q. Qwenのデータはどこに保存されますか?

チャット版のプライバシーポリシーは、個人データの収集、処理、保存をシンガポールで行うとしています。利用者の所在地や機能によって、国外へ移転する場合があるとも書かれています。APIは、利用者が選んだリージョンにデータを保存します。リージョンは東京を含む6つで、推論の実行場所はサービスデプロイ範囲で決まります。保存する具体的な日数は、今回確認した公式ページには記載がありませんでした。

Q. Qwenの開発元と運営会社はどこですか?

モデルを開発しているのは、Alibaba CloudのQwenチームです。チャット版の利用規約で契約相手とされているのは、シンガポール法人のNth Power Global Tech Singapore Pte. Ltd.です。APIは、Alibaba CloudがModel Studioとして提供しています。

Q. Qwenは無料で使えますか?

公式サイトは、チャット版を無料で使えると案内しています。利用規約には有料のサブスクリプションに関する条項もあるため、現行の提供条件と利用上限は公式画面で確認してください。Model Studio APIは従量課金です。対象モデルには100万tokenの無料枠がありますが、Singapore限定かつ90日間という条件があります。自己ホストではモデルを無償取得できても、GPUや運用費が発生します。

Q. Qwenは日本語に対応していますか?

Qwen Studio/Chatでは日本語で質問や文章作成を試せます。ただし、日本語を入出力できることと、自社業務で必要な品質を満たすことは同じではありません。専門用語、敬語、数字、表、長文を含む評価セットで確認してください。

Q. Qwenはオープンソースですか?

Qwen全体を一括してオープンソースとは呼べません。一般向けサービス、クラウドAPI、オープンウェイトモデルがあり、公開範囲と条件が異なります。公開モデルのライセンスも、Apache 2.0、Qwen Community License 1.0、Qwen Research Licenseなど、モデルごとに異なります。ダウンロードするモデルごとにモデルカードとLICENSEを確認します。

Q. QwenとDeepSeekの違いは何ですか?

どちらも複数のモデルと提供経路を持つため、ブランド単位の優劣では比較できません。用途、モデル、入力長、API単価、リージョン、ライセンス、日本語の自社評価を揃えて比較します。DeepSeekの提供形態や注意点は、DeepSeekとは?使い方・料金・安全性を解説を参考にしてください。

Q. QwenをローカルPCで動かせますか?

オープンウェイトとして公開されたモデルは、対応する推論ソフトウェアと必要なCPU、GPU、メモリがあればローカルで動かせます。必要スペックはモデルサイズ、量子化方式、コンテキスト長で変わります。モデル名だけで判断せず、モデルカードと実機測定を確認してください。

まとめ

Qwenの安全性は、利用形態ごとに判断します。2026年9月27日に確認した公式規約では、チャット版は個人・非商用向けで、入力内容が学習に使われる場合があります。Alibaba Cloud Model StudioのAPIは、顧客データを学習に使わないと明記し、保存先は選んだリージョンです。ローカル実行では、モデルごとのLICENSEが適用されます。

Qwenは、Alibaba CloudのQwenチームが展開するAIモデルファミリーです。2026年9月27日時点では、Qwen3.8-MaxとQwen3.7-Maxが高度な推論やエージェント用途の候補です。Qwen3.7-Plusは、長文処理と費用のバランスを取りやすいモデルです。

導入時は、Qwen Studio/Chat、Alibaba Cloud Model Studio API、オープンウェイトを分けて評価してください。料金、利用規約、データ経路、運用責任が異なります。保存日数など公式ページで確認できなかった点は、導入前に提供元へ確認します。

最初の行動は、公開情報を使う1業務を選び、MaxとPlusを同じ日本語評価セットで試すことです。品質、token費用、人間の修正時間を測れば、自社に必要な構成が見えます。


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公式参考情報




この記事で参照した外部情報

  1. 利用規約qwen.ai
  2. プライバシーポリシーqwen.ai
  3. Model Studioのセキュリティ・プライバシーのページalibabacloud.com
  4. リージョンのページalibabacloud.com
  5. 製品規約alibabacloud.com
  6. 料金ページalibabacloud.com
  7. 公式Hugging Facehuggingface.co
  8. 公式GitHubgithub.com
  9. 公式サイトの発表一覧qwen.ai
  10. 公式の推奨モデル一覧alibabacloud.com
  11. qwen.aiqwen.ai
  12. Qwen利用ポリシーqwen.ai
  13. Alibaba Cloud Model Studio 学習データの概要alibabacloud.com

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