DeepSeekとは?使い方・料金・安全性を解説【2026年】

DeepSeekの使い方・料金・安全性のイメージ画像

DeepSeek V4は2モデルで、両方が1Mトークンのコンテキストと最大384Kトークンの出力に対応します。

  • 要点1: 現行APIはdeepseek-v4-flashdeepseek-v4-proの2種類
  • 要点2: 100万トークン当たりのキャッシュミス入力/出力はFlashが$0.14/$0.28、Proが$0.435/$0.87
  • 要点3: 一般向けサービスでは入力データの収集目的と中国のサーバーへの保存を確認

対象: DeepSeekの試用・API連携・社内導入を検討する事業責任者、DX推進・情報システム担当者

今日やること: 利用形態と入力予定のデータ区分を一つずつ書き出し、適用規約と保存先を確認する

この記事の著者
株式会社Nexa 代表取締役川島 陸

一橋大学経済学部卒業後、フォーティエンスコンサルティング株式会社(旧 株式会社クニエ)にて法人向けAI導入支援等を経験。独立後、AI系メディア運営やDify/n8nの導入支援を経て、株式会社Nexaを創業。法人向けAI研修・AI導入支援・AI関連メディア運営を手掛ける。

DeepSeekは、チャットで文章を作る個人向けサービスとしてだけでなく、APIや公開ウェイトを通じてシステムにも組み込める生成AIです。低いAPI単価や公開モデルに注目が集まる一方、「DeepSeekは無料か」「企業で使って安全か」という問いには、利用形態を決めずに答えられません。

たとえば、DeepSeekが運営する一般向けチャットへ情報を送る場合と、オープンウェイトを自社管理の環境で動かす場合では、データの送信先も運用責任も異なります。本記事では2026年7月28日時点の公式情報を基準に、DeepSeek V4の仕様・料金・使い方と、企業が確認すべき安全性を整理します。

DeepSeekとは?会社・サービス・モデルの違い

DeepSeekという名称は、単一のアプリだけを指すものではありません。会社、同社が運営するサービス、APIで選択するモデル、ダウンロード可能なモデルウェイトという複数の意味で使われます。評価や社内申請では、どれを使うのか明示する必要があります。

DeepSeekは会社名でありAIサービスのブランド名

DeepSeekは、大規模言語モデルを開発し、一般向けチャットやAPIを提供するブランドです。公式利用規約では、サービスの提供主体をHangzhou DeepSeek Artificial Intelligence Co., Ltd.としています。

利用者は自然言語で質問し、要約、翻訳、文章作成、アイデア整理、コード生成などに使えます。ただし、出力は事実性や完全性を保証するものではありません。重要な意思決定、法務・医療・財務など正確性が求められる場面では、原典と専門家による確認が必要です。

チャット、API、オープンウェイトは別物

DeepSeekの主な利用形態は次の3つです。

  • 一般向けチャット:DeepSeekが用意したWebサイトやアプリへアクセスして利用する
  • 公式API:開発者がAPIキーを取得し、自社のアプリや業務フローからモデルを呼び出す
  • オープンウェイト:公開されたモデルウェイトを取得し、自社設備や契約したクラウド上で推論基盤を構築する

一般向けチャットが無料で提供される時期があっても、APIの推論料金や自社ホストのGPU費用まで無料になるわけではありません。また、ウェイトが公開されていることと、無条件で改変・再配布・商用利用できることも同義ではありません。モデルカードとライセンスをモデル単位で確認します。

R1からV4までの見方

DeepSeek-R1など過去に広く知られたモデル名と、現在APIで指定するモデル名を混同しないことが大切です。2026年4月24日の公式V4発表によると、現行APIはdeepseek-v4-flashdeepseek-v4-proです。旧エンドポイントで用いられたdeepseek-chatdeepseek-reasonerは、2026年7月24日15時59分(UTC)後に廃止されたと案内されています。

古いブログやサンプルコードを使うと、モデル未検出や移行上の問題につながります。APIを実装するときは、記事の公開日ではなく、公式の更新情報と料金ページを基準にしてください。

DeepSeekの利用形態を比較

DeepSeekの選び方は、「性能が高いモデルはどれか」だけでは決まりません。導入速度、データ管理、拡張性、必要な技術者、総費用を比較します。

利用形態 向く用途 主な費用 データ・運用上の特徴 主な注意点
一般向けWeb・アプリ 公開情報の要約、文章案、個人の試用 サービス側のプランによる 提供者の環境へ入力を送信 ポリシー、保存先、改善利用、アカウント管理を確認
DeepSeek公式API 自社アプリ、定型処理、バッチ、顧客機能 入出力トークン等の従量課金 API経由でDeepSeekへ送信 APIキー、ログ、並行上限、規約、障害時対応を設計
第三者クラウドのマネージド提供 既存クラウドへ統合、IAM・監査の集約 クラウド事業者の料金 契約先とリージョンにより異なる DeepSeek直販と同じ条件だと思わず、当該提供者の契約を確認
オープンウェイトの自己管理 データ経路を設計したい用途、独自評価・最適化 GPU、ストレージ、運用人件費 配置先を組織側で設計可能 ライセンス、脆弱性対応、可用性、監視を自社で負担

一般向けチャット

最も始めやすい形態です。インストールせずに試せる場合もあり、公開済み文章の要約やたたき台作成には便利です。一方、従業員が各自の判断で顧客名、未公開数値、ソースコードを貼り付けると、組織がデータフローを把握できません。企業では、許可するアカウント、入力可能なデータ区分、出力のレビュー方法を先に決めます。

公式API

APIは、大量の文章分類、FAQ候補作成、検索結果の整形など、再現可能な処理へ組み込みやすい形態です。プロンプトやパラメータをコードで管理できる反面、APIキーの漏えい、利用量の急増、ログへの個人情報残存に注意が必要です。開発・検証・本番のキーを分け、利用上限と異常検知を設定します。

オープンウェイトの自社・クラウド運用

DeepSeekは公式GitHubで公開物を案内し、Hugging FaceにはDeepSeek-V4の公式Open Weightsコレクションがあります。自己管理なら推論時の通信経路を設計できますが、「ダウンロードしただけで安全」になるわけではありません。モデルの出所確認、ファイルの完全性、推論エンジンの脆弱性、アクセス制御、ログ、バックアップ、廃棄まで運用対象です。

また、V4-Proは総パラメータが1.6Tの大規模モデルです。単一の一般的なPCで公式構成をそのまま快適に動かせるとは限りません。量子化や派生モデルを利用する場合は、品質変化と別ライセンス、配布元の信頼性も評価してください。

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DeepSeek V4の仕様とAPI料金

DeepSeek V4にはFlashとProがあります。どちらも長いコンテキストと長大な最大出力を掲げますが、モデル規模、API単価、並行上限が異なります。仕様上限まで常に出力させるのではなく、業務に必要な長さへ制限するほうがコスト、待ち時間、レビュー負荷を抑えやすくなります。

V4-FlashとV4-Proの仕様比較

公式V4発表に基づく比較は次の通りです。

項目 deepseek-v4-flash deepseek-v4-pro
総パラメータ 284B 1.6T
推論時のアクティブパラメータ 13B 49B
コンテキスト長 1Mトークン 1Mトークン
最大出力 384Kトークン 384Kトークン
推論モード Thinking/Non-Thinking Thinking/Non-Thinking
API並行上限 2,500 500

総パラメータとアクティブパラメータが違うのは、入力ごとに全パラメータを同時利用しないMoE(Mixture of Experts)構成によるものです。ただし、パラメータ数だけで自社タスクの品質は決まりません。Flashを大量の軽量処理に、Proを難度の高い処理に使うと機械的に固定せず、同じ評価セットで品質、遅延、失敗率を測ります。

Thinkingは回答前の推論処理を重視するモード、Non-Thinkingは直接的な応答を重視するモードとして使い分けられます。利用するSDKやエンドポイントでの指定方法、返却形式、課金対象は更新される可能性があるため、実装時に公式API文書を確認してください。

100万トークン当たりの料金

DeepSeek公式料金ページが示す、100万トークン当たりの米ドル料金は以下です。2026年7月28日時点の情報であり、税、為替、決済手数料、第三者クラウドの上乗せ料金は含めません。

モデル 入力:キャッシュヒット 入力:キャッシュミス 出力
deepseek-v4-flash $0.0028 $0.14 $0.28
deepseek-v4-pro $0.003625 $0.435 $0.87

キャッシュヒット料金は、すべての入力に自動的に適用される最安値ではありません。共通するプロンプト部分がキャッシュ条件を満たした場合の入力単価です。初回入力や毎回内容が変わる部分はキャッシュミスとして見積もるのが保守的です。

費用を見積もる方法

月額API費用の基本形は、次の3項目の合計です。

キャッシュヒット入力トークン × hit単価 + キャッシュミス入力トークン × miss単価 + 出力トークン × 出力単価

単価は100万トークン当たりなので、各トークン数を100万で割って計算します。これに再試行、評価環境、監視、保存、ネットワーク、開発運用の費用を加えます。長い文書を毎回丸ごと送る設計では入力が増えます。検索で必要箇所だけを渡す、出力上限を用途別に設定する、重複する固定指示を整理するなど、品質を落とさない範囲でコンテキストを管理します。

価格比較では単価だけでなく、正解に到達するまでの再試行回数も重要です。Flashで3回やり直す処理とProで1回完了する処理では、総費用や待ち時間が逆転する場合があります。代表タスクを50〜100件程度用意し、正確性、禁止事項違反、レイテンシ、トークン数、人間の修正時間を記録すると判断しやすくなります。

DeepSeekの使い方

試用は、公開情報か架空データから始めます。機密情報を先に入力してから安全性を検討する順序は避け、利用形態とデータ区分を決めてからアクセスを許可します。

一般向けチャットを使う手順

  1. 公式ドメインからWebサービスまたは正規アプリへの導線を確認する
  2. 利用規約とプライバシーポリシーの更新日、適用地域、アカウント条件を読む
  3. 公開済み情報で、要約・翻訳・文章案など低リスクの用途を試す
  4. 出力に含まれる固有名詞、数値、引用、コードを原典やテストで確認する
  5. 業務利用する場合は、会社管理アカウント、入力禁止情報、保存・削除手順を定める

プロンプトは目的、前提、入力、出力形式、制約を分けると評価しやすくなります。たとえば「次の公開資料を300字以内で要約し、事実と提案を分け、固有名詞と数値は原文の表記を維持する」のように条件を明確にします。

APIを使う手順

API利用では、管理画面で発行したキーをソースコードへ直接書かず、環境変数やシークレット管理基盤に保存します。以下はdeepseek-v4-flashへ短いメッセージを送る最小限のcurl例です。実行前に、公式クイックスタートで現行のURL、認証方式、リクエスト項目を再確認してください。

export DEEPSEEK_API_KEY="発行したAPIキー"curl https://api.deepseek.com/chat/completions \  -H "Content-Type: application/json" \  -H "Authorization: Bearer ${DEEPSEEK_API_KEY}" \  -d '{    "model": "deepseek-v4-flash",    "messages": [      {"role": "system", "content": "根拠と不確実性を分けて回答してください。"},      {"role": "user", "content": "生成AIの社内検証項目を5つ挙げてください。"}    ],    "max_tokens": 800  }'

実装ではタイムアウト、指数バックオフ、レート制限、予算上限、レスポンス検証を追加します。ユーザー入力をそのままシステム指示や外部ツールへ渡さず、長さ、形式、権限を検査してください。プロンプトと応答をログに残す場合は、個人情報や秘密をマスキングし、閲覧権限と保存期間を決めます。

旧コードのdeepseek-chatdeepseek-reasonerは現行モデル名へ移行します。名称の置換だけで終えず、出力形式、Thinkingの設定、トークン上限、エラー処理、品質評価を回帰テストしてください。

オープンウェイトを使う手順

自己管理では次の順で進めます。

  1. DeepSeek公式GitHubまたは公式Hugging Faceコレクションから対象モデルを特定する
  2. モデルカード、ライセンス、利用制限、推奨推論環境、ファイル容量を確認する
  3. 本番と分離した環境で、配布元・ハッシュ・依存パッケージを検証する
  4. GPUメモリ、量子化方式、同時実行数、期待レイテンシを小規模に計測する
  5. API認証、ネットワーク分離、ログ、監視、更新、廃棄を設計する
  6. 自社データの評価セットで、品質と安全性を確認してから範囲を広げる

自己ホストはデータ経路を制御しやすい一方、モデルの脆弱性対応や不正利用防止を提供者任せにできません。オープンウェイトAIの社内利用方針も参考に、承認可能なモデル、入手先、ライセンス、検証記録を台帳化すると管理しやすくなります。

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DeepSeekの安全性と危険性をどう判断するか

「DeepSeekは安全か」という質問に、全用途共通の二択では答えられません。少なくとも、プライバシー、契約、サイバーセキュリティ、出力品質、法令・社内規程の5つに分けます。また、一般向けサービスのポリシーと、第三者クラウドや自己ホストの条件を混ぜないことが重要です。

一般向けプライバシーポリシーの確認点

DeepSeekのプライバシーポリシーには、プロンプト等の入力、出力、チャット履歴を含む情報の収集、サービスの提供・維持・改善等への利用、中華人民共和国にあるサーバーへの情報保存が記載されています。

この記載から、一般向けサービスへ顧客情報や営業秘密を無条件に入力してよいとは判断できません。企業は、収集される項目、目的、保存国、保存期間、削除手段、権利行使、委託・共有、ポリシー変更時の扱いを確認します。「学習に使われるか」だけを確認しても、ログ保存や不正利用対策など他目的の処理を見落とします。

個人情報保護委員会による注意喚起

日本の個人情報保護委員会はDeepSeekに関する情報提供で、入力情報や利用履歴等が中国のサーバーに保存され、中国の法令が適用されることなどを示し、サービス利用前にプライバシーポリシー等を確認するよう注意喚起しています。

これは「すべての利用を一律禁止する」という説明ではなく、利用者と個人情報取扱事業者がデータの取扱いを把握し、適切に判断するための注意情報です。個人情報を扱う企業は、利用目的、本人への説明、第三者提供・委託・外国での取扱い、社内規程との整合を法務・プライバシー担当と確認してください。

利用規約とオープンウェイトのライセンス

一般向けサービスや公式APIでは、契約主体、禁止用途、知的財産、出力の扱い、免責、準拠法、アカウント停止等を利用規約で確認します。自己ホストでは、利用サービスの規約だけでなく、対象ウェイト、コード、推論エンジン、データセット由来の条件をそれぞれ確認します。

「DeepSeekはオープンソースだから何にでも使える」という表現は避けるべきです。V4には公式Open Weightsがありますが、公開物ごとにライセンスは異なり得ます。商用利用、改変、再配布、派生モデルの表示義務、利用制限を対象リポジトリで確認します。

さらに、モデルをMCPや外部エージェントへ接続すると、モデル単体より権限が広がります。メール送信、ファイル削除、外部公開などの操作は人の承認を挟み、最小権限にします。AIエージェント連携で起きたセキュリティ事故の解説も、信頼境界と外部コンテンツを点検する材料になります。

企業導入前のチェックリスト

企業導入では、モデルのデモ性能より先に、利用目的と責任者を決めます。「議事録の整形」と「顧客への自動回答」では、誤りが与える影響も必要な承認も違います。以下をPoC開始条件として確認してください。

データ・法務・セキュリティ

  • [ ] 利用形態は一般向けチャット、公式API、第三者クラウド、自己ホストのどれか
  • [ ] 契約主体、適用規約、プライバシーポリシー、ライセンスを記録したか
  • [ ] 個人情報、顧客秘密、営業秘密、認証情報、未公開コードの入力可否を定義したか
  • [ ] データの保存国、送信先、再利用目的、保存期間、削除方法を確認したか
  • [ ] 外国での個人情報の取扱いを含め、法務・プライバシー上の要件を確認したか
  • [ ] 会社管理のID、最小権限、MFA、APIキーの保管とローテーションがあるか
  • [ ] 入出力ログを誰が、何の目的で、いつまで閲覧・保存するか決めたか
  • [ ] プロンプトインジェクション、不適切出力、情報漏えいへの技術対策があるか
  • [ ] 生成物の事実確認、著作権・商標、差別・安全性をレビューする担当者がいるか
  • [ ] インシデント時の停止、キー失効、報告、データ削除の手順があるか

PoCから本番移行まで

PoCは公開情報、匿名化データ、合成データなど低機密の入力から始めます。評価項目には、正答率だけでなく、根拠の有無、誤情報率、禁止データの出力、プロンプト攻撃への耐性、平均・上位パーセンタイルの遅延、1件当たり費用、人の修正時間を含めます。

本番化では、次の段階を分けます。

  1. オフライン評価:固定したテストセットでFlashとPro、他候補を比較する
  2. 限定PoC:対象部署とデータを限定し、人のレビューを必須にする
  3. 本番前審査:法務、情報セキュリティ、システム責任者が契約と設計を承認する
  4. 段階公開:利用者・処理件数を絞り、予算・エラー・安全性を監視する
  5. 定期再評価:モデル、料金、規約、ポリシー、ライセンスの変更を確認する

モデル名の廃止に備え、設定からモデルを切り替えられる構造、回帰テスト、代替モデル、ロールバック手順を準備します。特定モデルの出力形式に業務ロジックを密結合させないことも移行コストを抑えます。

用途別の導入判断

用途 初期判断 必須対策
公開情報の要約・文章案 小規模PoCを始めやすい 出典確認、生成物レビュー、会社管理アカウント
社内文書検索・要約 条件付き 権限継承、データ最小化、保存先確認、監査ログ
顧客向け自動回答 慎重な検証が必要 RAG、回答範囲制限、人へのエスカレーション、継続監視
コード生成 リポジトリの機密度による 秘密検知、レビュー、テスト、依存関係・ライセンス確認
外部ツールを操作するAIエージェント 高い統制が必要 最小権限、承認、サンドボックス、操作ログ、停止機構
個人情報を含む意思決定 原則として専門審査を先行 法的根拠、人の関与、公平性、説明可能性、異議申立て手順

コーディング用途はAIコーディングツールの比較ガイド、外部接続はMCP(Model Context Protocol)の解説も併せて確認すると、モデル以外の権限設計を整理できます。

DeepSeekを含む生成AIの選定、データ区分、PoC指標、運用ルールを自社だけで整理しにくい場合は、NexaのAI顧問にご相談ください。利用目的から逆算し、候補比較とガバナンス設計を支援します。

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DeepSeekに関するよくある質問

Q. DeepSeekは無料で使えますか?

一般向けチャットに無料で使える範囲が設けられる場合はありますが、提供条件は変更され得ます。公式APIは入力・出力トークン等に応じた従量課金です。オープンウェイトは取得自体と、GPU・ストレージ・監視・運用の費用を分けて考えます。「DeepSeekは無料」と一括せず、利用形態と公式料金画面を確認してください。

Q. DeepSeek V4とR1の違いは何ですか?

R1はDeepSeekの推論モデルとして知られる過去のモデル系列です。2026年7月28日時点の公式APIではV4のdeepseek-v4-flashdeepseek-v4-proが現行モデルです。両方とも1Mコンテキスト、最大出力384K、Thinking/Non-Thinkingに対応します。過去モデルとの優劣は名称だけで判断せず、自社タスクで比較してください。

Q. DeepSeekに機密情報を入力しても安全ですか?

一般向けサービスへ機密情報を無条件に入力することは推奨できません。公式ポリシーに記載された収集項目、利用目的、中国サーバー保存等を確認し、自社の契約・法令・データ分類に照らして判断してください。API、第三者クラウド、自己ホストでは条件が異なるため、それぞれのデータフローと契約を確認します。

Q. DeepSeek V4はローカルで使えますか?

V4には公式Open Weightsがあります。ただし、V4-Proは1.6T total/49B active、V4-Flashでも284B total/13B activeの大規模モデルです。「一般的なPCなら簡単に動く」とは限りません。モデルカード、ライセンス、必要ストレージ、GPUメモリ、量子化方式、推論基盤を確認し、まず検証環境で計測してください。

まとめ

利用形態を分け、現行情報と自社要件で判断する

DeepSeekを検討するときの要点は次の通りです。

  • DeepSeekは会社・ブランド名であり、一般向けチャット、公式API、オープンウェイトは契約とデータフローが異なる
  • 現行APIモデルはdeepseek-v4-flashdeepseek-v4-proで、旧deepseek-chatdeepseek-reasonerは廃止済み
  • 両V4モデルは1Mコンテキスト、最大出力384K、Thinking/Non-Thinkingに対応する
  • 料金はキャッシュヒット入力、キャッシュミス入力、出力を分け、再試行や人の修正を含む総費用で比較する
  • 一般向けサービスでは、入力・出力等の収集、利用目的、中国サーバー保存を公式ポリシーで確認する
  • V4のOpen Weightsを使う場合も、モデルごとのライセンス、配布元、インフラ、監視、更新の責任がある
  • 企業は低機密のPoCから始め、契約、データ分類、権限、ログ、レビュー、停止条件を本番前に整える

DeepSeekは、単価やベンチマークだけで採否を決める対象ではありません。利用形態を特定し、一次情報と自社要件を照合すれば、導入できる範囲と避けるべき範囲を具体化できます。モデル・料金・規約は変わるため、稟議時と本番公開前に再確認してください。

生成AIの比較、企業向けの安全基準、段階導入の計画をまとめて検討したい方は、NexaのAI顧問サービスをご確認ください。




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