MonidではSeedance 2.0の3モデルを月額契約なしで利用でき、Claude CodeとCodex CLIからMCP連携できます。
- 要点1: 通常版の価格は100万トークン当たり4〜7.7ドル
- 要点2: BytePlus公式試算では4K・5秒動画が3.89ドル
- 要点3: MCP接続にはOAuth認証とプリペイド残高が必要
対象: 動画生成AIの業務導入を検討するDX・マーケティング担当者
今日やること: 5秒・720pの1用途に絞り、試作の評価条件を決める
この記事の目次
Monidが、ByteDanceの動画生成モデル「Seedance 2.0」を従量課金で利用できるエンドポイントとして提供しています。Claude CodeとCodex CLIからMCP経由で呼び出せるため、文章で指示を出す業務フローに動画生成を組み込めます。
Xでは「月額不要」「格安」として注目されています。しかし、表示されるトークン単価は動画1本の価格ではありません。本記事ではMonidとBytePlusの公式情報を基に、料金の読み方、接続方法、企業導入時の管理策を整理します。
MonidのSeedance 2.0対応で何が変わったのか
今回の変化は、動画生成モデルを個別の制作画面だけでなく、AIエージェントの作業手順から呼び出せるようになったことです。
Monidは、複数のAIモデルやツールを従量課金で使えるサービスです。利用者はプリペイド残高を用意し、実際に使った分の料金を支払います。月額契約を前提としないため、試作本数が少ない企業でも検証を始めやすい設計です。
3種類のSeedance 2.0を掲載
Monidの公開APIには、BytePlus ModelArk経由の次の3種類が掲載されています。
| モデル | 主な位置付け | Monid掲載の出力解像度 |
|---|---|---|
| Seedance 2.0 | 標準モデル | 480p、720p、1080p、4K |
| Seedance 2.0 Fast | 速度重視 | 480p、720p |
| Seedance 2.0 Mini | コスト重視 | 480p、720p |
カタログでは、テキストからの動画生成、画像のアニメーション化、最初と最後のフレーム指定、画像・動画・音声の参照、同期音声が案内されています。実際の入力条件は、利用時にエンドポイントのスキーマを確認する必要があります。
Monid公式Xは2026年7月22日、4K対応とClaude Code・Codex CLIからの利用を告知しました。第三者による関連投稿は、2026年7月26日の確認時点で160件のいいねと13件のリポストを獲得していました。少なくともX上では、動画生成をAIエージェントから操作する利用方法が反応を得ています(話題元の投稿)。
Seedance 2.0の料金はどう読むべきか
料金表では「トークン単価」と「動画1本の料金」を分けて確認する必要があります。動画生成では、解像度、秒数、フレームレート、入力素材によって消費トークンが変わるためです。
Monid掲載のトークン単価
2026年7月26日時点の公開APIでは、100万トークン当たりの価格は次の通りです。
| モデル | 解像度 | 100万トークン当たり |
|---|---|---|
| Seedance 2.0 Mini | 480p・720p | 3.5ドル |
| Seedance 2.0 Fast | 480p・720p | 5.6ドル |
| Seedance 2.0 | 480p・720p | 7ドル |
| Seedance 2.0 | 1080p | 7.7ドル |
| Seedance 2.0 | 4K | 4ドル |
4Kの単価は、1万トークンに換算すると0.04ドルです。ただし、これは4K動画を0.04ドルで1本生成できるという意味ではありません。
5秒動画の公式試算
BytePlusの公式料金ページには、テキスト入力、16:9、5秒の動画を生成する場合の試算があります。
以下はBytePlus ModelArkが示す公式試算です。Monid経由の確定請求額を保証するものではないため、実行前にMonid上の単価と料金条件を確認してください。
| 解像度 | Seedance 2.0 | Fast | Mini |
|---|---|---|---|
| 480p | 0.35ドル | 0.28ドル | 0.18ドル |
| 720p | 0.76ドル | 0.60ドル | 0.38ドル |
| 1080p | 1.87ドル | 非対応 | 非対応 |
| 4K | 3.89ドル | 非対応 | 非対応 |
企業が費用を比較するときは、月額料金の有無だけで判断できません。必要な解像度、1本当たりの秒数、採用案が決まるまでの再生成回数をそろえて試算する必要があります。
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MonidはMCPの接続手順を公式ドキュメントで公開しています。MCP(Model Context Protocol)は、AIエージェントが外部サービスの機能を共通の形式で呼び出すための仕組みです。
Claude CodeはAnthropicが提供するコーディングエージェントです。Codex CLIはOpenAIが提供するターミナル向けコーディングエージェントです。いずれもMCPを介して外部サービスの機能を作業フローから呼び出せます。
Claude Codeでは次のコマンドで接続します。
claude mcp add --transport http monid https://mcp.monid.ai/v1
Codex CLIでは次のコマンドを使います。
codex mcp add monid --url https://mcp.monid.ai/v1
その後、ブラウザでOAuth認証を行い、Monidの残高を用意します。詳しい手順はMonid公式MCPクイックスタートで確認できます。
接続後は、企画案の作成、プロンプト整形、モデル選択、動画生成、結果確認を一つの作業手順にまとめられます。ただし、MCPを接続しただけで品質管理まで自動化されるわけではありません。採用基準と承認者は別途決める必要があります。
企業の動画制作で期待できる活用領域
企業では、完成品を一度で作る用途より、複数案を早く比較する用途から始めると効果を測りやすくなります。
- 広告動画の構図や演出を3案作り、制作前に比較する
- 営業資料の内容を15秒の説明動画へ変換する
- 採用ページ向けの職種紹介動画を試作する
- 研修資料の要点を短い動画で補足する
- 商品画像からSNS向けの動きのある素材を作る
MCPを使えば、商品情報の読み込みからプロンプト生成、動画生成までを同じエージェントに担当させられます。APIを直接実装する方法より試作は速い一方、定期的な大量生成ではAPI側でキュー、再試行、予算上限を管理する方が安定します。
同じMCP連携でも、動画生成サービスによって機能と料金は異なります。比較の材料としてRunwayのMCP連携も確認してください。静止画からコードベースの3D素材を作る例は、img2threejsの記事で紹介しています。
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従量課金で始めやすくても、企業利用には費用と権利の管理が必要です。
1. 再生成を含めたコスト
採用されなかった案にも料金が発生します。1回の単価ではなく、1本の完成までに何回生成するかを記録し、案件単位の上限額を決めます。
2. 素材の権利とブランド基準
入力する画像、動画、音声について利用権を確認します。著名人や既存作品に似せる指示は避け、ロゴ、色、禁止表現を評価項目に含めます。
3. 出力品質と再現性
生成結果は毎回同じになるとは限りません。事実説明を含む動画は、画面内の文字、商品形状、音声内容を人が確認します。制作条件と採用理由を残すと、再制作時のぶれを減らせます。
4. 認証情報とデータ管理
OAuth権限、Monid残高、生成物の保存先を個人任せにしないことが必要です。担当者の異動や退職に備え、管理主体とログの保管期間を決めます。
企業が始めるための3ステップ
最初の検証は、短尺かつ低解像度の社内向け素材に限定します。
- 用途を一つに絞る:5秒・720pの商品紹介案など、評価しやすい対象を選びます。
- 合格条件を決める:ブランド適合、文字の正確性、修正回数、完成単価を採点します。
- 運用記録を残す:入力素材、プロンプト、モデル、料金、採否、修正理由を案件ごとに保存します。
この3点をそろえると、「生成できた」ではなく「既存制作より速く、品質基準を満たし、予算内だったか」で導入効果を判断できます。
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法人様のAI導入に関するご相談はこちらよくある質問
Q. Monidの利用に月額料金は必要ですか?
Monid公式ドキュメントでは、月額サブスクリプションなしの従量課金方式が案内されています。通常利用では、事前に残高を入金し、利用分が差し引かれます。
Q. Seedance 2.0の4K動画は0.04ドルで作れますか?
0.04ドルは通常版4Kの1万トークン当たりの単価です。動画1本の価格ではありません。BytePlus公式試算では、テキスト入力、16:9、5秒の4K動画は3.89ドルです。ただし、Monid経由の確定請求額は実行時の消費トークンと料金表示を確認する必要があります。
Q. Claude CodeとCodex CLIの両方で使えますか?
はい。Monid公式ドキュメントに両方のMCP接続コマンドが掲載されています。利用前にアカウント作成、OAuth認証、残高の準備が必要です。
Q. 動画制作を完全自動化できますか?
生成工程は自動化できますが、品質、権利、ブランド適合の確認は残ります。企業では人の承認を含むワークフローとして設計する方が安全です。
まとめ
Monidの対応により、Seedance 2.0を月額契約なしで試し、Claude CodeやCodex CLIの作業手順に動画生成を組み込めるようになりました。一方、Xで目立つトークン単価は動画1本の価格ではありません。企業は再生成を含む完成単価と、人による承認工程を設計してから評価する必要があります。
まずは5秒・720pの社内向け素材を一つ選び、料金、修正回数、品質を記録するPoCから始めるのが現実的です。
動画生成AIを業務フローに組み込みたい企業へ
株式会社Nexaでは、生成AIの選定、費用試算、MCP連携、社内運用ルールの設計を支援するAI顧問サービスを提供しています。自社に適した検証範囲を決める段階からご相談いただけます。




