Claude Code Team Plan完全ガイド|導入手順・費用・管理方法【2026年版】

Claude Code Team Planのイメージ画像

Claude Code Team Planは5〜150名のチームが一元管理でAIコーディング支援を導入できるプランで、Premiumシートは月額$150から利用できます。

  • 要点1: Standardシート($25/月)とPremiumシート($150/月)の2種類があり、Claude CodeにはPremiumシートが必要
  • 要点2: 最低5席から契約可能。年払いにするとPremiumシートは月$100(33%節約)
  • 要点3: スペンドコントロール・RBAC・SSO等の管理機能で組織全体の利用を一元管理できる

対象: Claude Code Teamプランの導入を検討している情報システム部門・DX推進担当者

今日やること: 現在の開発チームの人数とClaude Code利用希望者数を確認し、Premiumシートの必要枚数を試算する

Claude Code Team Planを導入することで、開発チーム全体がAIコーディング支援を統一された管理体制のもとで活用できるようになります。

「Claude Codeをチームに展開したいが、料金の仕組みや管理方法がよくわからない」——このような声は、Claude Code導入を検討している企業の担当者から多く聞かれます。

この記事では、Claude Code Team Planの料金・シート種別・チーム導入の具体的な手順・管理機能まで、企業担当者がすぐに実務で活用できる情報を一冊にまとめて解説します。


Claude Code Team Planとは?概要と特徴

Claude Code Team Planは、5名以上のチームがClaude Codeを組織として一元管理するためのプランです。

2025年8月にAnthropicはTeamプランおよびEnterpriseプランにClaude Codeを統合し、企業が中央集約的な管理でAIコーディング支援を導入できる体制を整えました。個人向けのProプランやMaxプランとは異なり、管理者ダッシュボード・スペンドコントロール・SSO対応など、組織運用に不可欠な機能が備わっている点が特徴です。

Teamプランが対象とするチーム規模

Teamプランは最低5席〜最大150席という規模を対象としています。5名未満の場合でも最低5席分の料金が発生するため注意が必要です。150席を超える組織はEnterpriseプランへの移行が必要になります。

規模 推奨プラン
1〜4名 Pro / Max(個人プラン)
5〜150名 Team Plan
151名以上 Enterprise Plan

個人プラン(Pro/Max)との違い

個人プランとTeamプランの最大の差は、管理機能の有無です。

機能 Pro/Max(個人) Team Plan
Claude Codeアクセス ○(Premiumシート)
集中管理ダッシュボード
スペンドコントロール
SSO(SAML/OIDC)
SCIM自動プロビジョニング
Microsoft 365/Slack連携
最低契約席数 1名 5名

複数名がそれぞれ個人契約する運用は、管理負荷が高く費用の可視化も困難になります。5名以上の場合はTeamプランへの一本化を強くお勧めします。


TeamプランのシートタイプとAI料金

Teamプランには2種類のシートタイプがあります。全員を同一シートにするのではなく、用途に応じて使い分けることでコストを最適化できます。

Standardシート($25/月)の仕様と適用対象

Standardシートは、Claude.aiのWebアプリを使う一般ユーザー向けのシートです。チャット・プロジェクト・ファイル共有などの基本機能を利用できますが、Claude Codeターミナルへのアクセスは含まれません。

年払いにすると月額$20まで抑えられます。

適用対象の例:– 管理者・経理・人事など非開発部門のメンバー- Claude.aiのチャット機能だけを使う担当者- 利用頻度が低いメンバー

Premiumシート($150/月)の仕様とClaude Codeアクセス

Premiumシートは、Claude Codeを使う開発者・テクニカルユーザー向けのシートです。ターミナルからClaude Codeを呼び出し、コード生成・リファクタリング・テスト作成・PRレビューなど高度なコーディング支援を利用できます。

Premiumシートの利用量は標準Proプランの6.25倍と大幅に増加しており、ヘビーユーザーでも利用上限に当たりにくい設計になっています。

シートタイプ 月払い 年払い Claude Code 利用量(Pro比)
Standard $30 $25 1.25倍
Premium $150 $100 6.25倍

年払いを選択すると、Premiumシートは月額$100(年総額$1,200)となり、月払いと比較して33%の節約が可能です。

年払い・月払いの費用比較とシミュレーション

開発チーム10名のTeam導入を例にシミュレーションすると以下のとおりです。

シナリオ: 開発者8名(Premium)+ 管理者2名(Standard)

支払い方式 月額 年間総額
月払い $1,260($150×8 + $30×2) $15,120
年払い $840($100×8 + $20×2) $10,080
節約額 $420/月 $5,040/年

10名規模でも年払いにするだけで年間約5,000ドル以上の節約になります。予算が確定している場合は年払いを選択することを推奨します。

実務ポイントClaude Codeを使うのは開発者のみでも、管理者はStandardシートで管理ダッシュボードにアクセスできます。全員をPremiumシートにする必要はありません。


Team vs Enterprise — どちらを選ぶべきか

150席という上限と、セキュリティ・コンプライアンス要件を踏まえてプランを選定する必要があります。

Teamプランで対応できる要件

以下の要件はTeamプランで満たすことができます。

  • 5〜150名規模の開発チームへのClaude Code展開
  • SSO(SAML 2.0/OIDC)による認証の一元化
  • SCIM自動プロビジョニング
  • スペンドコントロールによる予算管理
  • ロールベースのアクセス制御(3階層)
  • Microsoft 365・Slack連携

Enterpriseへのアップグレードが必要な場合

以下の要件が発生した場合は、Enterpriseプランへの移行を検討してください。

要件 Team Enterprise
席数 最大150席 150席超
監査ログ
Compliance API
GitHub連携
専任アカウントマネージャー
カスタム利用規約
料金 公開($25/$150〜) 要問い合わせ

金融・医療・官公庁などコンプライアンス要件が厳しい業種や、150名を超える大規模組織はEnterpriseプランへの移行が適切です。

判断の目安「監査ログが必要か」「150席を超える可能性があるか」の2点がEnterpriseへの移行判断として最もわかりやすい基準です。


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チーム導入5ステップ — 実際の手順

Team Planの導入は、以下の5ステップで完了します。

STEP 1: アカウント作成とプラン選択

まずclaude.com/pricing/teamにアクセスし、「Get started」からチームアカウントを作成します。支払い方式(月払い/年払い)と初期席数を選択してください。

この時点では最低5席分の契約が必要です。後から席数の追加・削除が可能なため、まずは必要最小限の席数からスタートすることをお勧めします。

STEP 2: 管理者・メンバーの招待

管理者ダッシュボードから、メールアドレスを指定してメンバーを招待します。

招待時のロール設定:

  • Primary Owner: 最上位の管理者。請求・プラン変更の権限を持つ
  • Admin: ユーザー管理・設定変更が可能。複数名設定可
  • Member: 一般ユーザー。付与されたシートタイプの範囲内で利用

Primary Ownerは1名のみ設定できます。情報システム部門のリーダーが担当するケースが多いです。

STEP 3: シートタイプの割り当て(Standard / Premium)

招待済みのメンバーに対して、Standard または Premium のシートタイプを割り当てます。

割り当ての基本方針:

対象メンバー 推奨シートタイプ
Claude Codeを使う開発者 Premium
Claude.aiのみ使う一般メンバー Standard
管理者(Claude Code不要) Standard

シートタイプは後から変更可能です。運用しながら必要に応じてアップグレード・ダウングレードできます。

STEP 4: スペンドコントロールの設定

管理者ダッシュボードの「Billing & Usage」から、支出上限を設定します。

設定できる上限の種類:

  • 組織全体の月次上限: 全メンバーの合計利用額に上限を設ける
  • ユーザー個別の上限: 特定ユーザーの利用額に上限を設ける

Premiumシートの利用量を超えた場合、「追加利用(Overage)」を有効化することで標準API料金での継続利用も可能です。ただし、予期しない請求を防ぐためにもユーザー個別の上限設定を必ず行うことを推奨します

STEP 5: SSO・SCIM連携の設定(任意)

Google WorkspaceやOktaなどのIdPとSSOを連携することで、既存の認証基盤を使ったシングルサインオンが実現します。

対応プロトコル:

  • SAML 2.0
  • OIDC(OpenID Connect)

SCIMを設定することで、IdP側でのユーザー追加・削除がClaude Teamに自動同期されます。IT管理者の工数を大幅に削減できるため、すでにOkta・Microsoft Azure AD等を利用している企業には強く推奨します。

実務ポイントSSO設定はチーム展開後でも可能です。まず招待・シート割り当てを完了させてから、SSO設定を進めるのがスムーズです。


管理者が知るべき主要機能

ロールベースのアクセス制御(3階層)

Teamプランは3つのロール(Primary Owner / Admin / Member)による階層管理に対応しています。

また、Claude Code固有の権限管理として、以下の3レベルの設定ファイルで細かくコントロールできます。

レベル 設定ファイル 管理者
組織全体 managed-settings.json IT管理者
プロジェクト共有 .claude/settings.json プロジェクトリード
ユーザー個別 ローカル設定 各開発者

組織ポリシーで「特定のファイルやコマンドへのアクセスを禁止したい」場合は、managed-settings.json で一括制御が可能です。

スペンドコントロールで予算超過を防ぐ

管理者ダッシュボードでは、リアルタイムの利用状況をモニタリングできます。

主要なモニタリング指標:

  • 組織全体の月次利用額
  • ユーザー別の利用額推移
  • Claude Codeの利用量(受け入れたコード行数・提案受入率など)

予算超過のリスクが高い場合は、月の初めにユーザー個別の支出上限を設定しておくことが重要です。上限に達した時点で自動的に利用が制限されるため、想定外の請求増加を防げます。

Microsoft 365・Slack連携

Teamプランでは以下のエンタープライズツールとの連携が標準で提供されています。

  • Microsoft 365: Teams・SharePoint・OneDrive とのデータ連携
  • Slack: Slack内でClaudeに質問・タスク依頼が可能
  • 組織横断検索: 社内のドキュメントを一括検索

特にSlack連携は、開発者以外のメンバーがClaudeをSlackのボットとして利用できるため、Claude Code未使用メンバーにも価値を提供できます。


よくある質問

Q. 5人未満のチームでもTeamプランは使えますか?

Teamプランの最低契約席数は5席です。4名以下のチームの場合でも5席分の料金が発生します。4名以下の場合は、個人向けのProプランやMaxプランを各自で契約するほうがコスト効率が高い場合があります。ただし、管理機能やSSO等が必要であればTeamプランを選択する価値があります。

Q. StandardシートとPremiumシートは途中で変更できますか?

はい、シートタイプは管理者ダッシュボードからいつでも変更できます。月の途中でPremiumに変更した場合は、日割りで課金されます。最初はStandardで始め、Claude Codeの活用が進んでからPremiumにアップグレードする運用も可能です。

Q. Claude Code TeamとEnterpriseの一番の違いは何ですか?

最大の違いは席数上限と監査ログ・Compliance APIの有無です。Teamプランは最大150席まで、Enterpriseは150席超に対応しています。また、Enterpriseでは監査ログ・Compliance API・GitHub連携・専任アカウントマネージャーが追加され、コンプライアンス要件の厳しい組織に対応します。

Q. スペンドコントロールの上限を超えた場合はどうなりますか?

設定した上限に達すると、対象ユーザーのClaude Codeが一時的に制限されます。「追加利用(Overage)」を管理者が有効化している場合は、標準API料金(従量制)での継続利用が可能です。Overageを無効にしていれば、月次リセットまで利用が止まります。予算管理を厳格にしたい場合はOverageを無効にしておくことを推奨します。


まとめ

Claude Code Team Planは、5名以上の組織がAIコーディング支援を一元管理して導入するための最適なプランです。

この記事のポイントをまとめます。

  • シート種別: Claude Codeを使う開発者にはPremiumシート($150/月、年払い$100)、一般メンバーにはStandardシート($25/月)を割り当てる
  • 対象規模: 最低5席〜最大150席。150席超はEnterpriseへ移行
  • 導入手順: アカウント作成 → 招待 → シート割り当て → スペンドコントロール → SSO設定の5ステップ
  • 年払いの優位性: Premiumシートを年払いにすると月払い比で33%節約。10名チームで年間$5,000以上の削減が可能
  • 管理機能: RBAC・スペンドコントロール・Microsoft 365/Slack連携が標準搭載

まず開発チームのうちClaude Codeを使うメンバーを特定し、Premiumシートの必要枚数を試算することから始めましょう。年払いでのスタートを選択すると、1ヶ月目から費用対効果が高まります。

より詳しい料金の全体像については、Claude Code 料金・プラン完全ガイド2026もあわせてご参照ください。


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この記事の監修者

川島陸

株式会社Nexa 代表取締役

川島 陸

一橋大学経済学部卒業後、フォーティエンスコンサルティング株式会社(旧 株式会社クニエ)にて法人向けAI導入支援等を経験。独立後、AI系メディア運営やDify/n8nの導入支援を経て、株式会社Nexaを創業。法人向けAI研修・AI導入支援・AI関連メディア運営を手掛ける。

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