Claude Codeを活用すれば、勉強会・セミナーの企画から資料作成まで半日(約4時間)で完成できます。
- 要点1: 講座骨子の作成からmdファイル化まで、Claude Codeへの自然言語指示だけで完結
- 要点2: Manus API連携でmdファイルをPPTXスライドに自動変換。手動スライド作成と比べ工数を75%削減
- 要点3: イベントページ(Luma)の紹介文・Q&A準備もすべてClaude Codeが担当
対象: 社内勉強会・外部セミナーの準備を効率化したい研修担当者・ビジネスオーナー
今日やること: Claude Codeに「2時間の〇〇入門講座の骨子を作って」と指示して、講座骨子の自動生成を試してみる
この記事の目次
Claude Codeを活用すれば、勉強会・セミナーの企画から資料作成まで半日で完成させることができます。
「スライド作成に丸1日かかってしまう」「セミナーの内容を考えるだけで精一杯」——こうした声は、研修担当者や勉強会を主催するビジネスオーナーから日常的に聞かれます。
この記事では、あるビジネスオーナーが実際に行った事例をもとに、Claude Codeを使って講座骨子の作成からスライド生成・イベントページ準備まで完了させる5ステップを解説します。
Claude Codeでセミナー準備を効率化できる理由
勉強会やセミナーを開催するには、多くの工数が必要です。テーマと対象者を整理し、タイムラインを決め、スライドを1枚ずつ作成し、想定Q&Aを準備する。これらをすべて一人でこなすと、慣れた人でも2日程度かかることが珍しくありません。
Claude Codeは、Anthropic社が提供するAIエージェントツールです。ターミナル上で自然言語を使って指示を出すと、AIがファイルを作成・編集したり、外部サービスのAPIを呼び出したりと、実際の作業を代行してくれます。非エンジニアでも使えるよう設計されており、プログラミングの知識がなくても指示を出すだけで動作します。
従来のセミナー準備でよくある非効率
従来の準備プロセスでは、以下のような非効率が積み重なります。
- 構成の試行錯誤: 何を話すか、どの順番で説明するかを1人で考え続ける
- スライド作成の時間: PowerPointやGoogle SlidesでA4をデザインする作業が全体の40〜50%を占める
- テキストの調整: 説明文のトーン・文字量のバランス調整に想定以上の時間がかかる
- 当日の質問対策: 「どんな質問が来るか」の洗い出しが感覚頼りになりがち
Claude Codeが解決する3つの課題
Claude Codeを使うと、上記の非効率を次のように解消できます。
| 課題 | Claude Code活用後 |
|---|---|
| 構成の試行錯誤 | テーマ・対象者・時間を指示するだけで骨子を自動生成 |
| スライド作成の工数 | mdファイルをManus APIで送ればPPTXを自動生成 |
| テキストの調整 | 「もう少し平易に」「箇条書きにして」と指示するだけで修正 |
| 質問対策の準備 | 「想定される質問を10個挙げて」の一言で洗い出しが完了 |
マジセミの調査によると、生成AIを活用することでセミナー資料の作成時間を「従来比で数時間から数分レベル」に短縮した事例が報告されています。Claude Codeを組み合わせることで、この効率化をさらに押し進めることができます。
全体ワークフロー — 企画からスライド完成までの5ステップ
Claude Codeを使ったセミナー準備の流れは、次の5ステップです。
| ステップ | 作業内容 | 担当 | 所要時間目安 |
|---|---|---|---|
| STEP 1 | 講座の骨子作成 | Claude Code | 15〜30分 |
| STEP 2 | 詳細mdファイルへの落とし込み | Claude Code + 人間による確認 | 1〜2時間 |
| STEP 3 | ManusでPPTXスライドを自動生成 | Claude Code(API経由) | 15〜30分 |
| STEP 4 | Lumaイベントページの作成 | Claude Code | 30分 |
| STEP 5 | Q&A準備と講師メモの整備 | Claude Code | 30分 |
合計の実作業時間は4〜5時間程度です。スライドを1枚ずつ手動で作成していた従来と比べ、準備全体を大幅に短縮できます。
\ Claude Codeの導入、何から始めればいいかわかります /
法人向けClaude Code個別指導の無料相談はこちらSTEP 1 — 講座の骨子をClaude Codeで作成する
まず、どんな講座にするかの骨子(タイムライン・各セクションの目的と内容)をClaude Codeに生成させます。
プロンプトの書き方(テーマ・対象者・時間を指定)
骨子を作成する際のポイントは、3つの情報を明確に伝えることです。
- テーマ: 何を教えるか(例:Claude Codeの入門)
- 対象者: 誰に向けるか(例:非エンジニアのビジネスパーソン)
- 時間構成: 何時間・どんな構成にするか(例:60分講義+30分ハンズオン+30分Q&A)
以下のような指示をClaude Codeに与えます。
2時間のClaude Code入門講座の骨子を作成してください。対象者は非エンジニアのビジネスパーソンです。構成は「60分講義 + 30分ハンズオン + 30分Q&A」でお願いします。カバーしてほしいトピックは以下です:- Claude Codeとは何か(各製品の違いを含む)- ターミナル・CLIの基礎知識- Claude Codeの実際の使い方- 業務活用のユースケース
骨子の修正・ブラッシュアップの実際
最初の出力はざっくりとした骨子です。これを対話形式でブラッシュアップしていきます。あるビジネスオーナーの事例では、以下のような修正指示を出しました。
- 「Claude製品のWebアプリ・デスクトップアプリ・CLIの違いを比較するセクションを追加して」
- 「ターミナルとCLIの説明を、コンピュータとの筆談という例えで説明するようにして」
- 「ハンズオンの詳細はまだ決め途中なのでプレースホルダーにしておいて」
こうした対話を繰り返すことで、30〜60分で実用的な骨子が完成します。
骨子をmdファイルに保存する
骨子が固まったら、Claude Codeにmdファイルとして保存させます。
上記の骨子を「勉強会/202603実施/講座骨子.md」に保存してください。
Claude Codeが自動的にフォルダを作成し、ファイルに書き出します。
STEP 2 — 講座内容を詳細なmdファイルに落とし込む
骨子ができたら、各セクションの詳細内容を肉付けしていきます。
セクションごとに深掘りする指示の出し方
骨子の各セクションについて、順番に深掘りの指示を出します。たとえば「Claude Codeとは何か」のセクションなら:
「Claude Codeとは何か」のセクションを詳細化してください。以下の内容を含めてください:- Claude製品のラインナップ(Webアプリ/デスクトップ/CLI)の違い- Claude Code on the webとClaude Code CLIの使い分け- 非エンジニアがClaude Codeを使うメリット各ポイントは具体例や例え話を交えて、初心者でも理解できる文章にしてください。
参考資料・事業情報を読み込ませる方法
Claude Codeに参考資料を読み込ませることで、内容の精度が上がります。あるケースでは、AI個別指導事業の既存の講義資料フォルダをClaude Codeに参照させ、過去の講座スタイルや説明の粒度を踏まえた内容を自動生成しました。
@事業検討関連/AI個別指導事業/講義内容フォルダ を参考にして、今回の勉強会の内容を作成してください。特に既存の説明スタイルや例え話のアプローチを踏まえてください。
このように @フォルダパス で既存ファイルを参照させることができます。
非エンジニア向けに用語解説を追加するコツ
テクニカルな用語が多い講座では、説明の平易さが参加者満足度に直結します。Claude Codeに以下のように指示するだけで、用語解説が自動的に追加されます。
全体を通して、以下のポイントを確認してください:- ターミナル、API、CLI、フォルダなど技術用語に初出時の説明を追加- 専門用語には日常的な例え(コンビニのレジ、筆談など)を使った説明を添える- エンジニアでない参加者が読んでも理解できるかチェックして
あるビジネスオーナーはこの方法を使い、2時間のClaude Code入門講座のmdファイルを約半日(4時間)で仕上げました。従来なら資料の収集・整理だけで丸1日かかっていたと言います。
Claude Codeの導入や活用方法について、個別にご相談いただけます。「勉強会の準備に活かしたい」「社内研修でどう使うか知りたい」といった段階から対応しています。
\ 業務自動化のお悩み、プロが30分で整理します /
法人向けClaude Code個別指導の無料相談はこちらSTEP 3 — ManusにmdファイルをAPI経由で送ってスライドを自動生成する
mdファイルが完成したら、次はスライドの自動生成です。ここではManusというAIサービスを活用します。
ManusとはどんなAIサービスか
Manusとは、自然言語の指示に従ってタスクを実行するAIエージェントサービスです(manus.ai)。資料作成機能を持ち、mdファイルやドキュメントをもとに、プロフェッショナルなデザインのスライド(PPTXファイル)を自動生成できます。
APIを経由することで、Claude Codeから直接Manusにタスクを送ることができます。人間が手動でブラウザを操作する必要がなく、一連のワークフローを自動化できる点が大きなメリットです。
APIキーの取得とKeychainへの保存
ManusのAPIキーはmanus.aiのダッシュボードから取得できます。取得後は、macOS KeychainにAPIキーを保存することで、Claude Codeのスクリプトから安全に呼び出せます。
# Keychainへの保存security add-generic-password -a "manus" -s "MANUS_API_KEY" -w "your-api-key-here"# 確認security find-generic-password -a "manus" -s "MANUS_API_KEY" -w
Claude CodeにAPIキーの保存を指示する場合は、「Manus APIキーをKeychainに安全に保存して」と伝えるだけで、上記のコマンドを自動実行してくれます。
Claude Codeからタスクを送信するコマンド
APIキーの準備ができたら、Claude Codeからタスクを送信します。あるケースでは、以下のような指示をClaude Codeに出しました。
「勉強会/202603実施/講座詳細.md」のファイルをManus APIに送信して、このmdファイルの内容に従ってスライドを作成するよう依頼してください。スライドはプロフェッショナルなビジネス向けデザインでお願いします。
Claude Codeはこの指示を受けて、Manus APIへのHTTPリクエストを自動構築・送信します。タスクが受け付けられるとタスクIDが返ってきます。
Manus タスク情報:- タスクID: 2V3dqcBAuFJzgJtKufFAAf- タスクURL: https://manus.im/app/2V3dqcBAuFJzgJtKufFAAf
Manusがスライドを生成するまで数分〜10分程度かかります。完了したら、ブラウザからPPTXファイルをダウンロードできます。
出力品質の調整方法
Manusが生成するスライドの品質は、mdファイルの構造とプロンプトの指示によって変わります。品質を上げるためのポイントを以下に整理します。
- mdの構造を整える: h1, h2, h3の階層を明確にすることで、Manusがスライドの見出し・本文を正しく認識する
- スライド枚数の目安を伝える: 「40〜50枚のスライドにして」のように指定すると、1枚あたりの情報量が適切になる
- デザインテンプレートを添付する: API経由でテンプレートPPTXをattachmentとして渡すことで、ブランドに合ったデザインに統一できる
STEP 4 — イベントページ(Luma)の準備もClaude Codeで
スライドと並行して、Lumaのイベントページ用のコンテンツもClaude Codeで作成できます。
Lumaのイベント紹介文をClaude Codeに書かせる
LumaはオンラインイベントのランディングページやチケットをURL発行できるイベント管理サービスです。参加者が最初に目にするページのため、簡潔で事実に基づいた紹介文が重要です。
Claude Codeへの指示例:
Lumaのイベント紹介ページ用に、今回の勉強会の紹介文を書いてください。- 参加料金: 2,000円(一般)、0円(メンバーシップ会員)- 開催形式: オンライン(Zoom)- 対象: プログラミング未経験のビジネスパーソン- 煽り表現や誇大表現は使わず、事実に基づいた内容にしてください
あるビジネスオーナーは、Claude Codeが生成した紹介文のドラフトを確認し、一部表現を修正するだけでLumaページへの掲載を完了しました。このやり取りに要した時間は30分程度でした。
告知文・SNS投稿もまとめて作成する
イベントページの内容が決まったら、SNS告知用の投稿文もClaude Codeにまとめて依頼します。
今回の勉強会のX(Twitter)告知文を3パターン書いてください。1. 開催1週間前の告知(詳細説明型)2. 開催3日前のリマインド(参加者の背中を押す型)3. 当日の最終案内(シンプル告知型)
一度のプロンプトで複数バリエーションの告知文が生成されるため、SNS運用の工数も大幅に削減できます。
\ AI活用の「次の一手」を一緒に考えませんか /
法人向けClaude Code個別指導の無料相談はこちらSTEP 5 — 当日のQ&A準備もAIで効率化する
講座の準備段階でQ&Aを想定しておくことで、登壇者の自信につながります。
想定質問リストを自動生成する
Claude Codeへの指示例:
今回のClaude Code入門講座で参加者から寄せられそうな質問を20個リストアップしてください。初心者からよくある「そもそも」系の質問を重点的に含めてください。各質問に対して、2〜3文の簡潔な回答案も付けてください。
このプロンプト1つで、当日のQ&Aに使える質問・回答セットが完成します。
講師ガイドをmdで整備する
想定Q&Aに加え、各スライドへの補足説明・注意点・時間配分の目安などをまとめた「講師ガイド」もClaude Codeで作成できます。
各セクションに以下の情報を追記した講師ガイド版のmdファイルを作成してください:- 各セクションの時間目安- 補足説明・つまずきやすいポイントへの対処法- ハンズオンでよくあるエラーと解決策
講師ガイドがあることで、当日のタイムキープと参加者サポートがスムーズになります。
よくある質問
Q. ManusはClaude Codeと別途契約が必要ですか?
はい、Manusは別サービスのため個別の契約・APIキー取得が必要です(manus.ai)。Claude CodeはAnthropicのサービスで、ManusはManus AIが提供する別のAIエージェントサービスです。APIを経由することで、Claude Codeのワークフロー内からManusを呼び出せます。
Q. 非エンジニアでもこのワークフローを実践できますか?
実践できます。Claude Codeのインストールと基本的なターミナル操作の知識があれば、この記事で紹介した手順はすべて自然言語の指示だけで実行可能です。ターミナルの使い方がわからない場合は、Claude Code入門記事(Claude CodeでSEOキーワード選定を自動化する方法)から始めることをおすすめします。
Q. スライドの品質はどの程度ですか?手直しは必要ですか?
Manusが自動生成するスライドはそのまま使える水準です。ただし、ブランドのデザインルール(フォント・色・ロゴ配置)の細かい調整や、写真・図版の差し替えは手動で行う必要があります。「8割は自動生成で完成し、残り2割を手直し」という感覚が実際の使用感に近いです。
Q. Manus以外のスライド生成ツールとの比較は?
スライドの自動生成ツールとしては、Manus以外にGamma、Beautiful.ai、Microsoft Copilotなどがあります。Claude CodeのワークフローとAPIで連携しやすいという観点では、現時点でManusが最もシームレスです。エンジニアであればMarp(Markdownからスライドを生成するCLIツール)を使ったClaude Code連携も有効な選択肢です。
まとめ
Claude Codeを使ったセミナー準備の効率化は、次の5ステップで実現できます。
- STEP 1: 講座骨子をClaude Codeで作成(対話形式でブラッシュアップ)
- STEP 2: 詳細内容をmdファイルに落とし込む(参考資料の読み込み連携)
- STEP 3: Manus APIでmdファイルからPPTXスライドを自動生成
- STEP 4: Lumaのイベントページ・SNS告知文もClaude Codeで作成
- STEP 5: 想定Q&Aリストと講師ガイドを自動生成
従来2日程度かかっていたセミナー準備が、このワークフローを使えば半日(4〜5時間)で完成します。非エンジニアでも実践できる手順であるため、研修担当者・勉強会主催者・コンサルタントなど、定期的に講座を開催するビジネスパーソンに特に有効です。
まず試してほしいのは、Claude Codeに「2時間の〇〇入門講座の骨子を作って」と指示することです。最初の骨子が5〜10分で生成される体験が、このワークフローへの理解を一気に深めます。
Claude Codeの導入・活用をサポートします
株式会社Nexaでは、Claude Codeを活用した業務自動化の個別指導・企業研修を提供しています。「セミナー準備や資料作成に活かしたい」「どこから始めればいいかわからない」という段階からご支援いたします。非エンジニアの方でも3ヶ月で業務自動化を実現できるプログラムです。





