公開日: 最終更新:
執筆・編集:株式会社Nexa 編集部(下書きと機械検査はAI、公開前に人が確認)/約12分で読めます。公式ドキュメント・公式発表などの一次情報を確認したうえで執筆・更新しています。AIツールの仕様や料金は変わることがあるため、導入判断の前に各公式サイトの最新情報もご確認ください。記事の作り方と検査の方針
Claude Codeでパワポ(pptx)を作るなら、Anthropic公式のpptxスキルを導入して原稿と枚数を指示するのが標準です(2026年10月時点)。
- 要点1: 公式pptxスキルは
/plugin marketplace add anthropics/skills→/plugin install document-skills@anthropic-agent-skillsの2行で導入でき、新規作成(pptxgenjs)と既存テンプレート(.pptx/.potx)の編集の両方に対応 - 要点2: 会社テンプレートを厳守するならpython-pptx(2026年10月時点の最新版はv1.0.2)、コードを一切触らずに済ませるならManus AIへmd原稿を渡す方法も選べる
- 要点3: ある事業者では40枚の勉強会資料の準備が半日から2時間に短縮。Manus AIの生成待ちは5〜15分が目安
対象: Claude Codeで資料作成を自動化したい経営者・管理職・DX推進担当者
今日やること: Claude Codeに公式pptxスキルを導入し、「5枚の自己紹介スライドを作って」と指示してみる
本記事の内容は2026年10月2日時点のものです。Anthropic公式リポジトリ(anthropics/skills)・PyPI(python-pptx)・Manus公式サイトで内容を確認しています。
Claude Codeでパワポ(.pptx)を作る最短ルートは、Anthropic公式の「pptx」スキルを導入し、原稿と枚数を日本語で指示することです。
2026年10月時点で、Anthropicの公式GitHub(anthropics/skills)で公開されているpptxスキルは、新規作成と既存テンプレート(.pptx/.potx)の編集の両方に対応しており、Claude Codeには /plugin コマンド2行で追加できます。会社テンプレートに厳密に流し込みたい場合はpython-pptx、コードを一切触りたくない場合はManus AIへmd原稿を渡す方法も選べます。
この記事では、ある事業者が40枚のスライドを半日から2時間で用意できるようになった実例をもとに、原稿づくりからpptx出力までの手順と所要時間の目安を解説します。

Claude Codeでスライドを自動生成する2つのアプローチ
Claude Codeを使ってPowerPointスライドを自動生成するには、大きく分けて2つのアプローチがあります。どちらを選ぶかは、プログラミングスキルと優先したい用途によって異なります。
前提:2026年10月時点の「公式な方法」はAnthropicのpptxスキルです。Anthropicが公開しているGitHubリポジトリ「anthropics/skills」には、PowerPointファイル(.pptx/.potx)の作成・読み取り・編集を扱う「pptx」スキルが含まれています。Claude Codeでは次の2行を実行するだけで導入でき、以降は「このmd原稿から20枚のスライドを作って」と日本語で指示すれば、Claude Codeがスキルに書かれた手順(新規作成はpptxgenjs、既存テンプレートはスライドXMLの編集)に沿って.pptxを書き出します。
/plugin marketplace add anthropics/skills
/plugin install document-skills@anthropic-agent-skills
以下の2つのアプローチは、この公式スキルと組み合わせて使える「原稿づくり」と「テンプレート流し込み」の実践パターンです。
アプローチ①:Manus AIでmdファイルをPPTXに変換する(推奨)
非エンジニアにはこちらがおすすめです。
Manus AIは、テキストやmdファイルを渡すだけでデザイン込みのPowerPointスライドを自動生成できるAIエージェントです。構成・デザイン・文字配置を自動で最適化してくれるため、デザインスキルがなくても見栄えの良い資料を作成できます。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| コード不要 | mdファイルをアップロードするだけ |
| デザイン自動化 | テンプレートが自動適用される |
| カスタマイズ | 自社PPTXテンプレートのアップロードにも対応 |
| 出力形式 | PPTXファイルとして直接ダウンロード可能 |
Claude Codeがコンテンツ(md原稿)の生成を担い、Manus AIがビジュアル化(PPTX化)を担うという役割分担が、最も効率的なワークフローです。
アプローチ②:python-pptxでテンプレートに流し込む
既存の会社テンプレートを厳守したい場合はこちらが向いています。
python-pptx(2026年10月時点の最新版はv1.0.2)は、Pythonコードでパワーポイントファイルを操作するライブラリです。Claude Codeに指示を出すと、既存の.pptxテンプレートを読み込んで、テキストやデータを差し替えるスクリプトを自動生成してくれます。
ただし、スクリプトの実行や微調整にある程度の技術的理解が必要なため、本記事ではアプローチ①のManus AI連携を中心に解説します。

【実践】Claude Code × Manus AIでスライドを作る手順
実際にある事業者が社内勉強会のスライドを作成した事例を元に、具体的な手順を解説します。この事例では、GASとSlack連携をテーマにした2時間の勉強会(対象は非エンジニア)のスライドを作成しました。
ステップ1:Claude Codeでスライドのmd原稿を作成する
まず、Claude Codeに「スライドのmd原稿を作成して」と指示します。この際、以下の情報を一緒に伝えると精度が上がります。
- テーマ(例:「GASのトリガーとAPI連携、Slack通知の実装」)
- 対象者(例:「非エンジニアのビジネスパーソン」)
- スライド枚数の目安(例:「30〜40枚程度」)
- 参考にする情報(例:既存の講義ノート、ドキュメント)
Claude Codeは指示を受けると、以下のような構成でmdファイルを自動生成します。
## スライド1:タイトル
今日学ぶこと:GAS × API × Slack連携
## スライド2:前回の振り返り
...
## スライド5:APIとは何か
(レストランの注文の例えを使った解説)
...
この段階で重要なのは、Claude Codeとの対話によって内容を磨いていけることです。
実際の事例では、初稿の30枚を受け取った後、「Slack連携の手順をより詳しく」「OpenAI APIの費用概算スライドを追加して」という追加指示を出し、最終的に40枚の充実したスライドに仕上げました。このイテレーションがすべてチャット形式で完結します。
ポイントClaude Codeは過去のやり取りの文脈を保持しています。「5枚目のAPIの説明をもっとわかりやすく」「費用の表を追加して」という形で、部分的な修正指示を出すだけで対応してもらえます。
ステップ2:Manus APIにmdファイルを送信する
md原稿が完成したら、Manus AIのAPIを経由してスライド生成タスクを作成します。
Claude Codeが使っているManus連携スキルでは、以下の処理が自動で行われます。
- ローカルのmdファイルをManus APIにアタッチメントとして送信
- 「このmdファイルの内容に従ってスライドを作成してください」というプロンプトを添えてタスク作成
- タスクIDを受け取って、処理完了を待機
## タスク作成成功!
タスクID: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
タスクURL: https://manus.im/app/xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
タスクURLをブラウザで開くと、Manusがスライドをリアルタイムで構築していく様子を確認できます。
APIキーの管理について
Manus APIのAPIキーは、macOSのKeychainに登録しておくと安全です。Claude Codeのスキルからは security find-generic-password -s MANUS_API_KEY コマンドで自動取得できます。毎回APIキーを直接指定する必要がなくなるため、セキュリティリスクを抑えつつ、スムーズにAPIを活用できます。
ステップ3:タスク完了を確認してPPTXをダウンロードする
Manus AIのスライド生成には通常5〜15分程度かかります。ブラウザでタスクURLにアクセスすると、完成したスライドのプレビューを確認できます。
問題なければ、PPTXファイルをダウンロードして完了です。ダウンロードしたファイルはPowerPointやKeynoteで直接開けます。
AI導入に関するお困りごとは、株式会社NexaのAI顧問がサポートします。「何から始めればいいか分からない」という段階からご相談いただけます。
Claude Codeでmd原稿を効率よく作るコツ
Manus AIに渡すmd原稿の品質が、最終的なスライドの完成度に直結します。Claude Codeを使って高品質な原稿を作るためのポイントを解説します。
初稿生成のプロンプト設計
md原稿を依頼する際の指示が曖昧だと、汎用的な内容になりがちです。以下の要素を明確に伝えることで、実用的な原稿が得られます。
| 要素 | 具体的な指定例 |
|---|---|
| 対象者のレベル | 「非エンジニアで、プログラミング経験ゼロ」 |
| 達成目標 | 「受講後に自分でGASを書いてSlackに通知を送れるようになる」 |
| 時間 | 「2時間講義。ワーク時間20分を含む」 |
| スタイル | 「例え話を多用してわかりやすく」 |
また、参考にしたいドキュメントや既存のスライドをファイルとして添付すると、内容の一貫性が保てます。実際の事例では既存の第1週の講義スライドをClaude Codeに読み込ませ、「同じフォーマットで第2週を作って」と指示することで、構成のフォーマットを統一しました。
フィードバックで内容を改善する方法
初稿は必ず改善が入ります。Claude Codeとのやり取りで実際に行った改善の例を紹介します。
ユーザーの追加指示の例:
「Slackと連携して、GASからSlackにニュース要約を送るというシナリオに変更したい。APIとは何かを非エンジニアにもわかるように丁寧に説明するパートを追加して。OpenAI APIの費用概算も入れてほしい。」
Claude Codeの対応:– APIをレストランの注文に例えた説明を追加(スライド5〜14に新規10枚)- Slack Webhookの設定手順(スライドを5枚追加)- OpenAI GPT APIの費用概算表(毎日10記事の要約で月約80円)を追加
このように、一度の追加指示で複数の変更を同時に反映してもらえます。結果として、30枚から40枚に増量しつつ、内容の完成度も大幅に向上しました。
ポイント「もっとわかりやすく」という抽象的な指示より、「APIの説明をレストランの例えを使って3枚のスライドで説明して」という具体的な指示の方が、期待通りの結果になりやすいです。
Manus AIでスライドを作る際のよくあるトラブルと対策
Manus APIを初めて使う際には、いくつかのつまずきポイントがあります。事前に把握しておくとスムーズです。
APIキーのKeychain管理方法
APIキーをコード内に直接書くのはセキュリティリスクがあります。macOSのKeychainを使った安全な管理方法を設定しておきましょう。
# KeychainにManus APIキーを登録する
security add-generic-password -s MANUS_API_KEY -a manus -w "your-api-key-here"
# Claude Codeのスキルからの読み出し方
security find-generic-password -s MANUS_API_KEY -w
一度登録しておけば、Claude Codeのスキルが自動的にキーを取得します。APIキーをチャットに貼り付ける必要がなくなるため、安全かつ手間いらずです。
locale設定エラーへの対処法
Manus APIにリクエストを送る際、locale: "ja-JP" を指定するとAPIが拒否するケースがあります。その場合は、localeパラメーターを省略してリクエストを送ると解決します。
// NG: エラーが発生するケース
{
"task": "スライドを作成してください",
"locale": "ja-JP"
}
// OK: locale省略で解決
{
"task": "スライドを作成してください(日本語で)"
}
日本語のコンテンツを生成したい場合は、タスク指示の文章を日本語で書くだけで十分です。
テンプレートを指定してブランドデザインを維持する方法
Manus AIには、自社のPPTXテンプレートをアップロードしてデザインを統一する機能があります。
- Manusのダッシュボードから「テンプレートをアップロード」を選択
- 自社ブランドガイドラインに沿った.pptxファイルをアップロード
- スライド生成時にそのテンプレートを選択
これにより、フォント・配色・ロゴの配置を自社基準に統一したまま、コンテンツだけをAIに任せることができます。
よくある質問
Q. Claude Codeでパワーポイントを作るのにプログラミング知識は必要ですか?
Manus AI連携のアプローチであれば、プログラミング知識は不要です。Claude Codeへの指示はすべて日本語の自然言語で行います。「このテーマで30枚のスライドを作って」「5枚目の説明をもっとわかりやすくして」といった会話形式のやり取りだけでスライドが完成します。
Q. Manus AIは無料で使えますか?
Manus AIには無料プランがありますが、APIを通じた自動処理にはプレミアムプランが必要な場合があります。詳細はManus公式サイトでご確認ください。なお、スライド1本の生成コストは数十円程度に収まるケースが多く、コストパフォーマンスは高いツールです。
Q. スライドの枚数が多い場合でも自動生成できますか?
問題なく対応できます。実際の事例では40枚のスライドを一度に生成しています。ただし、枚数が増えるほどManus AIの処理時間が長くなります(40枚で10〜15分程度が目安)。大規模な資料は、セクションごとに分割して生成し、後から結合する方法も有効です。
Q. 既存のPowerPointテンプレートを使うことはできますか?
はい、Manus AIのテンプレートアップロード機能を使えば自社ブランドデザインを維持できます。また、python-pptxのアプローチであれば、既存テンプレートを直接読み込んでデータを差し替えることも可能です。
Q. 生成したスライドはどこまで編集できますか?
Manusから出力されたPPTXファイルは通常のPowerPointファイルと同様に扱えます。PowerPoint、Keynote、Google スライドなど、PPTXに対応したアプリケーションで自由に編集できます。
まとめ
Claude CodeとManus AIを組み合わせたスライド自動生成の要点を振り返ります。
- 役割分担が重要: Claude Codeはmd原稿生成、Manus AIはPPTX化というそれぞれの強みを活かす
- コード不要で始められる: Manus AI連携であればプログラミング知識は一切不要
- フィードバックで磨ける: Claude Codeとの対話で内容をイテレーションし、初稿から完成度を高めていける
- 工数を大幅に削減できる: ある事業者の事例では、2時間の勉強会用40枚スライドの準備が半日から2時間に短縮
公式pptxスキルを使えば、Claude Codeだけで原稿づくりから.pptx出力までを完結させることもできます。スライド作成の手間を削減した時間を、コンテンツ内容の深化や聞き手とのコミュニケーションに充てることができます。これはスライド作成に限らず、Claude Codeが業務全体にもたらす変化の一例です。
まず試してみるなら、Claude Codeに「5枚の自己紹介スライドのmd原稿を作って」と指示することから始めてみてください。
法人向けAI導入・活用の月額伴走サービス
\ AI活用の「次の一手」を一緒に考えませんか /
AI顧問の無料相談はこちらAI導入の疑問を、週1回のMTGで相談できる「AI顧問」
株式会社Nexaでは、ChatGPT・Claude・Claude CodeなどのAI導入に関する質問や、社内活用・業務自動化の進め方を週1回相談できる 月額7万円(毎月3社限定で月額5万円)のAI顧問サービス を提供しています。
「自社では何から始めるべきか」「この業務はAI化できるか」「どのツールを選ぶべきか」を、無料相談で整理します。
この記事で参照した外部情報
- python-pptxpypi.org
- Anthropic公式リポジトリ(anthropics/skills)github.com
- Manus公式サイトmanus.im
本文中でリンクしている外部ページの一覧です(自動生成)。最終確認日は本記事の最終更新日 2026-10-02 で、リンク先の内容はその後変わることがあります。
AI導入を検討中の方へ









