Claude CodeでSEOキーワード選定を自動化する方法|Ubersuggest+Bing API活用事例

Claude Code キーワード選定のイメージ画像

Claude CodeにUbersuggest APIとBing Webmaster APIを連携することで、110件のSEOキーワードを1セッションで一括調査できます。

  • 要点1: Ubersuggest APIで月間ボリューム・CPC・SEO難易度を40件ずつバッチ取得可能
  • 要点2: Bing Webmaster APIを無料で活用し、Googleボリュームの補完指標として週間検索数を取得
  • 要点3: APIキーはmacOS Keychainで安全管理し、CLIスクリプトからClaude Codeが直接実行

対象: SEO担当者・DX推進担当者・Claude Codeを業務自動化に活用したい経営者

今日やること: Bing Webmaster ToolsにアクセスしてAPIキーを取得する(無料・5分で完了)

Claude CodeにAPIツールを連携することで、SEOキーワード選定の調査工数を大幅に削減できます。

「キーワード調査にまる1日かかっている」「ツール間の転記が煩雑で漏れが出る」——こうした悩みは、SEO担当者にとって珍しくありません。あるAIメディアサイトでは、Claude CodeにUbersuggest APIとBing Webmaster APIを連携させることで、110件のキーワードを1セッションで一括調査し、そこから38件の新規記事KWを特定するところまでを自動化しました。

この記事では、実際に行った手順とノウハウを公開します。

なぜClaude Codeでキーワード選定を自動化するのか

キーワード調査を自動化することで得られる最大のメリットは、「調査→分析→リスト整理」のサイクルを1つのセッションで完結できることです。外部ツールを行き来する手間がなくなり、判断の一貫性も高まります。

手作業キーワード調査の限界

従来のキーワード調査では、次のような課題が生じがちです。

課題 具体的な問題
ツール間の転記コスト Ubersuggest・Ahrefs・GSCなど複数ツールのデータをスプレッドシートに手動転記
調査範囲の属人化 担当者によって調べるKWの範囲が変わり、抜け漏れが発生する
優先度判定のブレ ボリュームと競合度を掛け合わせた判断基準が曖昧になりやすい
定期調査の負担 月次・週次でのKW動向チェックが手動では継続しにくい

Claude Codeを使えば、これらをスクリプト化することで再現性のある調査ワークフローが構築できます。

Claude Codeが変えるキーワード選定のワークフロー

Claude Codeでのキーワード調査は、次の流れで進みます。

  1. 入力: 調査したいキーワードリストをテキストファイルで用意
  2. 実行: Claude CodeがCLIスクリプト経由でAPIを呼び出し、データを取得
  3. 分析: 取得したボリューム・CPC・難易度を基に優先度を自動判定
  4. 出力: 記事執筆リストに新規KWを追記

この一連の流れが、Claude Codeのセッション内で完結します。人間がやるべき判断は「最終的にどのKWから記事を書くか」の確認作業だけです。

使用するAPIツールの概要

今回の事例では、2つのAPIを組み合わせて使用しました。それぞれの特徴を整理します。

Ubersuggest API — 月間ボリューム・CPC・SEO難易度を一括取得

Ubersuggest(Neil Patel社)の内部APIを活用すると、Google Keyword Plannerに近いデータを無料で取得できます。

取得データ 内容
月間検索ボリューム 直近12ヶ月の平均検索数
CPC(クリック単価) 円建て・ドル建てで取得可能
競合度 0〜1のスコア(広告競合の激しさ)
SEO難易度 上位表示の難易度スコア
月別推移 季節変動を確認できる
デモグラ情報 年齢層・性別・デバイス比率

非公式APIのため認証は不要(トークンは自動取得)ですが、大量リクエスト時はリクエスト間隔を設ける必要があります。

Bing Webmaster API — 無料で週間インプレッション・完全一致ボリュームを取得

Bing Webmaster Toolsは、Microsoftが提供する無料の検索管理ツールです。APIキーを取得(5分程度)すれば、キーワードの週間インプレッション数を取得できます。

GET https://ssl.bing.com/webmaster/api.svc/json/GetKeywordStats    ?q=キーワード&country=jp&language=ja-JP&apikey=YOUR_API_KEY

レスポンスには完全一致(Impressions)と部分一致(BroadImpressions)の2種類が含まれます。Bingのデータ規模はGoogleの約1/10〜1/20程度ですが、季節変動や相対的な人気度の把握に役立ちます。

2つのAPIを組み合わせるメリット

Ubersuggestは月間ボリュームの絶対値、Bingは週次の変動トレンドを把握するのに向いています。2つを組み合わせることで、「月間ボリュームは大きいが、直近はBingで急増している」といった動向を捉えやすくなります。

ポイントBingデータはGoogle換算で「週間数値×50〜100倍」が月間ボリュームの目安。ただし日本語キーワードでは変動幅が大きいため、あくまで補完指標として活用するのがおすすめです。

実際に行ったキーワード調査の全手順

あるAIメディアサイトでは、Claude CodeとUbersuggest APIを連携させて、「Claude Code」関連のロングテールKWを大量調査しました。以下は実際に行った手順です。

Step 1 — APIキーをmacOS Keychainに安全保存

APIキーはコードにベタ書きせず、macOS Keychainで管理します。

# Bing WebmasterのAPIキーを保存security add-generic-password \  -a "bing-webmaster" \  -s "BING_WEBMASTER_API_KEY" \  -w "YOUR_API_KEY_HERE" -U

Claude Codeからは security find-generic-password -s BING_WEBMASTER_API_KEY -w で取得できます。この管理方法により、APIキーがコードやセッションログに残るリスクを排除できます。

Step 2 — CLIスクリプトでUbersuggest APIを実行

Claude CodeはPythonスクリプトをシェルから実行します。あるメディアサイトでは、プロジェクトごとにスクリプトを配置し、Claude Codeからコマンド1行で呼び出せる構成にしました。

# 単一キーワード調査python3 ubersuggest_research.py "Claude Code 使い方" --output table# ファイルから複数キーワードを一括調査python3 ubersuggest_research.py --input keywords.txt --output csv --delay 1.5

--delay オプションでリクエスト間隔を設定することで、レート制限に引っかかるリスクを低減できます。

Step 3 — 40件ずつ3バッチで110件を一括調査

あるメディアサイトの調査では、「Claude Code」関連のロングテールKWを40件ずつ3バッチに分けて処理しました。

第1バッチ(主要KW)の調査結果サンプル:

キーワード 月間Vol 月間Vol(直近) 注目ポイント
Claude Code Windows 3,600 5,400 直近で50%増。Windows対応ガイドは即着手すべき
Claude Code Team 880 5,400 2月に6倍急増。Team Planの注目度が急上昇
Claude Code GitHub 2,400 3,600 開発者向け王道テーマ。安定したボリューム
Claude Code Pro 1,900 2,900 CPC¥874と高め。検討層が多い

Claude Codeは3バッチの結果を受け取るたびに分析し、既存の記事リストと照合して重複を除いた上で、新規KWとしてリストに追記しました。

調査結果のサマリー:

  • 調査数: 110キーワード(3バッチ処理)
  • 既存記事でカバー済み: 72件
  • 新規追加: 38件(フェーズ5〜9として記事執筆リストに追記)

Claude Codeを使ったキーワード調査の具体的な進め方について、個別にご相談いただけます。「どのAPIから試せばいいか」「自社のキーワードリストに適用したい」といった段階からサポートしています。


Step 4 — Bing Webmaster APIで補完データを取得

Ubersuggestで一通り調査した後、注目キーワードについてBing Webmaster APIで週次データを取得し、トレンドを確認しました。

# Bingキーワードボリューム取得(CLIスクリプト経由)python3 bing_keyword.py "Claude Code 使い方" --country jp --language ja-JP --output table

取得結果には23週分(半年弱)の週次データが含まれており、季節変動や急増タイミングを把握できます。

調査結果の分析とキーワードリストへの整理

大量のキーワードデータを取得した後、それをどう優先度付けして記事執筆に繋げるかが重要です。

ボリュームと競合度でキーワードを3段階に分類

あるメディアサイトでは、取得したデータを次の基準で分類しました。

ランク 基準 対応方針
A(即着手) 月間500以上 かつ SEO難易度35以下 翌月中に記事公開
B(計画作成) 月間100〜499 または 難易度36〜55 3ヶ月以内に記事化
C(様子見) 月間100未満 または 難易度56以上 競合記事の動向を見て判断

Claude Codeはこの分類をスクリプトで自動判定し、既存のMarkdownリストに優先度タグを付与しました。

既存記事との重複チェックと新規KWの抽出

既存記事のURLスラッグと調査KWを比較し、すでに対応記事が存在するものをフィルタリングします。Claude Codeはファイル読み込みと文字列マッチングを組み合わせて、重複KWを自動除外しました。

優先度リストをCronジョブと連携して自動執筆へ

あるメディアサイトでは、キーワードリストに38件を追加した後、OpenClawのcronジョブ設定を更新し、未着手のKWを順に自動執筆するループを再起動しました。

スケジュール: 毎日 1:00, 4:00, 10:00, 13:00, 16:00, 19:00, 22:00(1日7回)処理内容: 記事執筆リストの未着手KWを1件取得 → リサーチ → 構成 → 執筆 → WP公開

キーワード調査から記事公開まで、人間が介在しない自動ループが完成します。

Bing Webmaster APIをSEO補完データとして活用する

Bing Webmaster APIのデータは単独でキーワード戦略の根拠にするには規模が小さいですが、Googleデータの補完として活用すると有益です。

GoogleボリュームとBingボリュームの換算目安

日本語キーワードでは、BingのWeekly Impressionsに対してGoogleの月間ボリュームはおよそ次のように換算されます(あくまで目安)。

Bing 週間完全一致 Google 月間ボリューム推定
10未満 100未満
10〜50 100〜500
50〜200 500〜2,000
200以上 2,000以上

換算精度は±2〜3倍の幅があるため、Ubersuggestの実数値と合わせて判断することが重要です。

Bingデータが特に有効なキーワードの特徴

次のようなケースでは、Bingデータが特に参考になります。

  • ニッチなB2Bキーワード: 月間100未満でUbersuggestの精度が落ちる領域
  • 急騰トレンドの把握: 週次データなので直近の急増を早期検知できる
  • Copilot参照の間接把握: BingがインデックスするデータはCopilot(Bing Chat)が参照するため、AIO対策の補完指標としても活用できる

あるメディアサイトでの実例として、「身元保証サービス」というニッチなキーワードでBingの完全一致が43回/週、部分一致が73回/週でした。換算するとGoogleでは月間500〜1,000程度と推定され、実際にGoogleの調査でも近い数値が確認されました。

よくある質問

Q. Claude Codeでキーワード調査を始めるには何が必要ですか?

最低限必要なのは、Claude Codeが動作する環境(macOS/Linux)とPython 3.x、そしていずれかのAPIキーです。Bing Webmaster APIは無料で取得でき、Ubersuggest APIは認証不要(トークン自動取得)のため、追加コストなしで始められます。

Q. Ubersuggest APIは公式に提供されているものですか?

今回紹介した方法は、Ubersuggestの内部APIを活用する非公式の方法です。公式サポートの対象外のため、仕様変更により動作しなくなる可能性があります。大量リクエスト時はリクエスト間隔(--delay 2.0程度)を設定し、過負荷を避けることを推奨します。

Q. Bing Webmaster APIのキーワードデータはどの程度信頼できますか?

日本でのBing検索シェアは5〜10%程度のため、データ規模はGoogleより小さくなります。ただし「ある程度のボリュームがあるか否か」の判断には十分使えます。特にニッチなB2Bキーワードや長尾のロングテールKWでは、Ubersuggestがデータを返さないケースでもBingがデータを提供することがあります。

Q. 大量キーワードを処理するときのレート制限対策は?

Ubersuggestの場合、リクエスト間隔を1〜2秒設定することで安定して動作します。--delay 2.0 オプションを使うか、バッチ処理ではバッチ間に10〜30秒のスリープを入れると安全です。Bing Webmaster APIは比較的レート制限が緩やかですが、同様に連続リクエストは避けることを推奨します。

まとめ

Claude CodeにUbersuggest APIとBing Webmaster APIを連携させることで、SEOキーワード選定の自動化が実現します。本記事で紹介した実例の成果をまとめると次のとおりです。

  • 調査規模: 1セッションで110件のキーワードを一括処理
  • 新規KW発掘: 38件の未着手記事テーマを特定
  • 継続運用: cronジョブと連携し、発掘したKWの自動執筆ループを構築
  • セキュリティ: APIキーをmacOS Keychainで管理し、コードに秘密情報を含めない

まず始めるなら、Bing Webmaster Toolsへのサインアップ(無料)とAPIキー取得がおすすめです。Pythonが書けない方でも、Claude Codeに「このキーワードのボリュームを調べるスクリプトを作って」と指示するだけでスクリプト作成から実行まで自動化できます。

Claude Codeで業務自動化を始めたい方へ

株式会社Nexaでは、Claude Codeを活用したSEO自動化・業務効率化の個別指導を提供しています。「APIの連携方法がわからない」「自社のキーワードリストに適用したい」という段階からご支援いたします。非エンジニアの方でも、3ヶ月で業務自動化の仕組みを構築できるプログラムです。

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この記事の監修者

川島陸

株式会社Nexa 代表取締役

川島 陸

一橋大学経済学部卒業後、フォーティエンスコンサルティング株式会社(旧 株式会社クニエ)にて法人向けAI導入支援等を経験。独立後、AI系メディア運営やDify/n8nの導入支援を経て、株式会社Nexaを創業。法人向けAI研修・AI導入支援・AI関連メディア運営を手掛ける。

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