Claude CodeとGoogle Drive CLIを組み合わせれば、ファイルアップロード・フォルダ作成・共有設定をコマンド一発で自動化できます。
- 要点1: gogcliまたはgwsで
gog drive uploadコマンドを実行するだけでローカルファイルをDriveへ転送可能 - 要点2: 認証は初回のOAuth設定のみで、以降は完全に自動化できる
- 要点3: あるサービスでは講義録画92ファイルの手動整理を自動化し、カテゴリ別Driveフォルダへの格納を数十分で完了
対象: Google Driveのファイル管理を自動化したい経営者・DX推進担当者・エンジニア
今日やること: gogcliをインストールし、gog drive lsでDriveのファイル一覧を取得してみる
この記事の目次
Claude CodeとGoogle Drive CLIを組み合わせることで、ファイルアップロード・フォルダ作成・共有設定をコマンド一発で自動化できます。
「録画ファイルを毎回手動でDriveに整理している」「大量のドキュメントをカテゴリ別に仕分けるのに工数がかかっている」——こうした課題は、Claude CodeとGoogle Drive CLIの連携で解決できます。
この記事では、実際に92ファイルを5つのカテゴリフォルダに自動格納した事例をもとに、認証設定からコマンド実行まで具体的な手順を解説します。
Claude CodeとGoogle Driveを連携するメリット
Claude CodeからGoogle Driveを操作することで、ファイル管理の手作業をほぼゼロにできます。単純なアップロードだけでなく、「ファイルを探す→カテゴリを判断する→適切なフォルダへ移動する」という一連の判断作業まで、自然言語の指示で実行できます。
ファイル管理の課題と自動化のニーズ
企業でGoogle Driveを活用している場合、以下のような課題が発生しがちです。
| 課題 | 発生頻度 | 自動化前の工数 |
|---|---|---|
| 会議録画・セミナー動画のDrive格納 | 週次〜日次 | 1件あたり5〜10分 |
| 完成ドキュメントのプロジェクトフォルダへの整理 | 随時 | 20〜30分/週 |
| 外部共有リンクの生成・共有 | 随時 | 1件あたり2〜3分 |
| バックアップの定期実行 | 日次 | 設定後は手動管理が発生 |
これらの作業を Claude Code + Google Drive CLI で自動化することで、繰り返し作業から解放されます。
Claude Code連携で実現できること
Claude CodeとGoogle Drive CLIを組み合わせると、以下の3つのユースケースで大きな効率化を実現できます。
- ファイルの自動整理: ローカルにある大量のファイルをカテゴリ別にDriveへ格納
- 録画の自動アップロード: 会議・セミナー終了後に録画ファイルを指定フォルダへ自動転送
- プロジェクト管理の効率化: 成果物・納品物を自動でフォルダに仕分け、共有リンクを生成
なお、Google公式のCLIツール「gws(Google Workspace CLI)」は2026年3月5日にリリースされ、1週間で10,000以上のGitHub Starsを獲得しました。AI活用との組み合わせで注目度が急上昇しています。
Google Drive CLIツールの選択:gogcliとgwsの使い分け
Google Driveを CLIから操作するツールとして、現在主に2つの選択肢があります。それぞれの特徴を理解し、用途に応じて使い分けることが重要です。
gogcliとは — Google Workspaceを一括管理するCLI
gogcli(コマンド名: gog)は、Google Workspaceの主要サービスをシンプルなCLI構文で操作できるツールです。
# インストール# /Users/{username}/.local/bin/gog として配置される# 基本構文gog {service} {command} [オプション]# 例gog drive upload file.pdf --parent="フォルダID"gog drive ls --parent="フォルダID"gog drive share fileId --role=reader
Claude Codeとの相性が特に良く、自然言語の指示から適切なコマンドに変換してそのまま実行できます。対応サービスは Gmail、Calendar、Drive、Sheets、Contacts、Tasks、Docs など10以上です。
gws(Google Workspace CLI)とは — Google公式の新CLI
gwsはGoogleが2026年3月5日に公式リリースしたCLIツールです。Google Discovery Serviceから動的に構築されており、Drive、Gmail、Calendar、Sheetsを含む21サービスに対応しています。
# 基本構文(JSON形式のパラメータ)gws {service} {resource} {method} --params '{}'# 例gws drive files list --params '{"q": "name contains \"report\""}'gws drive files create --params '{"name": "MyFolder", "mimeType": "..."}'
MCP(Model Context Protocol)サーバーも内蔵しており、Claude DesktopなどのMCP対応クライアントから直接利用できます。
Drive操作でどちらを選ぶべきか
| 比較軸 | gogcli | gws |
|---|---|---|
| コマンドの簡潔さ | ◎(直感的な構文) | △(JSON指定が必要) |
| Claude Codeとの連携 | ◎(スキルファイルが整備済み) | ○(MCP連携可能) |
| 対応サービス数 | ○(10サービス) | ◎(21サービス) |
| 公式サポート | △(サードパーティ) | ◎(Google公式) |
| 導入のしやすさ | ◎(OAuth認証のみ) | ○(client_secret設定が必要) |
結論: Drive操作を中心に Claude Code と連携する場合は gogcli が最もシンプルです。すでにgwsを導入済みであれば、gwsのDriveコマンドでも同等の操作が可能です。
\ Claude Codeの導入、何から始めればいいかわかります /
法人向けClaude Code個別指導の無料相談はこちら事前準備:インストールと認証設定
gogcliのインストール(macOS)
gogcliはnpmでインストールできます。
npm install -g gogcli# インストール確認which gog# → /Users/{username}/.local/bin/gog
インストール後、利用可能なサービスを確認します。
gog --help
Google DriveのOAuth認証手順
Drive操作には OAuth 認証が必要です。以下のコマンドでブラウザが開き、Googleアカウントへの認証許可を行います。
/Users/{username}/.local/bin/gog auth add {your-email}@example.com --services drive
実行するとブラウザが起動し、Googleのアクセス許可画面が表示されます。「許可」をクリックすると認証が完了し、以降はコマンド実行時にアカウントを指定するだけでDriveを操作できます。
認証エラー(No auth for drive)の対処法
Drive操作時に以下のエラーが発生した場合は、認証が有効でないことを示します。
Exit code 4No auth for drive {email}.OAuth (browser flow): gog auth add {email} --services drive
対処法: 再度 gog auth add を実行してブラウザ認証を通し直します。長期間使用しない期間があると認証トークンが期限切れになることがあります。
gog auth add {your-email}@example.com --services drive
キーチェーンロックエラーの対処法
macOSのキーチェーンがロックされている環境(SSH経由のアクセスなど)では以下のエラーが出ることがあります。
keychain access: keychain is locked and no TTY available for password promptTo unlock manually, run: security unlock-keychain ~/Library/Keychains/login.keychain-db
対処法: macOSのターミナルで以下を実行し、ログインパスワードを入力してアンロックします。
security unlock-keychain ~/Library/Keychains/login.keychain-db
その後、改めて gog auth add コマンドを実行してください。
ポイントClaude Code(SSH経由実行)では対話的なパスワード入力ができないため、キーチェーンのアンロックだけはターミナルで手動実行が必要です。それ以外のDrive操作は完全に自動化できます。
Claude Codeを使って Google Drive との連携設定に迷った場合は、個別サポートをご利用いただけます。「認証設定でつまずいている」「自分のユースケースに合ったコマンドを知りたい」という段階からご支援します。
Drive操作の基本コマンド
認証が完了したら、実際のDrive操作コマンドを確認しましょう。以降の例では gog コマンドにアカウントを指定する形で記述します。
フォルダの作成(mkdir)
Driveに新しいフォルダを作成します。--parent で親フォルダのIDを指定できます。
# 親フォルダを指定してフォルダ作成gog drive mkdir "プロジェクト成果物" \ --parent="親フォルダのID" \ --account="your-email@example.com" \ --json# レスポンス例{ "folder": { "id": "1jJQVCKK2oQfpJiwoAn0MlS1q070D28kD", "name": "プロジェクト成果物", "webViewLink": "https://drive.google.com/drive/folders/..." }}
フォルダIDはレスポンスの id フィールドから取得します。次のステップで親フォルダとして指定する際に使用します。
ファイルのアップロード(upload)
ローカルファイルをDriveの指定フォルダへアップロードします。
# 単ファイルをアップロードgog drive upload "./report-2026-03.pdf" \ --parent="フォルダID" \ --account="your-email@example.com"# レスポンス例id 1yf_orCJtP386Dt1xeWMooE6OissjNKgvname report-2026-03.pdflink https://drive.google.com/file/d/.../view
複数ファイルをまとめてアップロードする場合は、ループで処理します。
# 指定ディレクトリのファイルを一括アップロードfor f in /path/to/folder/*; do gog drive upload "$f" \ --parent="フォルダID" \ --account="your-email@example.com"done
注意: フォルダ(ディレクトリ)はそのままアップロードできません。Driveに事前にフォルダを mkdir で作成し、ファイルをアップロードする手順が必要です。
ファイルの検索(search / ls)
Drive内のファイルを検索します。
# キーワードで検索gog drive search "2026年度報告書" \ --account="your-email@example.com" \ --json# 特定フォルダの内容を一覧表示gog drive ls \ --parent="フォルダID" \ --account="your-email@example.com" \ --json
共有設定(share)
ファイルやフォルダの共有設定を変更します。
# 特定ユーザーとファイルを共有(閲覧権限)gog drive share "ファイルID" \ --email="partner@example.com" \ --role=reader \ --account="your-email@example.com"# リンクを知っている全員に閲覧許可gog drive share "ファイルID" \ --role=reader \ --type=anyone \ --account="your-email@example.com"
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実際にClaude CodeとgogcliでGoogle Driveのファイル管理を自動化した事例を紹介します。
課題:大量ファイルの手動整理に工数が発生していた
あるオンライン教育サービスでは、公開済みの講義資料(PDF)が複数のカテゴリに渡って大量に蓄積されていました。それらをGoogleドライブの特定フォルダに整理して格納する作業が発生しましたが、92ファイルを手作業で一つずつアップロード・振り分けするのは非効率でした。
ファイルの内訳は以下のとおりです。
| カテゴリ | ファイル数 |
|---|---|
| Dify関連 | 47 |
| Claude Code関連 | 6 |
| n8n関連 | 14 |
| その他ツール | 9 |
| インタビュー | 16 |
| 合計 | 92 |
解決策:Claude Codeで5フォルダ作成 → ファイルアップロードを自動化
Claude Codeに「ローカルのpublished_92フォルダをGoogle DriveのXXXXフォルダに格納して」と自然言語で指示するだけで、以下の作業を一括実行しました。
- Drive上に5つのカテゴリフォルダを作成(
mkdirを5回実行) - 各ローカルカテゴリフォルダのファイルを対応するDriveフォルダへループアップロード
実際のClaude Codeへの指示は以下のようなシンプルな一文です。
「published_92の中のフォルダをhttps://drive.google.com/drive/folders/XXXXX ここに格納して」
この指示に対してClaude Codeが自動で実行した手順は以下のとおりです。
# Step 1: フォルダ作成(5回)gog drive mkdir "Dify" --parent="XXXX" --account="..." # → ID取得gog drive mkdir "claudecode" --parent="XXXX" --account="..." # → ID取得gog drive mkdir "n8n" --parent="XXXX" --account="..." # → ID取得gog drive mkdir "その他" --parent="XXXX" --account="..." # → ID取得gog drive mkdir "インタビュー" --parent="XXXX" --account="..." # → ID取得# Step 2: 各フォルダへファイルアップロード(ループ実行)cd /path/to/published_92/Difyfor f in *; do gog drive upload "$f" --parent="DifyフォルダID" --account="..."done# 以降、5カテゴリを同様に処理
結果:92ファイルの整理が短時間で完了
従来は1ファイルずつ手動でドラッグ&ドロップしていた作業が、Claude Codeへの一声指示で完了しました。92ファイルの格納にかかった実際の時間は数十分程度で、途中で発生した認証エラーもClaude Codeが自動で対処しました。
応用:ファイル管理の自動化パターン
Drive操作の基礎を習得したら、業務の実情に合わせた自動化パターンを構築できます。
パターン1:録画ファイルの会議後自動格納
Web会議ツールで録画されたファイルが特定のローカルフォルダに保存される仕様であれば、cronジョブと組み合わせて会議終了後に自動でDriveへ転送できます。
# cronジョブの設定例(毎日21:00に実行)0 21 * * * /Users/{username}/.local/bin/gog drive upload \ /path/to/recordings/*.mp4 \ --parent="会議録画フォルダID" \ --account="your-email@example.com"
新しい録画ファイルが追加されていれば自動的にDriveへアップロードされ、翌朝には整理が完了した状態になります。
パターン2:プロジェクト成果物のフォルダ整理
プロジェクトの進行に応じて、成果物を適切なフォルダへ自動振り分けするルールをClaude Codeに設定できます。
例えば「_final が付いたファイルは納品物フォルダへ、_draft が付いたファイルは作業中フォルダへ」というルールを自然言語で指示するだけです。
パターン3:定期バックアップの自動化(cron連携)
重要なローカルフォルダを定期的にDriveへバックアップするcronジョブを設定できます。
# 週次バックアップ(毎週月曜03:00)0 3 * * 1 for f in /Users/{username}/important-docs/*; do /Users/{username}/.local/bin/gog drive upload "$f" \ --parent="バックアップフォルダID" \ --account="your-email@example.com"done
Claude Codeのcron機能と組み合わせれば、スケジュール設定から実行結果のSlack通知まで一連の自動化が実現します。
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Q. gogcliのDrive認証が通らない場合はどうすればいいですか?
まず gog auth status で認証状態を確認し、No auth for drive が表示された場合は gog auth add {email} --services drive を実行してブラウザ認証をやり直してください。macOSのキーチェーンロックが原因の場合は、先に security unlock-keychain ~/Library/Keychains/login.keychain-db でアンロックしてから再認証します。
Q. フォルダ単位でファイルをまとめてアップロードする方法は?
gogcliの upload コマンドはディレクトリのアップロードには対応していません。Driveに mkdir でフォルダを作成してから、for ループで各ファイルをアップロードするのが現在の推奨方法です。Claude Codeに指示すれば自動でこの手順を実行してもらえます。
Q. ファイルの共有設定をClaude Codeから変更できますか?
可能です。gog drive share コマンドでファイルIDと共有先メールアドレス(または anyone)を指定することで、閲覧・編集の権限を設定できます。「クライアントAにXXXXファイルを共有して」と自然言語で指示するだけでも実行できます。
Q. macOS以外(Windows・Linux)でも使えますか?
gogcliはnpmパッケージのためNode.jsが動作する環境(Windows・Linux・macOS)でインストールできます。ただし、macOSのキーチェーン連携機能はmacOS固有のため、他OSでは認証情報の保存方式が異なります。gws(Google公式CLI)もNode.jsベースのため同様です。
まとめ
Claude CodeとGoogle Drive CLIを組み合わせると、ファイルアップロード・フォルダ作成・共有設定という日常的なDrive操作をすべて自動化できます。
この記事のポイントを整理します。
- ツール選択: Drive操作にはgogcliが最もシンプル。コマンド構文が直感的でClaude Codeとの連携も整備済み
- 認証設定: 初回の
gog auth addのみブラウザ操作が必要。以降は自動化できる - 基本コマンド: mkdir(フォルダ作成)→ upload(ファイル転送)→ search/ls(確認)→ share(共有設定)の4つが基本
- 実践事例: 92ファイルの一括格納をClaude Codeへの一声指示で実現
- 応用パターン: 録画自動格納・成果物仕分け・定期バックアップなど業務に合わせて拡張可能
まずは gog drive ls でDriveのファイル一覧を取得することから始めてみてください。そこから Claude Code への指示で徐々に自動化の範囲を広げていくのが、最もスムーズな始め方です。
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