GA4でAI流入元(ChatGPT・Perplexity・Claude)を分析する方法|Claude Code自動化付き

GA4 AI流入分析のイメージ画像

GA4でChatGPT・Perplexity・ClaudeなどのAI流入は「参照元/メディア」レポートで可視化でき、Python自動化も可能です。

  • 要点1: ChatGPT流入は「chatgpt.com / referral」として計測。主要AI 6サービスのドメインを押さえれば一括確認できる
  • 要点2: Google AI OverviewからのクリックはGA4では「direct」に計上されるため、Search Consoleとの併用が必要
  • 要点3: カスタムチャネルグループとClaude CodeのPython自動化で、AI流入を定期レポート化できる

対象: GA4でAI経由の流入を計測・管理したいDX推進担当者・Webマーケター

今日やること: GA4の「トラフィック獲得」レポートを開き、参照元/メディアで「chatgpt」を検索して流入数を確認する

この記事の著者
川島陸

株式会社Nexa 代表取締役川島 陸

一橋大学経済学部卒業後、フォーティエンスコンサルティング株式会社(旧 株式会社クニエ)にて法人向けAI導入支援等を経験。独立後、AI系メディア運営やDify/n8nの導入支援を経て、株式会社Nexaを創業。法人向けAI研修・AI導入支援・AI関連メディア運営を手掛ける。

GA4でChatGPT・Perplexity・ClaudeなどのAIからの流入を正確に計測し、自動レポート化できます。

「検索順位は上がっているのに、どこからアクセスが来ているのかわからない」「AI経由の流入があるはずだが、GA4のどこを見ればいいかわからない」——こうした声は、2026年現在、多くのWebマーケターから聞かれます。

この記事では、GA4でAI流入元を可視化する基本手順から、カスタムチャネルグループの設定、Claude CodeによるPython自動化まで、実際に試みた手順と遭遇した課題を含めて解説します。

なぜ今、AI流入の計測が重要なのか

2026年のWebトラフィックにおいて、AIチャットボットからの流入は無視できない規模になりつつあります。まず現状のデータを確認しましょう。

2026年のAI流入動向——急拡大する新たなチャネル

インティメート・マージャーの2026年1月調査によると、日本におけるAIサービスの利用シェアはChatGPTが64.5%で首位を維持しつつも、Geminiが21.5%まで成長。PerplexityとClaudeがそれぞれ2.0%のシェアを持ちます。グローバルでは、AI経由のWebトラフィックが前年比357%増加したという報告もあります。

重要なのは、AI流入はオーガニック検索流入と性質が異なる点です。AI検索経由の訪問者は平均4ページを閲覧し、B2B SaaS製品においては従来のオーガニック検索訪問者と比較してより高いエンゲージメント率を示すという調査結果も出ています。

ChatGPT・Perplexity・Claudeのシェアと流入特性

AIサービス 参照元ドメイン 特徴
ChatGPT chatgpt.com 最大シェア。クリック率はやや低いがリーチは最大
Gemini gemini.google.com 企業ユーザーが多く、検索連動型の流入あり
Perplexity perplexity.ai AI検索特化。クリック率が比較的高い
Claude claude.ai 文書作成・分析ユーザーが多い。まだ流入数は少ない
Copilot copilot.microsoft.com 企業のOffice環境からの流入が中心
Grok grok.x.ai X(Twitter)ユーザーが中心

実際にあるメディアサイト(ジャンル: 情報提供型コンテンツ)で過去90日間のAI流入を計測してみたところ、Copilotからの1セッションのみという結果でした。ChatGPT・Perplexity・Claude・Geminiからの流入はゼロでした。

これは特殊な事例ではなく、現時点では多くの中小規模サイトで同様の状況です。しかし、だからこそ「今から計測基盤を整えておくこと」が重要です。

GA4でAI流入を確認する基本手順

GA4でAI経由の流入を確認するのに特別な設定は不要です。GA4の標準レポートで今すぐ確認できます。

「トラフィック獲得」レポートを開く

  1. GA4の左メニューから「レポート」をクリック
  2. 「集客」→「トラフィック獲得」を選択
  3. 上部のディメンション選択で「セッションの参照元/メディア」を選択

このレポートには、全セッションの流入元がリストアップされています。

参照元/メディアフィルタでAIを絞り込む

表の右上にある「フィルタを追加」をクリックし、「セッションの参照元/メディア」に以下のドメインを入力します。

  • chatgpt.com / referral
  • perplexity.ai / referral
  • claude.ai / referral
  • gemini.google.com / referral
  • copilot.microsoft.com / referral

もしくは「検索」ボックスに「chatgpt」「perplexity」と入力して部分一致で絞り込む方法も有効です。

主要AIチャットボットのドメイン一覧

GA4での表示名(参照元)は以下の通りです。定期的に確認する際の参考にしてください。

サービス名 GA4上の参照元
ChatGPT chatgpt.com
Perplexity perplexity.ai
Claude claude.ai
Gemini gemini.google.com
Microsoft Copilot copilot.microsoft.com
Grok(xAI) grok.x.ai
Bing AI(統合) bing.com
You.com you.com

実務でのポイント流入が少ない時期でも、どのAIから来ているかを記録しておくことが重要です。6ヶ月後に比較データとして活用できます。

\ Claude Codeの導入、何から始めればいいかわかります /

法人向けClaude Code個別指導の無料相談はこちら

AI Overviewからの流入はGA4で計測できるか?

ここは多くの担当者が混乱しやすいポイントです。結論から言うと、Google AI OverviewからのクリックはGA4では正確に計測できません。

AI Overviewクリックは「direct」に計上される理由

Google AI Overview内のリンクをユーザーがクリックすると、その多くが「(direct) / (none)」としてGA4に計上されます。技術的な理由は、AI Overviewページからのリクエストでreferrerヘッダーが送信されない(もしくはno-referrerポリシーが適用される)ためです。

このため、GA4上のDirectトラフィックが増加している場合、AI Overview経由の流入が含まれている可能性があります。ただし、DirectにはブックマークやURLの直接入力も含まれるため、AI Overview流入だけを正確に切り出すことは困難です。

Google Search ConsoleでAI Overviewを確認する方法

AI Overview経由のインプレッション・クリック数を把握するには、Google Search Consoleを使います。

  1. Search Consoleで「検索パフォーマンス」を開く
  2. 「フィルタを追加」→「検索の見え方」→「AI Overview」を選択

この操作により、AI Overview内に表示された場合のインプレッション数とクリック数を確認できます。GA4との連携でより正確な分析ができます。

詳しいGSCの操作方法は「Google Search Consoleのデータ取得をClaude Codeで自動化」もあわせてご参照ください。

カスタムチャネルグループでAI流入を一括管理する

GA4のデフォルト設定では、AI経由の流入は「Referral」チャネルに混在します。定期的に分析するなら、専用のカスタムチャネルグループを作成しておくと便利です。

カスタムチャネルグループとは

GA4のカスタムチャネルグループは、流入元を独自のルールで分類する機能です。デフォルトでは「Organic Search」「Direct」「Referral」などに分類されますが、「AI Chatbot」という独自カテゴリを作成することで、AIからの流入を一目で把握できるようになります。

設定手順(ステップバイステップ)

  1. GA4の「管理」(左下の歯車アイコン)をクリック
  2. 「プロパティ設定」→「チャネルグループ」を選択
  3. 「新しいチャネルグループを作成」をクリック
  4. グループ名を「AI Chatbot」と入力
  5. 条件として「セッション参照元」を選択し、「正規表現に一致」で以下を入力:
chatgpt\.com|perplexity\.ai|claude\.ai|gemini\.google\.com|copilot\.microsoft\.com|grok\.x\.ai
  1. このAI Chatbotチャネルを「Referral」より上位に移動する(優先度の高い条件から評価されるため)
  2. 保存

設定後は、通常の「チャネルグループ」レポートでAI流入を独立したカテゴリとして確認できます。

正規表現でAIドメインを一括指定する

新しいAIサービスが登場するたびに設定を更新する手間を省くため、「ai」や「chat」を含むドメインを幅広くカバーする正規表現を使う方法もあります。

chatgpt|perplexity|claude\.ai|gemini\.google|copilot\.microsoft|you\.com|grok|poe\.com

ただし過度に広い正規表現は意図しない流入も含んでしまうため、主要サービスを明示的に指定する方が正確です。


Claude Codeの導入や活用方法について、個別にご相談いただけます。「GA4の自動化を自社でも試してみたい」「どの機能から使えばいいかわからない」という段階から対応しています。


\ 業務自動化のお悩み、プロが30分で整理します /

法人向けClaude Code個別指導の無料相談はこちら

Claude CodeでGA4のAI流入を自動取得・レポート化する

手動でGA4を確認するのは、月次・週次になると手間がかかります。Claude CodeとGA4 Data APIを使うことで、AI流入データを自動取得・レポート化できます。

必要な準備(サービスアカウント設定)

GA4 Data APIを使うには、Google Cloud Platform(GCP)でサービスアカウントを作成し、GA4プロパティの閲覧権限を付与する必要があります。

  1. GCPコンソールでプロジェクトを作成(または既存のものを使用)
  2. 「Google Analytics Data API」を有効化
  3. サービスアカウントを作成し、JSONキーをダウンロード
  4. GA4の「管理」→「プロパティのアクセス管理」でサービスアカウントのメールアドレスに「閲覧者」権限を付与

権限付与が完了していない状態でAPIを実行すると「403 Permission Denied」エラーが返ります。実際にあるメディアサイトで試みた際も、最初はこのエラーに遭遇しました。GAのプロパティ設定画面でサービスアカウントを追加する操作を忘れずに行ってください。

Pythonスクリプトの構成

以下のPythonスクリプトをClaude Codeで作成・実行することで、AI流入データを取得できます。

from google.analytics.data_v1beta import BetaAnalyticsDataClientfrom google.analytics.data_v1beta.types import (    RunReportRequest,    Dimension,    Metric,    FilterExpression,    Filter,    DateRange)import osimport json# サービスアカウントキーのパスを設定os.environ["GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS"] = "/path/to/service-account-key.json"# GA4プロパティIDPROPERTY_ID = "YOUR_PROPERTY_ID"# AI流入ドメインの正規表現AI_DOMAINS = "chatgpt|perplexity|claude\\.ai|gemini\\.google|copilot\\.microsoft|grok"def get_ai_traffic(days=90):    client = BetaAnalyticsDataClient()    request = RunReportRequest(        property=f"properties/{PROPERTY_ID}",        date_ranges=[DateRange(start_date=f"{days}daysAgo", end_date="today")],        dimensions=[            Dimension(name="sessionSource"),            Dimension(name="sessionMedium"),        ],        metrics=[            Metric(name="sessions"),            Metric(name="newUsers"),            Metric(name="engagementRate"),        ],        dimension_filter=FilterExpression(            filter=Filter(                field_name="sessionSource",                string_filter=Filter.StringFilter(                    match_type=Filter.StringFilter.MatchType.PARTIAL_REGEXP,                    value=AI_DOMAINS                )            )        )    )    response = client.run_report(request)    results = []    for row in response.rows:        results.append({            "source": row.dimension_values[0].value,            "medium": row.dimension_values[1].value,            "sessions": int(row.metric_values[0].value),            "new_users": int(row.metric_values[1].value),            "engagement_rate": float(row.metric_values[2].value)        })    return resultsif __name__ == "__main__":    results = get_ai_traffic(90)    if results:        for r in results:            print(f"{r['source']} / {r['medium']}: {r['sessions']}セッション (エンゲージ率: {r['engagement_rate']:.1%})")    else:        print("AI流入: 0セッション(過去90日間)")

cronで自動実行する設定

Claude Codeのcron機能を使えば、このスクリプトを週次・月次で自動実行し、Slackに通知することもできます。設定例は「GA4のデータをClaude Codeで取得してSEOレポートを自動生成」を参考にしてください。

あるメディアサイトで実際にこのスクリプトを90日間実行してみたところ、Copilotからの1セッションのみが計測されました。ChatGPT・Perplexity・Claude・Geminiからの流入はゼロでした。現時点ではAI流入が少ないサイトも多いですが、だからこそ今から計測基盤を整えることが重要です。増加した際にすぐ気づけるようになります。

AI流入が少ない場合に確認すべきこと

計測してみてAI流入がゼロだった場合、いくつかの観点から状況を確認しましょう。

そもそもAIに引用されているか確認する

ChatGPTやPerplexityで自サイトの記事テーマを検索し、自社コンテンツが参照されているかを確認します。AIに引用されていない場合、流入がゼロなのは当然です。

引用されていても流入がゼロの場合は、AIの回答内でリンクが張られていない可能性があります。現在のAIチャットボットの多くは、テキストで回答内容を示すのみで、クリック可能なリンクを必ずしも提供するわけではありません。

引用されてもクリックされにくい理由

AIチャットボットの利用者は「AIに質問して、AIの回答だけで満足する」ことが多い傾向があります。元のWebページに移動するのは、より詳細な情報が必要な場合や、出典を確認したい場合に限られます。このため、AIに引用されること自体は重要ですが、それが直接的なクリック流入に結びつくまでには時間がかかります。

AIOからの流入計測に関しては「AIOチェック — AI Overview時代のSEO記事最適化術」も参照してください。

AI流入を増やすための3つのアプローチ(GEO対策)

GEO(Generative Engine Optimization)と呼ばれる、AI検索エンジンへの最適化アプローチが注目されています。

1. 構造化されたコンテンツを作成する

AIは明確な見出し構造・箇条書き・表を持つコンテンツを引用しやすい傾向があります。h2/h3の階層を整備し、具体的なデータや数字を含む情報を提供しましょう。

2. 権威ある一次情報を含める

「〜と言われています」という表現ではなく、調査機関や公式ドキュメントを引用した具体的なデータを含めることで、AIに信頼できる情報源として認識されやすくなります。

3. 問答形式のコンテンツを充実させる

FAQセクションや「よくある質問」形式のコンテンツは、AIが「この質問に対する答え」を引用する際に選ばれやすい形式です。本記事でも「よくある質問」セクションを設けているのはこの理由です。

\ AI活用の「次の一手」を一緒に考えませんか /

法人向けClaude Code個別指導の無料相談はこちら

よくある質問

Q. GA4でChatGPTからの流入は確認できますか?

はい、確認できます。GA4の「レポート > 集客 > トラフィック獲得」を開き、参照元/メディアで「chatgpt.com」を検索することで確認できます。ChatGPT経由の流入は「chatgpt.com / referral」として計測されます。ただし、ChatGPTの回答内でリンクが張られた場合のみが計測対象です。

Q. AI Overviewからのアクセスはどこに計上されますか?

Google AI Overview内のリンクをクリックした場合、多くが「(direct) / (none)」としてGA4に計上されます。これはリファラー情報が送信されない技術的な仕組みによるものです。AI Overview経由のインプレッション・クリック数を確認するには、Google Search Consoleの「検索の見え方」フィルタで「AI Overview」を選択してください。

Q. AIからの流入を増やすにはどうすればいいですか?

GEO(Generative Engine Optimization)の観点から、構造化されたコンテンツ(見出し・表・箇条書き)、具体的な数値データ、FAQ形式のコンテンツを充実させることが有効とされています。また、AI検索エンジンで自社のターゲットキーワードを検索し、自社コンテンツが引用されているかを定期的に確認することも重要です。

Q. Claude CodeでGA4を自動分析するには何が必要ですか?

GCPでGoogle Analytics Data APIを有効化し、サービスアカウントを作成する必要があります。サービスアカウントのJSONキーをGA4プロパティの閲覧者として登録した後、PythonのGA4 Data APIクライアントライブラリ(google-analytics-dataパッケージ)で自動取得できます。Claude Codeがスクリプトの作成と実行環境の整備をサポートします。

まとめ

GA4でのAI流入分析において、押さえるべきポイントを整理します。

  • 基本確認: GA4「トラフィック獲得」レポートの参照元/メディアでchatgpt.com等を検索すれば、今すぐAI流入を確認できる
  • AI Overviewの注意点: Google AI OverviewからのクリックはGA4では「direct」に計上される。Search Consoleとの併用が必要
  • 効率化: カスタムチャネルグループを作成することで、AI流入を「Referral」と分離して一括管理できる
  • 自動化: Claude CodeとGA4 Data APIのPythonスクリプトで、AI流入を定期自動レポート化できる
  • 現状認識: 多くのサイトではまだAI流入はごく少数。だからこそ今から計測基盤を整えておくことが重要

AI経由の流入は今後ますます増加していくと予想されます。早い段階で計測・分析の仕組みを整えておくことで、チャネルが成長した際に的確に対応できます。

Claude Codeの導入・活用をサポートします

株式会社Nexaでは、Claude Codeを活用した業務自動化の個別指導・企業研修を提供しています。GA4の自動分析やSEO業務効率化など、非エンジニアの方でも3ヶ月で業務自動化を実現できるプログラムです。「何から始めればいいかわからない」という段階からご支援いたします。

法人向けClaude Code個別指導の無料相談はこちら|まずはお困りごとをプロに相談



関連記事

AIの力で、ビジネスを次のステージへ

まずはお気軽にご相談ください。貴社に最適なAI活用プランをご提案します。

Claude Codeのプロに無料相談 30秒で日程調整完了