Dify Cloudの料金は、Sandboxが無料、Professionalが月59ドル、Teamが月159ドル、Enterpriseが個別見積もりです。
- 年払い: Professionalは590ドル、Teamは1,590ドル。どちらも1ワークスペース単位です。
- 主な上限: Professionalは3メンバーと50アプリ、Teamは50メンバーと200アプリです。
- 総費用: Cloud利用料、生成AIモデル利用料、セルフホスト時のインフラと運用費に分けて考えます。
- Message Credits: 対象モデルの試用枠であり、自社APIキーの利用分はモデル提供事業者から別途請求されます。
この記事の目次
Difyの予算は、公式サイトに表示されたプラン料金だけでは決まりません。OpenAIやAnthropicなどのモデル利用料、セルフホストする場合のインフラ・保守費は別に整理する必要があります。
この記事では、Dify公式Pricingを2026年8月21日に確認した内容に基づき、Cloudの4プランとCommunityの費用を比較します。料金や仕様は変わる可能性があるため、契約時には公式サイトで最新情報を再確認してください。
Difyの仕組みから知りたい方は、Difyとは何かを解説した記事もご覧ください。
Difyの料金を一覧で比較
Dify Cloudには、Sandbox、Professional、Team、Enterpriseの4プランがあります。ProfessionalとTeamはユーザー単位ではなく、ワークスペース単位の課金です。
| プラン | 月払い | 年払い | メンバー | アプリ | Message Credits |
|---|---|---|---|---|---|
| Sandbox | 無料 | 無料 | 1人 | 5個 | 200の無料枠 |
| Professional | 59ドル/ワークスペース/月 | 590ドル/ワークスペース/年 | 3人 | 50個 | 月5,000 |
| Team | 159ドル/ワークスペース/月 | 1,590ドル/ワークスペース/年 | 50人 | 200個 | 月10,000 |
| Enterprise | 個別見積もり | 個別見積もり | 個別 | 個別 | 個別 |
公式ページでは、ProfessionalとTeamの年払いを「17%節約」と案内しています。ただし、年払いは年間分を前提とする料金表示です。請求時期、更新、解約、返金、税の扱いは、申込画面と利用規約で確認してください。
容量とリクエスト上限
| プラン | Knowledge文書 | ストレージ | Knowledge request | Trigger Events |
|---|---|---|---|---|
| Sandbox | 50件 | 50MB | 毎分10回 | 月3,000回 |
| Professional | 500件 | 5GB | 毎分100回 | 月20,000回 |
| Team | 1,000件 | 20GB | 毎分1,000回 | 無制限 |
| Enterprise | 個別 | 個別 | 個別 | 個別 |
SandboxのDify API rate limitは月5,000回です。公式PricingではProfessionalとTeamを「No Dify API Rate Limit」としていますが、モデル提供事業者や接続先サービスの制限までなくなるわけではありません。
Enterpriseは個別見積もりです。複数ワークスペースの管理、SSO、セキュリティ、サポートなどの要件がある企業は、必要な機能、利用規模、データの扱いを提示して見積もりと契約条件を確認します。
Difyの無料版は2種類ある
無料で始める選択肢には、Dify管理のCloudを使うSandboxと、自社環境で運用するCommunityがあります。「プラン価格が無料」と「運用費がゼロ」は同じではありません。
Sandboxは構築不要の無料プラン
Sandboxは、1人で5アプリまで作成できるCloudプランです。Knowledge文書は50件、ストレージは50MBで、画面操作や小規模な概念実証に向きます。
一方、共同編集やデータ量には上限があります。本番利用の判断では、メンバー数、文書量、実行回数に加え、情報管理、可用性、サポートの要件も確認してください。
Communityは自社で構築・運用する
Communityは、Difyのコードを自社で用意した環境に展開する選択肢です。導入方法は公式GitHubとDocker向けREADMEで公開されています。
Difyのプラン料金が無料でも、サーバー、データベース、ストレージ、監視、バックアップ、更新、障害対応には費用や社内工数がかかります。外部の生成AIモデルを使えば、その利用料も必要です。
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法人様のAI導入に関するご相談はこちらProfessionalとTeamの違い
選定の中心は、月100ドルの差だけでなく、共同作業する人数と運用規模です。
| 比較項目 | Professional | Team |
|---|---|---|
| 月払い | 59ドル | 159ドル |
| 年払い | 590ドル | 1,590ドル |
| メンバー | 3人 | 50人 |
| アプリ | 50個 | 200個 |
| Knowledge文書 | 500件 | 1,000件 |
| ストレージ | 5GB | 20GB |
| Knowledge request | 毎分100回 | 毎分1,000回 |
| Message Credits | 月5,000 | 月10,000 |
Professionalは、3人以内の担当者が50アプリ・5GBの範囲で運用する場合の候補です。Teamは、4人以上で共同管理する場合や、複数部署で多数のアプリを扱う場合の候補になります。アプリのエンドユーザーと、ワークスペースに参加して編集・管理するメンバーは分けて数えましょう。
なお、Teamに変更しても、BYOKで使うモデルAPI料金が定額になるわけではありません。
Difyのプラン選定や概念実証の設計を整理したい場合は、NexaのAI導入相談をご利用ください。
Dify料金とは別にモデルAPI費用を考える
Message Creditsはモデルの試用枠
公式Pricingによると、Message CreditsはOpenAI、Anthropic、Gemini、xAI、DeepSeek、Tongyiなどの対象モデルを試すための枠です。モデルによって消費量が異なるため、1回の会話が常に1クレジットとは限りません。
Sandboxには200の無料枠、Professionalには月5,000、Teamには月10,000が設定されています。公式案内では、枠を使い切った後に自分のAPIキーへ切り替えられます。Message Creditsは初期検証には便利ですが、将来のモデル利用料を保証する定額プランではありません。
BYOKの利用分はモデル事業者から請求される
自社で取得したAPIキーをDifyに設定する方式は、一般にBYOKと呼ばれます。この利用分はDify Cloud料金とは別に、モデル提供事業者との契約に基づいて請求されます。
料金は、モデル、入力・出力トークン数、キャッシュなどで変わります。各社の最新料金表を確認し、次の手順で試算してください。
- アプリ1回あたりの平均入力・出力トークン数を実測する
- 月間実行回数を掛け、通常時と繁忙時を分けて見積もる
- 提供事業者側で利用上限や請求アラートを設定する
- Difyの実行ログと請求額を定期的に照合する
ChatGPT PlusなどのチャットサービスとOpenAI APIは別のサービスです。チャットサービスの月額契約だけで、DifyからOpenAI APIを無制限に使えるわけではありません。詳しくはOpenAI APIの料金と運用方法も参考にしてください。
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法人様のAI導入に関するご相談はこちらセルフホストの総費用
セルフホストはサーバー代だけでなく、構築と継続運用を含む総保有コストでCloudと比較します。
| 費用・作業 | Dify Cloud | Communityのセルフホスト |
|---|---|---|
| Dify環境 | プラン料金に応じて提供 | プラン料金は無料 |
| サーバー、DB、ストレージ | サービス範囲内でDify側が管理 | 利用者が用意・管理 |
| 監視、バックアップ | サービス範囲内 | 利用者が設計・運用 |
| 更新、障害対応 | サービス範囲内 | 社内または委託先が対応 |
| モデル利用料 | Message Creditsまたは別途 | 原則として別途用意 |
| ライセンス | Cloudの契約条件を確認 | Dify Open Source Licenseを確認 |
既存の運用基盤と専門人材があり、データ管理やネットワークを自社要件に合わせたい企業では、セルフホストが候補になります。運用人員を確保できない場合は、Cloudの方が総費用を抑えやすいこともあります。
Dify Open Source Licenseの追加条件
Communityの利用前には、公式LICENSEの最新版を確認してください。Dify Open Source LicenseはApache License 2.0を基礎としつつ、追加条件を定めています。
公式LICENSEには、Difyの書面による許可なくDifyのソースコードを使ってマルチテナント環境を運営する場合、商用ライセンスが必要である旨が記載されています。また、Difyのフロントエンドを使う場合、コンソールまたはアプリに表示されるロゴや著作権表示を削除・変更できないという条件があります。
商用利用が一律禁止されているわけではありません。ただし、自社内利用か外部提供か、複数テナントを扱うかで確認事項が変わります。該当性に不明点があれば、原文を確認したうえでDifyまたは法務の専門家に相談してください。本記事は法的助言ではありません。
自社に合うDifyプランの選び方
| 利用段階 | 選択肢の目安 | 主な確認点 |
|---|---|---|
| 個人学習 | Sandbox | 5アプリと無料枠で足りるか |
| 概念実証 | Sandbox/Professional | 共同編集や実データ量が必要か |
| 少人数の本番運用 | Professional | 3人、50アプリ、5GBで足りるか |
| 部門横断 | Team | 50人、200アプリ、20GBで足りるか |
| 全社利用 | Team/Enterprise | SSO、統制、サポートが必要か |
| 自社管理環境 | Community/Enterprise | 運用体制とライセンス条件を満たすか |
選定前に、次の5点を確認します。
- ワークスペースの編集・管理に参加する人数
- 本番で運用するアプリ数、文書数、ストレージ量
- 月間実行回数とピーク時のリクエスト数
- SSO、監査、権限、サポート、データ管理の要件
- セルフホストの場合は更新・脆弱性対応・障害復旧を続ける体制
概念実証では、回答品質だけでなく、処理時間、1回あたりのトークン量、人による修正工数を記録します。その実測値から、Cloud料金、モデル利用料、運用人件費を分けて予算化すると比較しやすくなります。
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法人様のAI導入に関するご相談はこちらDifyの料金に関するよくある質問
Q. Difyは無料で使えますか?
Dify Cloudには無料のSandboxがあります。Communityもプラン料金は無料ですが、セルフホストに必要なインフラ、保守、モデル利用などの費用は利用者負担です。
Q. Difyの料金にOpenAIなどのAPI料金は含まれますか?
対象モデルを試せるMessage Creditsは各プランに設定されています。一方、自社のAPIキーを接続した利用分は、モデル提供事業者から別途請求されます。両者を分けて管理してください。
Q. ProfessionalとTeamの違いは何ですか?
主な違いは上限です。Professionalは3メンバー・50アプリで月59ドル、Teamは50メンバー・200アプリで月159ドルです。どちらも1ワークスペース単位の料金です。
Q. Teamは何人まで使えますか?
2026年8月21日に確認した公式Pricingでは50メンバーまでです。作成できるアプリは200個で、料金は月159ドルまたは年1,590ドルです。
Q. セルフホスト版は本当に無料ですか?
Communityのプラン料金は無料ですが、サーバー、データベース、監視、バックアップ、更新、障害対応、モデル利用には費用や工数が発生します。Cloudとの比較には総保有コストを使います。
Q. Difyは商用利用できますか?
商用利用が一律禁止されているわけではありませんが、Dify Open Source Licenseの追加条件が適用されます。特にマルチテナント運営とフロントエンドの表示に関する条件を、提供形態に照らして確認してください。
まとめ
Dify Cloudは、Sandboxが無料、Professionalが1ワークスペースあたり月59ドルまたは年590ドル、Teamが月159ドルまたは年1,590ドル、Enterpriseが個別見積もりです。Teamの上限は50メンバー・200アプリです。
予算は、Cloudの利用料、生成AIモデルの利用料、セルフホスト時のインフラ・運用費に分けてください。契約前には最新の公式料金、利用規約、ライセンス、税や更新条件も確認しましょう。
Difyを含むAI導入の費用対効果や運用設計を整理したい企業は、NexaのAI導入相談をご利用ください。
参考情報
いずれも2026年8月21日に確認しました。


